マンション管理士の勉強時間~科目別難易度で検証

マンション管理士の勉強時間~科目別難易度で検証

マンションの老朽化に伴い需要が拡大するのが「マンションに関するコンサルタント業務」です。

 

マンション管理士資格は「独占業務」は無いのですが、「名称独占資格」ではありますので、合格して登録しないと「マンション管理士」を名乗って仕事をすることはできません。

 

アドバイスを受ける側からするとマンションに関する確かな知識がある証明を持っている人と、そうでない人では全然信頼性が違います。

 

仕事を有利に進める上でも実務能力の向上という観点においても資格取得を目指す価値は十分にあるでしょう。

 

さて、今回紹介するのはマンション管理士の勉強時間はどのくらい?というテーマになります。

 

学習環境別の最速及び平均勉強時間、科目別の必要勉強時間・難易度ランキング、さらには過去の合格率推移についても分析しています。

 

 

合格者の平均勉強時間/期間目安

 

マンション管理士試験の合格するために必要になる勉強時間は1人一人の学習レベル、学習環境によって変わってきます。

 

例えば、管理業務主任者や宅建士と試験範囲が被りますので、資格保有者は短期合格を目指すことができます。

 

資格は無くてもマンション管理士試験の科目を学習したことがある方、二級建築士・一級建築士等については「宅建or管理業務主任者合格者」と同等程度の知識があると考えても良いでしょう。

 

4つのパターンで目安になる勉強時間を掲載していますので、自分の状況に合わせてチェックしてみてください。

 

宅建or管理業務主任者合格者+予備校

 

最短200時間/2ヶ月~3ヶ月
標準500時間/6ヶ月

 

初学者+予備校

 

最短500時間/6ヶ月
標準650時間/6ヶ月~8ヶ月

 

宅建or管理業務主任者合格者+独学

 

最短400時間/4ヶ月
標準600時間/6ヶ月~8ヶ月

 

初学者+独学

 

最短500時間/5ヶ月
標準900時間/12ヶ月

 

 

 

科目別の難易度&勉強時間ランキング

 

※難易度ランクはS~Dに分類にしています。
※S=凄く難しい、A=難しい、B=普通、C=易しい、D=凄く易しい

 

順位 科目 配点/問題数 勉強時間 難易度
1位 民法等・管理組合の運営 9点/9問 150時間 A
2位 区分所有法 21点/21問 200時間 B
3位 建築基準法等・建築設備 15点/15問 150時間 C
4位 マンション管理適正化法 5点/5問 50時間 D
合計 - 50点/50問 650時間 偏差値55(Bランク)

 

民法等・管理組合の運営

 

出題数:9問/50問(全体の18%)
目標点:5点/9点

 

民法は範囲が広く、マンション管理試験の科目の中では最も難易度が高いのが特徴的になります。

 

難しい理由の1つが暗記ではなく、シッカリと理解しないと問題に対応することができない点です。1つに法令だけではなく、様々な知識が問われる問題が出題されますので、毎年受験生泣かせの科目として知られています。

 

民法以外も会計・税務など難易度の高い問題が多いです。

 

対策方法としては法令・判例を繰り返し読み、正確で深い理解をすることがポイントになります。

 

「民法等・管理組合の運営」の分野は高得点を取るのは難しいので、満点は狙わず、勉強範囲を絞り、確実に6割程度の得点を取れるようにしましょう。合格するために完璧に勉強をする必要はありません。深入りすると痛い目に合います・・・。

 

区分所有法・標準管理規約

 

出題数:21問/50問(全体の42%)
目標点:16点/21点

 

民法に比べると問題自体は難しくないのですが、問題数・得点構成比が高いので入念に勉強する必要があります。

 

区分所有法が苦手のままだとマンション管理士試験には合格することができないくらい一番重要な科目になります。

 

区分所有法でミスをすると取り返しがつかなくなるので注意が必要になります。8割程度の得点を目指したいところです。

 

マンションに関連のルール、マンション管理のルールに関する基本的な法律を中心に出題されます。法律系科目ですので、判例を読み、深い理解が回答する上で求められます。

 

建築基準法等・建築設備

 

出題数:15問/50問(全体の30%)
目標点:12点/15点

 

難易度が低く得点比率が高いので高得点を狙いましょう。

 

建築基準法、都市計画法、消防法など様々な範囲から出題されますが、過去に出題された問題が再度出題される傾向がある科目ですので、過去問を繰り返し解くことが重要になります。暗記が重要になるのもポイントです。社会人であれば電車の中、待ち時間などスキマ時間で勉強したい科目です。

 

マンション管理適正化法

 

出題数:5問/50問(全体の10%)
目標点:5点/5点

 

出題範囲が狭く、深い理解が無くても解ける問題がほとんどなので、短期間で対応することも可能です。

 

毎年同じような問題が出題されますので、過去問を繰り返し解くことで得点アップに繋がります。

 

満点を取るのもそれほど難しくはありませんので、うっかりミスをしないように注意してください。

 

受験者・合格者・合格率推移

 

年度 受験者数 合格者数 合格率
2018年 12,389人 975人 7.9%
2017年 13,037人 1,168人 9.0%
2016年 13,737人 1,101人 8.0%
2015年 14,092人 1,158人 8.2%
2014年 14,937人 1,260人 8.4%
2013年 15,383人 1,265人 8.2%
2012年 16,404人 1,498人 9.1%
2011年 17,088人 1,587人 9.3%
2010年 17,704人 1,524人 8.6%
2009年 19,120人 1,444人 7.6%

 

受験者数は年々減少傾向にありますが、合格率は7%~9%で安定した推移になっています。

 

受験者数が減ると、それに伴って合格率が上がる資格試験は多いのですが、マンション管理士試験の場合は一定水準を保っていますので、難易度は決して下がっているとは言えません。今後もその傾向は変わらないと予想されます。

 

マンション管理士試験の合格データを検証すると、おそらく合格率が7%~9%の間に収まるように合格基準点(ボーダーライン)を決定している推測できます。

 

 

 このエントリーをはてなブックマークに追加