【2020年】名古屋市役所採用の難易度・偏差値を判定

【2020年】名古屋市役所採用の難易度・就職偏差値を判定

愛知県の県庁所在、16の行政区で構成されている名古屋市は、中部地方における行政・経済・文化の中枢で、東日本と西日本を結ぶ交通の要所になります。そこで、公務員を目指すにあたり、名古屋市役所を受験希望としている人もいることでしょう。

 

試験は第1類(大学卒業程度・22~30歳)、第2類(高校卒業程度・18~21歳)、職務経験者採用試験、障害者を対象とした採用選考があり、それぞれ区分による採用試験が行われます。

 

ここでは、名古屋市役所の試験区分別の難易度、偏差値、倍率を検証!事務職、技術職、公安職合格を目指す人は参考にして下さい。また、国家公務員、他の地方上級、初級公務員との比較としてもご覧下さいね。

 

名古屋市役所採用試験の難易度・偏差値

 

第1類 事務(行政一般・法律・経済・社会福祉)

 

Aランク/偏差値65~67

 

試験勉強時間/期間

 

1000時間 / 1年間

 

地方公務員のなかでも政令都市は人気が高いため、名古屋市役所の採用試験は、人気に比例して難易度、偏差値が高くなります。一般的に大卒程度公務員試験に必要な勉強時間は1000~1500時間と言われています。行政一般は1000時間ほどの試験勉強で合格ラインに達することが期待できます。ただ、法律、経済試験区分は、それ以上に取り組む必要があります。

 

いずれにしろ、倍率が高いので最終合格に備えるためには、筆記テストでしっかりと点数を取る必要があり、余裕をもって対策することをおすすめします。

 

第1類 技術(土木・建築・機械・電気・応用化学・造園)

 

Bランク/偏差値60

 

試験勉強時間/期間

 

800時間 / 1年間

 

大学で学んだ理系の専門知識をそのまま仕事で活かせるのが技術職公務員です。採用試験は様々な区分に分けて実施されますが、教養試験は行政一般と共通の問題を解くことになります。専門試験は、大学で専攻した分野に関する内容が出題されますので、それ程試験勉強に費やす必要はないと思われます。

 

第1類消防

 

Cランク/偏差値52

 

試験勉強時間/期間

 

500~800時間 / 6ヵ月~1年間

 

消防の採用試験では、一次試験で教養筆記試験が行われます。個々の学力にもよりますが、独学なら1年間、予備校等であれば半年間集中して勉強すれば、一次試験突破が期待できます。あとは、体力テスト、面接に備えて準備すれば良いでしょう。

 

第2類事務(行政一般)

 

Cランク/偏差値50

 

試験勉強時間/期間

 

400~500時間 / 6ヵ月~10ヵ月

 

高校現役で合格する場合、2年生の秋頃から勉強を始め、翌年9月の試験に備えるべきです。また、高校卒業して公務員専門学校や予備校の場合は、短期集中して勉強できるので半年間で合格できるレベルに達すことが期待できます。

 

第2類技術(土木、建築、機械、電気)

 

Cランク/偏差値46

 

試験勉強時間/期間

 

400時間 / 6ヵ月

 

技術系の場合は出題分野が対象となる区分の専門領域に限定されるうえ、難易度レベルとしても高校での学習内容で対応できることも多く、試験勉強の負担が比較的少なく済みます。また、倍率が低いので、一般行政や消防、学校事務よりも受かりやすくなっています。

 

第2類消防

 

Cランク/偏差値48

 

試験勉強時間/期間

 

400~500時間 / 6ヵ月~10ヵ月

 

消防士は高校生から比較的人気があり、名古屋市消防は毎年、倍率が高いのが特徴です。そのため高卒現役合格は近年少ないのが現状です。そこで、教養試験自体は高校卒程度の内容でそれほど難しくはありませんが、高得点をとっておくことが最終合格につながります。

 

名古屋市公務員が目指せる大学

 

金城学院大学、愛知学院大学、同朋大学、名城大学、名古屋学院大学、名古屋文理大学短期大学部、南山大学、東京福祉大学、中京大学、名古屋商科大学、愛知大学、星城大学、愛知淑徳大学、大同大学、名古屋市立大学、他

 

