通関士の難易度・偏差値!他資格と徹底比較
通関士試験は超難関のイメージを持っている人は少ないと思いますが、簡単に合格することができる試験ではありません。
通関士は受験者数は6,000人程度で多い訳ではありませんので、実際の難易度は難しいの?易しいの?の情報はベールに包まれているところがあります。
今回は実際に合格した受験者の勉強時間・学習期間、過去の合格率推移などから他の資格と徹底比較して、難易度を紹介します。
通関士の難易度・偏差値ランク
難易度:Cランク(偏差値54)
Cランクレベルの国家資格は誰でも合格できる訳ではなく、努力+勉強テクニックが合格するために重要になります。
通関士の難易度はCランク・偏差値54と判定しました。その根拠である勉強時間、合格率、受験者レベルなどを後程検証していきますので、最後までご覧くださいませ。
通関士の難易度を他資格と比較
Bランクの資格は偏差値56~60になります。
Cランクの資格は偏差値51~55になります。
60 | 土地家屋調査士/一級建築士 |
---|---|
59 | 中小企業診断士/気象大学 |
58 | 市役所職員上級/自衛隊幹部候補生/国税専門官/財務専門官 |
57 | 社会保険労務士/教員採用試験/航空保安大学 |
56 | 行政書士/二級建築士/測量士補 |
55 | 看護師/高卒国家公務員/日商簿記1級/マンション管理士 |
54 | 准看護師/通関士/宅建士/高卒都道府県庁職員/FP1級 |
53 | 日商簿記2級/保育士 |
52 | 日商簿記3級/FP2級 |
51 | 貿易実務検定/FP3級/日商簿記4級 |
通関士と同様程度の難易度の資格は宅建士、FP1級などです。
少し難しいのが行政書士、マンション管理士、日商簿記1級。
少し簡単なのが日商簿記2級、保育士などですね。
通関士の合格までの勉強時間/勉強期間
合格者の平均受験回数
1.5回程度
通関士試験は1回目又は2回目の受験者の合格率が高い傾向があります。
一般的に何度も受験する方が試験傾向を掴むことができますし、勉強時間も確保することができるので有利と考えると思います。
但し、実際には受験回数が多い人ほど合格率が高い訳ではありません。
合格者するまでの勉強時間/期間の目安
勉強時間:350時間(6ヶ月程度)
※予備校を利用した場合の勉強時間の目安です。
※独学の場合は1.5倍~2倍程度である500時間~700時間が目安になります。
出典:フォーサイト
フォーサイト公式サイトの記載によると基礎知識200時間+問題演習150時間が学習の内訳になります。
通関士の受験者の大半は社会人ですので、平日の1日の学習時間は1~2時間程度、休日の1日の学習時間は4時間以上というケースが多いのが特長的になります。
1日平均2時間の勉強時間と考えると1ヶ月で60時間、概ね6ヶ月程度で合格される方が多いのが特長的になります。
350時間前後の学習で合格されている方が多いので、1日10時間以上勉強することができれば1ヶ月程度の短期合格することも可能です。逆に毎日残業で忙しい方は2年以上かかるケースもあります。
通関士試験に合格するためには1日〇時間、1週間〇〇時間、1ヶ月〇〇時間など学習計画が非常に重要になります。
通関士の受験者・合格者・合格率推移
年度 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
---|---|---|---|
平成30年 | 6,218人 | 905人 | 14.6% |
平成29年 | 6,535人 | 1,392人 | 21.3% |
平成28年 | 6,997人 | 688人 | 9.8% |
平成27年 | 7,578人 | 764人 | 10.1% |
平成26年 | 7,692人 | 1,013人 | 13.2% |
平成25年 | 8,734人 | 1,021人 | 11.7% |
平成24年 | 8,972人 | 769人 | 8.6% |
平成23年 | 9,131人 | 901人 | 9.9% |
平成22年 | 9,490人 | 929人 | 9.8% |
平成21年 | 10,367人 | 807人 | 7.8% |
平成20年 | 10,390人 | 1,847人 | 17.8% |
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