佐賀県庁職員採用の難易度・年齢別の年収モデル

 

九州地方の中で面積、経済規模が小さい佐賀県は、人口密度が全47都道府県中16番目で九州のなかでは2番目になります。そして、唐津・伊万里・有田など陶磁器の産地として有名で、玄界灘と有明海の2つの海に接する自然豊かな都市になります。

 

ここでは、佐賀県採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。

 

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佐賀県職員採用試験の難易度を徹底検証!

 

佐賀県では、新しい時代の地方自治をになっていく多彩で優秀な人材を求めており、「志と情熱」、「生活者起点」、「達成志向」、「率先行動」のこの4つをキーワードとしています。

 

  1. 県民満足度を高めるために挑戦し続ける覚悟をもつ人
  2. 県民の本質的な期待に応えることができる人
  3. 目的を達成するまで、責任をもって物事に取り組む人
  4. 率先して行動する人

 

採用試験の情報

 

大卒

一般枠
行政、教育行政、警察事務、心理、土木、建築、農政、畜産、農業土木、林業、水産、保健師
特別枠
行政、教育行政、土木、農政
スポーツ特別枠
行政、教育行政

民間企業等職務経験者

UJIターン枠(行政)・社会人経験枠
UJIターン枠(土木・農政)

短期大学卒業程度 生活指導員、臨床検査技師
高等学校卒業程度 行政、教育行政、警察事務、土木、農業土木、林業
障害者採用選考 行政(大卒程度)、行政(高卒程度)
警察職 警察官A・B、武道指導【柔道】A・B、武道指導【剣道】A・B、情報工学A・B

※R5年度採用試験実施

 

佐賀県庁は、大卒、短大卒、高卒、社会人、障害者等の区分を設け、行政事務や警察事務、技術職、資格職、警察職などの採用試験が実施されました。また、上記正職員のほかに臨時的任用職員、非常勤職員なども募集が行われています。

 

佐賀県庁の各職種試験難易度ランク

 

ここでは、行政&事務職をはじめ、警察官、技術職など、大卒、短大卒、高卒、社会人それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA~Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。

 

Aランク(偏差値60以上)
※国家一般職(大卒)、外務省

なし

Bランク(偏差値59~55)
※地方上級(政令都市)、東京消防庁

行政(大卒)
行政(特別枠)
行政(高卒)

Cランク(偏差値54~50)
※地方中級、国家一般職 (高卒)、消防士(大卒)

行政教育(大卒)
警察事務(大卒)
行政(UJIターン枠)
行政教育(高卒)
警察事務(高卒)
行政(スポーツ特別枠)
保健師
技術職(大卒)

Dランク(偏差値49~45)
※地方初級、警察官(大卒)、消防士(高卒)

警察官(大卒)

Eランク(偏差値44~40以下)
※警察官(高卒)、自衛官

警察官(高卒)
技術職(高卒)

※各ランクの相当するレベル

 

佐賀県採用試験の難易度は、行政職が高い!それ以外は平均並み

 

佐賀県は倍率、試験内容、受験生レベルからして47都道府県のなかでは平均並みの難易度ですが、全国地方公務員のなかでは高めの難易度になります。特に大卒の行政試験はスポーツ枠以外は厳しい試験になると思われ、高卒や社会人枠にしても難関試験になります。

 

事務(一般行政)の過去3年間の倍率

 

R4 R3 R2
行政(大卒) 6.2 7.4 8.1
行政(特別枠) 10.8 12.5 9.9
行政(スポーツ特別枠) 2.0 1.5 3.0
行政(UJIターン枠) 8.5 8.9 13.4
行政(社会人経験枠) 24.0 58.0 26.8
行政(高卒) 7.8 9.3 8.2
警察官A 4.25 4.4 ?
警察官B 4.6 7.3 ?

 

佐賀県行政試験の倍率は大卒、高卒、社会人どの区分も全国高め!

 

県庁職員は公務員受験生から人気があり、佐賀県でも多くの受験生がチャレンジしています。大卒はスポーツ枠以外、高めで特に一般枠より特別枠のほうが例年、10倍以上の高倍率結果になります。また、高卒程度は8~9倍、社会人はUJIターン枠は8倍ですが、社会人経験枠は20倍以上の倍率を推移しています。そして、警察官についてはABともに4倍程度で平均並みの倍率と思われます。

 

事務(一般行政)の試験内容!対策まとめ

 

大卒

1次試験200点+資格加点20点:教養試験、専門試験、論文試験
2次試験400点:個別面接(同日2回)

大卒
(特別枠)(スポーツ特別枠)

書類選考(アピールシート)
1次試験:教養試験(書類選考通過者のみ)
2次試験:個別面接
3次試験:論文試験、個別面接

UJIターン枠

1次試験:書類選考
2次試験300点:論文試験、個別面接
3次試験300点:個別面接

高卒

1次試験200点:教養試験
2次試験400点:作文試験、個別面接

 

佐賀県庁行政&事務は人物試験の配点が高い!

 

1次試験は社会人以外は教養試験など実施され、また、高卒以外は2回の面接試験が行われています。そして、個別面接の配点が高いことから佐賀県は人物重視の採用試験になります。

 

最終合格者の決定は区分によって異なる!