名古屋市役所職員の出身は、大学のランクで言うと約半数がC・Dランク以下の大学で、Fランクでも少なからず合格している人もいます。残りの半数弱がMARCHや関関同立、地方の国立大学などのBランクになります。また、早稲田・慶応などのAランク、東大・京大のSランクは1%程度と思われます。

 

名古屋市採用試験区分別の受験者・合格者・倍率推移

 

第1類

 

試験区分

令和元年
受験者数/合格者/倍率

平成30年
受験者数/合格者/倍率

平成29年
受験者数/合格者/倍率

行政一般 713人・112人・6.4% 704人・87人・8.1% 857人・71人・12.1 %
法 律 264人・72人・3.7% 296人・75人・3.9% 284人・63人・4.5%
経 済 172人・62人・2.8% 126人・63人・2.0% 142人・51人・2.8%
社会福祉 82人・31人・2.6% 97人・38人・2.6% 116人・39人・3.0%
土 木 46人・23人・2.0% 57人・35人・1.6% 66人・25人・2.6%
建 築 19人・14人・1.4% 28人・18人・1.6% 23人・5人・4.6%
機 械 10人・5人・2.0% 13人・8人・1.6% 16人・2人・8.0%
電 気 35人・11人・3.2% 24人・11人・2.2% 30人・9人・3.3%
応用化学 21人・3人・7.0% 30人・7人・4.3% 30人・5人・6.0%
造 園 11人・7人・1.6% 20人・2人・10.0% 13人・5人・2.6%
学校事務 62人・3人・20,7% 134人・10人・13.4% 105人・16人・6.6%
消 防 285人・35人・8.1% 366人・36人・10.2% 441人・60人・7.4%

 

第2類

 

試験区分

令和元年
受験者数/合格者/倍率

平成30年
受験者数/合格者/倍率

平成29年
受験者数/合格者/倍率

行政一般 146人・12人・12.2% 178人・26人・6.8% 111人・18人・6.2%
土木 18人・6人・3.0% 9人・6人・1.5% 11人・4人・2.8%
建築 3人・3人・1.0% 2人・1人・2.0% 1人・1人・1.0%
機械 1人・1人・1.0% 採用なし 1人・1人・1.0%
電気 6人・1人・6.0% 採用なし 1人・1人・1.0%
学校事務 15人・3人・5.0% 14人・5人・2.8% 20人・2人・10%
消防 371人・59人・6.3% 360人・15人・24% 420人・50人・8.4%

 

政令都市は年収が高い上に都市部に位置するため、名古屋市役所は大卒、高卒程度に関わらず地方公務員のなかでも人気があります。特に一般行政は、過去3年間の平均がⅠ類(大卒程度)8.8%、Ⅱ類(高卒~短大卒程度)8.4%と高い倍率になります。また、学校事務においては、元々の採用人数が少ない割に受験者数が多く、Ⅱ類こそ5.9%ですがⅠ類は過去3年平均13.5%になります。

 

そして、体育系から人気の公務員である消防は、過去3年平均がⅠ類8.5%、Ⅱ類12.9%と一般行政よりも高い倍率になっています。そこで、技術系公務員は、それぞれの区分採用者数は少ないもの受験者数が少ないので合格しやすい試験区分になります。大学、高校で土木、電気、機械、建築など専攻していた学生は、名古屋市役所職員として働くチャンスがあります。

 

名古屋市役所区分別試験内容

 

Ⅰ類行政一般

 

試験科目 試験内容 配点
1次試験教養試験

(150分)

知識分野(人文科学、自然科学、社会科学《時事問題、名古屋に関する事項等を含む》):25問必須解答

知能分野(文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈):25問必須解答

600点
2次試験口述試験 個別面接① 600点
2次試験口述試験 個別面接②

※個別面接②対象者は、第 1 次試験及び個別面接①の得点を合計して決定

1,200点
2次試験論文試験

(60分)

与えられた課題についての記述式試験

※個別面接②対象者のみ採点の対象

600点

 

Ⅰ類法律・経済

 

試験科目 試験内容 配点
1次試験教養試験

(90分)

知識分野(社会科学《時事問題、名古屋に関する事項等を含む》):15問必須解答

知能分野(文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈):15問必須解答

210点
1次試験専門試験

(120分)

各試験区分に応じた専門的な知識をみる試験(択一式):40問必須解答 390点
2次試験口述試験 個別面接① 600点
2次試験口述試験 個別面接②

※個別面接②対象者は、第 1 次試験及び個別面接①の得点を合計して決定

1,200点
2次試験論文試験

(60分)

