土地家屋調査士の難易度・偏差値まとめ!他資格と比較

土地家屋調査士試験の難易度・偏差値まとめ!他資格と比較

このページでは土地家屋調査士の難易度・偏差値を徹底検証して判定結果をまとめています。

 

難易度の根拠としては「合格率」、「受験生の偏差値」、「合格までの平均勉強時間及び期間」、「2ch及びインターネット上の評判」、「当サイト管理人の独自の分析」を考慮して決定しています。

 

また、不動産鑑定士、宅建士、司法書士、税理士、マンション管理士、社会保険労務士など土地家屋調査士試験と関連性が深い士業系資格と難易度を比較しています。ページ最後に偏差値の総合判定をしていますので、是非チェックしてみてください。

 

 

試験科目・試験内容について

 

試験内容
筆記試験 午前の部:平面測量10問/作図1問

午後の部:[択一]「不動産の表示に関する登記」につき
必要と認められる事項(不動産登記法/民法他 計20問)
[書式]土地1問/建物1問
【択一・多肢択一式 出題形式】
20問(1問2.5点の50点満点とされています。)
民法3問/不動産登記法16問(筆界特定1~2問を含む)
土地家屋調査士法1問
【書式 出題形式】
土地に関する問題、建物に関する問題 各1問(計50点満点とされています。)

口述試験 業務に必要な知識について、1人15分程度の面接試験

 

受験者数・合格者数・合格率推移

 

年度 受験者 合格者 合格率
平成30年 4,380人 418人 9.54%
平成29年 4,600人 400人 8.69%
平成28年 4,506人 402人 8.92%
平成27年 4,568人 403人 8.82%
平成26年 4,617人 407人 8.82%
平成25年 4,700人 412人 8.77%
平成24年 4,986人 418人 8.38%
平成23年 5,056人 390人 7.71%
平成22年 5,643人 471人 8.35%
平成21年 6,026人 486人 8.07%

 

合格率は近年若干高くなっている傾向がありますが、8%前後とほぼ横ばいの推移です。

 

過去10年間で一度も合格率10%を上回ったことの無いことから、土地家屋調査士試験が簡単に合格できる試験ではないことは一目瞭然と言えるでしょう。

 

但し、受験者数は年々減っていますので、今後は合格率は徐々に高くなると予想されます。それに伴い難易度自体も下がると考えられますので、これから受験される方はチャンスです。

 

合格点(ボーダーライン)

 

年度 多肢択一式基準点 記述式基準点 合格点
平成30年 35.0点(14問) 33.5点 81.0点
平成29年 37.5点(15問) 36点 81.0点
平成28年 30.0点(12問) 31.5点 74.5点
平成27年 32.5点(13問) 30点 73.5点
平成26年 35.0点(14問) 30点 74.5点
平成25年 30.0点(12問) 30点 71.5点
平成24年 40.0点(16問) 29点 72.5点
平成23年 30.0点(12問) 24点 60.0点
平成22年 32.5点(13問) 29点 67.0点
平成21年 32.5点(13問) 35点 70.5点

 

合格点は70点台前半~中盤で推移していたのですが、近年は80点以上が合格点になるケースも見られます。

 

年度によって合格点はバラつきがありますが、今後は70点台後半~80点台前半で推移すると見込まれます。

 

合格者属性

 

合格者の年齢層

 

年齢 人数 割合
20歳代 24人 6.3%
30歳代 158人 41.2%
40歳代 113人 29.5%
50歳代 50人 13.0%
60歳代 32人 8.4%
70歳代~ 6人 1.6%

 

平成28年度の新規登録者の年代構成です。合格者数=新規登録者数ではないのですが、一般的に合格後はすぐに新規登録をするので概ね近い割合構成になっていると推測できます。概ね土地家屋調査士は30代、40代が合格者の全体7割程度を占めています。

 

逆に20代の合格者は1割未満と少ないのが特徴的になります。既に社会人経験が豊富な中年層に人気のある不動産資格と言えます。

 

平成28年度試験の場合ですと平均合格者年齢は40.06歳、最低合格者年齢が20歳、最高合格者年齢が78歳になっています。

 

合格者の学歴及び卒業学部

 

学部 割合
理工学部 41%
経済・経営・社会学部 24%
法学部 18%
文学・教育学部 7%
薬学・農学・獣医学部 3%
その他(短大・高卒・中卒等) 7%

※土地家屋調査士白書2014年

 

理系と文系の割合は概ね半々です。土地家屋調査士は理系に有利と言われていますが、上記のデータから理系・文系のどちらでもチャンスがある国家資格ということが分かります。数学の知識が必要になるので数学ができないと合格するのは難しいと諦める方がいます。確かに知識ゼロでは難しいのですが、数学の中でも限られた範囲になりますので、苦手な方でも十分に対応することができます。

