山口市役所採用の難易度・年収モデル

山口市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル

 

様々な観光資源を有している山口市は、経済活動や住民生活などで活力ある地域社会を維持するための拠点となる「中枢中核都市」に指定されているまちです。ほど良い田舎と都会の両方を併せ持ち、市民にとって暮らしやすい県都として発展しています。

 

ここでは、山口市採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。

 

 

 

山口市職員採用試験の難易度を徹底検証！

 

1. 自ら考え・調べ・行動できる職員
2. 共感を呼ぶことのできる職員
3. 高い倫理観と専門性を持つ職員
4. チームワークの良い職員

 

山口市は、心豊かに暮らし続けることのできるまちづくり」、「市民が誇りを感じるまちづくり」の実現を目指すため、期待される職員像として上記のように掲げています。

 

採用試験の情報

 

※Ｒ５年度採用試験実施

 

山口市役所は、大卒、高卒、専門職、社会人、障害者対象に行政や技術職、保健師、社会福祉士、保育士・幼稚園教諭など採用試験が行われました。

 

山口市役所の各職種試験難易度ランク

 

ここでは、行政＆事務職をはじめ、消防士、資格免許職、技術職などそれぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA～Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。

 

Aランク（偏差値60以上） ※国家一般職（大卒）、外務省	なし
Bランク（偏差値59～55） ※地方上級（政令都市）、東京消防庁	行政（大卒） 行政（大卒先行枠）
Cランク（偏差値54～50） ※地方中級、国家一般職 （高卒）、消防士（大卒）	行政（氷河期世代） 行政（高卒） 消防（大卒） 保育士・幼稚園教諭 社会福祉士 保健師 技術職（大卒）
Dランク（偏差値49～45） ※地方初級、警察官（大卒）、消防士（高卒）	消防（高卒）
Eランク（偏差値44～40以下） ※警察官（高卒）、自衛官	土木（高卒） 技能（環境衛生整備員） 技能（給食調理員）

※各ランクの相当するレベル

 

山口市役所の採用試験難易度は全国平均より高め！中核市より低め

 

試験内容、倍率、受験生レベルからして、山口市行政の大卒は地方公務員のなかではやや高めの難易度になります。また、高卒や社会人にしても同様なことが言えます。そして、その他の職種についても、倍率は3～4倍程度になるので、県内の自治体に比べると高めの難易度と思われます。

 

事務（一般行政）の過去3年間の倍率

 

	R４	R３	R２
大卒行政（先行枠）	4.2	5.9	9.9
行政（大卒）	4.6	14.6	8.9
行政（高卒）	7.3	10.8	7.4
行政（氷河期世代）	20.5	31.0	38.5
消防（大卒）	6.0	6.0	12.0
消防（高卒）	10.0	3.3	19.0

 

山口市行政は中核市平均並みの倍率

 

大卒は先行枠と一般の2つの試験が行われていますが、Ｒ３、２年度からするとＲ４年度はどちらも4倍程度で落ち着いています。また、高卒は7倍程度で中核市では平均並みの倍率かと思われます。そして、氷河期世代は採用人数も若干名ということもあり、どの自治体も超高倍率なので想定内かと感じられます。また、県庁所在地ということで人気の自治体になるので、大卒、高卒ともに消防士もやや高めの倍率を推移しています。

 

事務（一般行政）の試験内容！対策まとめ

 

大卒行政（先行実施枠）	１次試験：基礎能力検査、適性検査、エントリーシート ２次試験：個別面接、集団討論 ３次試験：個別面接、作文試験
大卒行政	１次試験：教養試験、専門試験、適性検査 ２次試験：個別面接 ３次試験：個別面接、作文試験
高卒行政	１次試験：教養試験、適性検査 ２次試験：個別面接 ３次試験：個別面接、作文試験
社会人（大卒程度）	１次試験：基礎能力検査、適性検査、集団面接 ２次試験：個別面接、作文試験