与えられた課題についての記述式試験

※個別面接②対象者のみ採点の対象

600点

 

Ⅰ類学校事務

 

試験科目 試験内容 配点
1次試験教養試験

(150分)

知識分野(人文科学、自然科学、社会科学《時事問題、名古屋に関する事項等を含む》):25問必須解答

知能分野(文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈):25問必須解答

600点
2次試験口述試験 個別面接 1,800点
2次試験論文試験

(60分)

与えられた課題についての記述式試験 600点

 

Ⅰ類社会福祉・土木・建築・機械・電気・応用化学・造園・衛生・獣医・管理栄養

 

試験科目 試験内容 配点
1次試験教養試験

(90分)

知識分野(社会科学《時事問題、名古屋に関する事項等を含む》):15問必須解答

知能分野(文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈):15問必須解答

210点
1次試験専門試験

(120分)

各試験区分に応じた専門的な知識をみる試験(択一式):40問必須解答 390点
2次試験口述試験 個別面接 1,800点
2次試験論文試験

(60分)

与えられた課題についての記述式試験 600点

 

Ⅰ類消防

 

試験科目 試験内容 配点
1次試験教養試験

(150分)

知識分野(人文科学、自然科学、社会科学《時事問題、名古屋に関する事項等を含む》):25問必須解答

知能分野(文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈):25問必須解答

600点
2次試験口述試験 個別面接①

個別面接② ※個別面接②対象者は、第 1 次試験及び個別面接①の得点を合計して決定

①600点

②900点

2次試験体力検査

(1日)

職務遂行に必要な基礎体力に関する検査6種目 600点
2次試験身体検査 職務遂行上必要な身体的条件及び健康度をみる検査

※各自医療機関等で受検

配点なし
2次試験論文試験

(60分)

与えられた課題についての記述式試験 300点

 

Ⅱ類行政一般・学校事務

 

試験科目 試験内容 配点
1次試験教養試験

(150分)

知識分野(人文科学、自然科学、社会科学《時事問題、名古屋に関する事項等を含む》):25問必須解答

知能分野(文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈):25問必須解答

600点
2次試験口述試験 個別面接 1,800点
2次試験作文試験

(60分)

与えられた課題についての記述式試験 600点

 

Ⅱ類土木・建築・機械・電気・司書

 

試験科目 試験内容 配点
1次試験教養試験

(90分)

知識分野(社会科学《時事問題、名古屋に関する事項等を含む》)及び知能分野(文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈):30問必須解答 210点
1次試験専門試験

(120分)

各試験区分に応じた専門的な知識をみる試験(択一式):40問必須解 390点
2次試験口述試験 個別面接 1,800点
2次試験作文試験

(60分)

与えられた課題についての記述式試験 600点

 

Ⅱ類消防

 

試験科目 試験内容 配点
1次試験教養試験

(150分)

知識分野(人文科学、自然科学、社会科学《時事問題、名古屋に関する事項等を含む》):25問必須解答

知能分野(文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈):25問必須解答

600点
2次試験口述試験 個別面接 1500点
2次試験体力検査

(1日)

職務遂行に必要な基礎体力に関する検査6種目 600点
2次試験身体検査 職務遂行上必要な身体的条件及び健康度をみる検査

※各自医療機関等で受検

配点なし
2次試験作文試験

(60分)

与えられた課題についての記述式試験 300点

 

名古屋市役所公務員試験対策

 

予備校などに通わず、地方公務員合格している人は一定数いますので、独学でも合格することはできます。ただ、地方上級、初級公務員のなかでも名古屋市役所は人気があり、毎年、高い倍率を誇っています。そのため、高得点を狙った筆記対策が必要です。

 

短期間で集中的に試験勉強するためには、公務員専門の学校、予備校を利用することが必然的と言えるでしょう。試験までのスケジュールはもちろん、効率的に合格力が身につくよう組まれたカリキュラム、教材が魅力です。また、1次試験対策だけでなく、論文や作文、面接対策も含まれていますので、最終合格するための実力を身につけることができます。

 

そして、通学、通信タイプなどライフスタイルに合わせて選ぶことができるので、高校生や大学生、社会人、フリーターなど様々な受験生が利用できます。