 

  • 大卒(一般枠)は第1次試験、第2次試験(論文試験及び面接試験)の得点を合計した総合得点の高点順に決定
  • 特別枠(行政・教育行政)及びスポーツ特別枠は、第3次試験の論文試験(100点満点)及び面接試験2(300点満点)の合計得点(400点満点)の高点順に決定
  • UJIターン枠(行政)は、論文試験(100点満点)と面接試験Ⅱ(300点満点)の合計得点(400点満点)の高点順に決定
  • 高卒程度は第1次試験、第2次試験(作文試験、面接試験)の得点を合計した総合得点(600点満点)の高点順に決定

 

社会人枠以外は筆記対策も重要!

 

1次試験の筆記も最終合格決定に加算されるため、得点力UPのため教養試験、また、大卒一般枠は専門試験対策が必須です。

 

教養試験
大卒:社会科学(法律、政治、経済、社会一般、人権等)、人文科学(日本史、世界史、地理、思想・哲学、文学・芸術等)、自然科学(数学、物理、化学、生物、地学等)、文章理解、判断推理、数的推理、資料解釈、現代の社会に関する問題等

 

高卒:社会科学(法律、政治、経済、社会一般、人権等)、人文科学(日本史、世界史、地理、国語、文学・芸術等)、自然科学(数学、物理、化学、生物、地学等)、文章理解(英文を含む)、判断推理、数的推理、資料解釈等
専門試験
政治学、行政学、憲法、行政法、民法、刑法、労働法、経済学、財政学、社会政策、国際関係、経営学、教育学等

 

大卒と高卒は従来の一般教養試験の内容で、高卒は思想・哲学なしで、それ以外は同じ分野の出題になります。

 

佐賀県職員(一般行政職)の年収・給与・賞与について徹底調査!

 

平均年収 556.3万円
平均年齢 41.2歳
平均給料月額 316,483円
平均給与月額 382,729円
平均ボーナス 147.0万円
平均諸手当総額 66,216円
平均退職金 1934.5万円

※2022年実績

 

佐賀県職員の年収は高い?安い?

 

7位/佐賀県全21自治体
803位/全国地方公務員(全1788自治体)
42位/47都道府県庁

 

佐賀県行政&事務の年収は全国平均水準!都道府県庁では下位にランクイン

 

全国地方公務員のなかではほぼ中間あたりの年収を得ている自治体で、県職員ながら県内のなかでは7位とそれほど高い年収ではないようです。

 

職員の初任給(地域手当含む)

 

大卒 185,900円 
高卒 154,700円

※R4年4月1日時点
※上記金額のほかに諸手当、期末手当、勤勉手当が支給  

 

経験年数&学歴別平均給料モデル

 

経験年数10年 経験年数20年 経験年数25年 経験年数30年
大学卒 32歳 260,614円 42歳 367,828円 47歳 389,035円 52歳 402,00円
高校卒 28歳 217,269円 38歳 324,470円 43歳 364,383円 48歳 375,948円

※令和4年4月1日時点

 

採用10年から給料上昇!採用25年以降は緩やかに給料UP!

 

大卒、高卒の給料差はあるものどちらも基本、毎年昇給し、特に30歳ぐらいから40半ばあたりまでのUP率が高く、それに伴い年収も右肩上がりに上昇していきます。そして、50代になると昇給率は緩やかになりますが、管理職につく人、そうでない人の年収差は大きくなります。

 

級別職員の年代及び給料

 

等級 職務内容 1号給~最高号給の給料月額 職員割合
1級 20代 主事・技師 146,100円~250,600円 16.1%
2級 20代 主事・技師 196,000円~308,400円 10.1%
3級 30~50代 主査 231,700円~355,000円 17.5%
4級 30~50代 係長 265,400円~389,800円 32.7%
5級 40~50代 副課長 292,100円~398,700円 13.2%
6級 40~50代 課長 322,400円~413,500円 5.4%
7級 40~50代 課長(困難) 367,300円~450,800円 3.0%
8級 50代 副部長 413,400円~474,900円 1.4%
9級 50代 部長 464,500円~534,700円 0.5%

※令和4年4月1日時点
※佐賀県一般行政職員数3413人

 

佐賀県職員(事務)は1級から9級までの階層があり、3級までに約4割強の職員が属しています。主に新卒職員は1級の主事、数年の経験を経て2級の主事に、30歳ぐらいで3級の主査に昇進します。そして、4級の係長は早ければ30代に昇任されている職員もいますが、40歳ぐらいが多いようです。

 

その後、能力&業績次第では、40~50代に副課長、課長に昇格することも可能ですが、7級の課長はわずか3%、8級、9級は合わせても2%にとどまり、大卒でもほんの一握りの職員のみ昇進できる役職になります。ちなみに、最高等級の9級は900~1000万円以上の年収が見込まれます。

 

佐賀県職員(行政職以外)の給与、平均年収を調査!

 

職種 平均年齢 平均給料月額 平均給与月額
技能労務職 55.5歳 317,334円 352,413円
高等(特別支援・専修・各種)学校教育職 45.8歳 378,368円 421,326円
小・中学校(幼稚園)教育職 43.0歳 352,622円 386,743円
警察職 38.0歳 315,102円 414,697円

※令和4年4月1日時点

 

佐賀県庁の職員年収を業種別に比べると、行政職を含む上記のなかでは、年齢のわりに給料、諸手当が高い警察職が最も高年収と思われます。次に行政職と教育職が同じぐらいで、技能労務職は職員全体のなかでも低い水準になります。ただ、佐賀県の技能労務職は、他自治体の同業種と比べると平均より高い年収を得ており、40歳半ばで500万円以上の年収を得ることができます。

 

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