 

山口市行政は社会人以外3次試験まで実施！人物重視の採用試験

 

社会人は2次試験まで、それ以外の区分は1次に筆記、2次、3次試験に人物試験が行われ、3次試験に作文試験が実施されています。個別面接、集団討論の万全な対策が最終合格のカギになります。ただ、1次試験でふるい落とされないためにもそれぞれ課せられる筆記対策も大切です。

 

※社会人枠は基礎能力検査と記載されていますが、出題内容は大卒程度の教養試験の内容が記されていました。

 

山口市職員（一般行政職）の年収・給与・賞与について徹底調査！

 

※2022年実績

 

山口市役所の年収は高い？安い？

 

 

山口市事務の年収は県内トップクラス！全国高水準の自治体

 

全国地方公務員、市役所のなかでも上位にランクインしている山口市は、平均年齢が高いことが年収引き上げの一つの要因にあります。

 

新卒職員の初任給（地域手当含む）

 

※Ｒ５年４月１日時点
※上記金額のほかに諸手当、期末手当、勤勉手当が支給　

 

経験年数＆学歴別平均給料モデル

 

	経験年数10年	経験年数20年	経験年数25年	経験年数30年
大学卒	32歳　265,786円	42歳　356,905円	47歳　382,300円	52歳　406,500円
高校卒	28歳　235,150円	38歳　306,333円	43歳　362,109円	48歳　380,422円

※令和4年4月1日時点

 

大卒、高卒の給料差は少なく、毎年の昇給で年収ＵＰ！

 

山口市事務職員は、特に採用10～25年までの昇給率が高く、学歴に関係なく年収は右肩上がりに上昇！30代になると民間企業の平均年収を超えると思われます。また、40代以降は管理職手当の加算によりさらに高年収が期待できます。ただ、管理職につく割合の多い大卒のほうが、高卒に比べて平均年収が高い傾向にあります。

 

級別職員の年代及び給料

 

等級	職務内容	１号給～最高号給の給料月額	職員割合
1級	20代　定型的な業務を行う職務	146,100円～247,600円	6.6%
2級	20～30代　高度な業務を行う職務	195,500円～304,200円	10.7%
3級	20～40代　主幹・副主幹・主査	231,500円～350,000円	16.4%
4級	30～50代　困難な業務の主幹	264,200円～381,000円	29.9%
5級	30～50代　困難な業務の主幹	289,700円～393,000円	20.1%
6級	40～50代　課長及び副参事	319,200円～410,200円	10.4%
7級	50代　次長及び参事	362,900円～444,900円	3.5%
8級	50代　部長及び理事	408,100円～468,600円	2.4%

※令和4年4月1日時点
※山口市一般行政職員数919人

 

山口市職員（事務）は、1級から8級までの階層があり、新卒職員から20代、30代、40代、50代まで4級には6割強の職員が属しています。そして、経験と能力＆業績による人事評価で、40代のうちに5級、50代で課長に昇任されている職員もいます。ただ、次長、部長になると職員の6％とわずかで、大卒でもほんの一握りの職員のみ昇進できる役職になります。ちなみに、部長では800～900万円の年収を得ることができます。

 

山口市職員（行政職以外）の給与、平均年収を調査！

 

職種	平均年齢	平均給料月額	平均給与月額
技能労務職	44.8歳	319,400円	358,242円
教育職（幼稚園教育職）	41.3歳	309,296円	343,365円

※令和4年4月1日時点

 

山口市職員の年収を業種別に比べてみると、教育職は行政職に比べると給料、給与ともに低く、行政職のほうが高い年収になります。そして、技能労務職は、行政職の高卒と給料はあまり変わりませんが、諸手当が低いため、年収にすると職員のなかでは低い水準になります。ただ、山口市の技能労務職は他自治体の同業種と比べると高めの水準で、40歳半ばで500万円近い年収を得ることができます。

 

 

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