 

また、大卒以上の学歴が合格者の90%以上を占めていることから学歴水準は高いことが伺えます。実際に高卒、中卒で活躍している土地家屋調査士は非常に少ないですからね。

 

合格者の職業・勤務先

 

職業 人数
土地家屋調査士事務所 158人
司法書士事務所 29人
行政書士事務所 10人
弁護士事務所 1人
測量会社 41人
建築設計事務所 12人
公務員 13人
建設コンサルタント 14人
学生 5人
その他 73人
無回答 3人

※複数回答可のアンケートですので、合計が回答数を上回っています。

 

合格者の半数程度は土地家屋調査士事務所か測量会社勤務になります。続いて多いのが行政書士事務所、司法書士事務所などの士業系ですね。その他、建築関連の会社で働いている人も多いのが特徴的になります。

 

逆に驚くべきは現役学生の少なさです。数ある国家資格の中でもかなりレアと言えます。

 

合格者の取得済み資格

 

資格 回答数
測量士 71人
測量士補 211人
一級建築士 15人
二級建築士 16人
司法書士 20人
行政書士 47人
宅建士 108人
その他 31人

※複数回答可のアンケートですので、合計が回答数を上回っています。

 

半数以上が測量士又は測量士補の資格を保有されています。測量に関する科目免除になることから、合格後に土地家屋調査士試験に挑戦される受験生が多いのが特徴になります。その他、建築士、宅建士、行政書士、司法書士の資格を持っている合格者が多いです。

 

そのことからある程度の知識を持つ段階で土地家屋調査士試験を受験されていますので、受験生のレベルはかなり高いと予想することができます。

 

主な引用元:法務省平成29年度土地家屋調査士試験

 

https://www.chosashi.or.jp/media/071-096_chapter05.pdf

 

合格者の平均勉強時間/期間

 

初学者の場合

 

1,500時間/2年

 

実務経験なし、全くの初学者で土地家屋調査士試験を受験される方は少ないです。

 

1年で一発合格する事例もありますが、現実的に考えると1回目で合格される方は少ないです。試験内容の難易度は初学者には難しいのので、少しでも短期間での合格を目指すのであれば独学ではなく、予備校を利用するのが現実的です。

 

学習経験の場合

 

800時間/8ヶ月~1年半

 

土地家屋調査士試験の受験生は測量士、測量士補の資格保有していて科目免除の状態であるケースが多いです。

 

その分、初学者に比べると学習範囲が少なくなりますし、関連の知識もありますので1発で合格することも現実的です。

 

知識レベル、1日の学習時間によっては3ヶ月~半年でも十分に合格を目指すことができます。

 

土地家屋調査士VS他資格と難易度比較

 

69 不動産鑑定士
67 司法書士
66 税理士
60 土地家屋調査士/一級建築士
57 社会保険労務士/測量士
56 行政書士/二級建築士/測量士補
55 マンション管理士
54 宅建士

 

 

 

不動産系資格の中では上位の偏差値を誇りますが、最上級と言われている不動産鑑定士に比べると難易度は大きな差があります。

 

ハッキリ言って試験のレベルは全然違いますね。同じ土地に関する士業である司法書士試験についても数段階上になります。現実的に考えてダブルライセンスの相性を考えると不動産鑑定士より司法書士の方がおすすめです。

 

他にも行政書士、宅建士、マンション管理士などは相性が良く、土地家屋調査士試験に比べると難易度が落ちますので、合格後に目指す場合に取得しやすいと言えます。

 

土地家屋調査士の難易度を総合判定!

 

項目 難易度判定
合格率 A評価
受験生の偏差値 B評価
受験生の学習環境 C評価
平均勉強時間 B評価
受験者の口コミ B評価
管理人分析 B評価
総合判定 偏差値60(B評価)

 

受験生の多くが測量士・測量士補等の関連資格を取得している中で合格率10%未満の試験ですので、難易度は高いです。

 

Aランクじゃないの?と思った方もいますが、意外と受験生の平均勉強時間が少ないのです。理由は合格者のほとんどが受験勉強に専念している訳ではなく、仕事と両立されているという点にあります。

 

実際に1日の勉強時間が2時間~3時間程度で合格されている受験生は結構います。「受験生の環境」、「勉強時間」という面で少々難易度が下がりました。現時点での総合判定は偏差値60(Bランク)ということになります。

 

ただ、合格率推移の項目でも解説しましたが、年々受験者数は減っていて、合格率も若干ですが上昇傾向があります。

 

3年~5年以内には偏差値57~58くらいにランクダウンしている可能性は十分あります。今後の受験生にとってはチャンスが広がると予想しています。

 

 

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