鳥取県庁職員採用の難易度・年齢別の年収モデル

 

面積は全国で7番目に小さい鳥取県は、4市14町1村と市の数は最も少なく、人口も47都道府県のなかで一番少ない都市になります。そして、鳥取砂丘をはじめ、海や山など豊かな自然に恵まれ、カニの水揚げ量・消費量ともに日本一を誇るなど魅力な一面が多々あります。

 

ここでは、鳥取県採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。

 

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鳥取県職員採用試験の難易度を徹底検証!

 

鳥取県が求める職員像

  1. 公平・公正な職務遂行に、使命感・誇り(志)・意欲を持って取り組む職員
  2. 円滑なコミュニケーションにより組織の内外で連携を図る職員
  3. 地域・組織の課題やその解決策について自ら進んで考え、行動する職員
  4. 地域を支える「人財」 として成長し続ける職員

 

採用試験の情報

 

大学卒業程度

事務
キャリア総合コース、一般コース、総合分野コース
技術・専門職
社会福祉(福祉、心理、手話)、薬剤師(公衆衛生)、総合化学(食品化学)、保健師、農業、林業、土木、畜産、建築、電気
警察行政
警察行政
追加募集
事務、技術・専門職

民間企業等経験者対象 事務
氷河期世代チャレンジ枠 事務、土木、警察行政
高校卒業程度、短大卒業程度 事務、警察行政、土木、保育士、司書
障がい者対象(身体、精神)高卒程度 事務、警察行政
警察職 警察官A・B(1回目)

※R5年度採用試験実施

 

鳥取県庁は、事務、技術・専門職、警察行政、警察官など、大卒、短大高卒、民間企業等経験者、氷河期世代、障害者などの区分を設け試験が実施されました。

 

鳥取県庁の各職種試験難易度ランク

 

ここでは、行政&事務職をはじめ、警察官、技術職など、大卒、短大卒、高卒、社会人それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA~Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。

 

Aランク(偏差値60以上)
※国家一般職(大卒)、外務省

なし

Bランク(偏差値59~55)
※地方上級(政令都市)、東京消防庁

事務キャリア総合コース
事務一般コース
事務総合分野コース
司書

Cランク(偏差値54~50)
※地方中級、国家一般職 (高卒)、消防士(大卒)

警察行政(大卒)
事務(民間)
事務(氷河期世代)
警察行政(氷河期)
警察行政(短大卒・高卒)
事務(短大卒・高卒)
技術・専門職

Dランク(偏差値49~45)
※地方初級、警察官(大卒)、消防士(高卒)

警察官A

Eランク(偏差値44~40以下)
※警察官(高卒)、自衛官

警察官B

※各ランクの相当するレベル

 

鳥取県の採用試験難易度は47都道府県平均水準!事務&警察行政はやや高め

 

事務(一般行政)の過去3年間の倍率

 

R5 R4 R3
事務キャリア総合コース 4.1 5.5 5.8
事務一般コース 2.7 2.7 3.2
事務総合分野コース 2.3 3.6 4.0
警察行政(大卒) 10.0 5.8 5.8
事務(民間) 15.7 23.1 22.5
事務(氷河期世代) 22.7 27.0 18.5
警察行政(氷河期) 合格者なし 25.0 12.5
事務(短大卒・高卒) 3.1 2.8 3.0
警察行政(短大卒・高卒) 8.0 6.3 6.0
警察官A

1回:5.3
2回:4.0

1回:3.2
2回:5.3

1回:3.8
2回:3.3

警察官B

1回(チャレンジ):37.0
2回:4.1

1回(チャレンジ):19.0
2回:3.9

1回(チャレンジ):10.3
2回:3.4

 

鳥取事務の倍率は大卒、短大高卒よりも社会人枠のほうが圧倒的に高い!

 

大卒程度の事務試験は、キャリア、一般、総合分野の3コースのなかでは、例年5倍を推移しているキャリアコースが最も高い結果になります。ただ、民間、氷河期世代などの社会人枠は例年20倍前後になるので、大卒よりも厳しい試験になります。また、事務よりも警察行政のほうが倍率が高い傾向にあります。

 

事務(一般行政)の試験内容!対策まとめ

 

キャリア総合コース
民間企業等経験者

一般コース
短大卒・高卒

総合分野コース 氷河期世代
第1次試験

基礎能力試験(SPI3)
アピールシート試験
適性検査

教養試験
専門試験
論作文試験
適性検査

教養試験
エントリーシート試験
論文試験
適性検査

基礎能力試験(SPI3)
論文試験
適性検査

第2次試験

集団討論※民間なし
個別面接

集団討論
個別面接

集団討論
個別面接

集団討論
個別面接

 

鳥取県行政事務は2次試験まで実施!人物重視の採用試験

 

1次試験の筆記に対し、2次の人物試験の配点が大きく、鳥取県庁は人物評価に重点を置いた試験になります。そして、大卒はキャリア、一般、総合分野の3つのコースから選択できるので、得意分野を活かしてチャレンジすることができます。

 

そこで、最終合格者は論文試験と2次試験の合計得点の高い順に決定になります。1次試験の筆記は通過点になるもの、2次試験に進むためには合格基準値以上の得点が必要になるので、問題集を活用して対策しておく必要があります。

 

鳥取県職員(一般行政職)の年収・給与・賞与について徹底調査!

 

平均年収 547.8万円
平均年齢 43.7歳
平均給料月額 318,873円
平均給与月額 399,312円
平均ボーナス 134.6万円
平均諸手当総額 80,424円
平均退職金 2104.8万円

※2022年実績

 

鳥取県庁の年収は高い?安い?

 

10位/鳥取県全20自治体
969位/全国地方公務員(全1788自治体)
44位/47都道府県庁

 

鳥取県庁行政事務の年収は全国低い水準!

 

全国地方公務員のなかでは平均よりやや低い年収になり、47都道府県のなかでは下位、また県庁でありながら、鳥取県職員は県内自治体のなかでも平均並みで高年収というわけではありません。

 

職員の初任給(地域手当含む)

 

大卒 191,700円 
高卒 158,900 円

※R5年4月1日時点
※上記金額のほかに諸手当、期末手当、勤勉手当が支給  

 

経験年数&学歴別平均給料モデル

 

経験年数10年 経験年数20年 経験年数25年 経験年数30年
大学卒 32歳 262,900円 42歳 333,738円 47歳 361,611円 52歳 385,988円
高校卒 28歳 233,327円 38歳 303,357円 43歳 312,014円 48歳 345,715円

※令和4年4月1日時点

 

大卒、高卒の給料差が他県に比べ大きい!?

 

鳥取県職員の給料は、毎年、1回の昇給により学歴に関係なく年収は右肩上がりに上昇!ただ、給料の差が見られるので、同じ年齢で比べても常に高卒職員のほうが低い金額になります。また、管理職につく割合の多い、大卒職員のほうが、諸手当が高くなるので、平均年収いしても大卒職員のほうが高水準になります。

 

級別職員の年代及び給料

 

等級 職務内容 1号給~最高号給の給料月額 職員割合
1級 20代  主事・技師 146,100円~247,600円 13.6%
2級 20~30代 主事・技師 195,500円~304,200円 20.1%
3級 20~40代 係長 231,500円~351,500円 26.8%
4級 30~50代 課長補佐 264,200円~381,000円 10.5%
5級 40~50代 課長補佐 289,700円~393,000円 14.2%
6級 40~50代 課長 319,200円~410,200円 11.2%
7級 50代 課長 362,900円~442,200円 1.4%
8級 50代 次長 408,100円~467,100円 1.5%
9級 50代 部長 458,400円~522,200円 0.7%

※令和4年4月1日時点
※鳥取県一般行政職員数1742人

 

鳥取県職員(事務)は1級から9級までの階層があり、新卒職員は基本1級の主事に任命され、その後、数年の経験を経て2級に昇級します。そして、早ければ30後半、また、40代に係長⇒課長補佐に昇任されている職員が多いようです。また、能力次第では50代で課長に昇格することも可能ですが、係長や課長補佐で定年を迎える職員もいます。

 

そこで、次長、部長は職員全体の2%と非常に少数で、大卒でもほんの一握りの職員のみ昇進できる役職になり、最高等級の9級は1000万円以上の年収が期待できます。

 

鳥取県職員(行政職以外)の給与、平均年収を調査!

 

職種 平均年齢 平均給料月額 平均給与月額
技能労務職 53.8歳 308,050円 336,265円
高等(特別支援・専修・各種)学校教育職 46.6歳 386,079円 422,817円
小・中学校(幼稚園)教育職 42.9歳 361,540円 393,618円
警察職 37.1歳 322,524円 434,554円

※令和4年4月1日時点

 

鳥取県庁の職員年収を業種別に比べると、最も高年収なのは給料、給与ともに高い水準の警察職になります。その次に教育職、行政職が同じぐらいで、技能労務職は職員のなかで最も低い水準になります。とは言っても、450万円の平均年収になるので、鳥取県民に比べると高い年収と感じられます。

 

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