郡山市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル
2024年に市制施行100周年を迎える郡山市は、福島県の中通りの中部に位置し、人口約33万人が暮らしています。そして、東北地方で第2位の経済規模を誇り、南東北地方の中核都市として発展を続けているまちです。
ここでは、郡山市役所採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。
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郡山市職員採用試験の難易度を徹底検証!
郡山市は、まちづくりメンバーのひとりとして「自分の個性(アイディア)を武器に、自分の“夢”を創造(カタチ)にする情熱を持った人財を求めています
採用試験の情報
先行試験 | 土木 |
---|---|
テストセンター方式 | 一般行政(SPI)、一般行政(デジタル)、福祉、保健師 |
前期試験 | 一般行政(従来型、農芸化学) |
後期試験 | 一般事務(高卒)、一般事務(障がい者)、電気・電子(大卒・高卒)、 機械(大卒・高卒)、農芸化学、学芸員(考古学) |
社会人経験 | UIJターン枠(一般行政等)、行政実務経験者採用枠(一般行政、土木等) |
随時募集 | 獣医師 |
郡山市は、魅力ある「人財」を全国へ広く求めており、多くの民間企業が導入しているSPI3により全国のテストセンターで受験できるようになっています。また、テストセンター方式で受験する方は、受験会場を「リアル会場(全国47都道府県のテストセンター)」と「オンライン会場(自宅等)」から選択することができます。
そこで、R5年度から一般行政(SPI試験、福祉)の区分と年齢要件が変更になり、SPI年齢要件がこれまで22~30歳だったのが、22~35歳に、福祉については22~45歳までになりました。年齢の上限が変わったことにより、より多くの人がチャレンジできます。
郡山市役所の各職種試験難易度ランク
ここでは、行政&事務職をはじめ、消防士、技術職など、大卒、高卒、社会人それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA~Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。
Aランク(偏差値60以上) |
なし |
---|---|
Bランク(偏差値59~55) |
・一般行政(C一般コース、SPI) |
Cランク(偏差値54~50) |
・保健師・福祉・保育士・学芸員 |
Dランク(偏差値49~45) |
・技術職(経験者) |
Eランク(偏差値44~40以下) |
なし |
※各ランクの相当するレベル
郡山市職員採用試験は、教養・専門試験が課せられる行政Cの一般コースが最も難易度が高いと思われます。また、試験自体は易しいもの、高倍率を推移している一般行政SPIコースも同じくBランクに位置づけています。そして、ワンランク下のCには、社会人の一般行政、高卒程度の一般事務、資格免許職などが入っています。
また、消防史員の過去実績が公表されていませんが、大卒、高卒区分に分けておらず、人気の職種ということで、偏差値50以上のCランクに位置づけています。そして、保健師・福祉・保育士・学芸員は、募集年度において比較的、高い倍率になっているので、簡単に合格できる試験ではありません。また、技術職については学校で専攻分野として学んでいた方や、民間で経験していた方にとっては難しい試験ではないと思われます。
事務(一般行政)の過去3年間の倍率
R4 | R3 | R2 | |
---|---|---|---|
一般行政A(SPI) | 16.3 | 11.5 | 7.9 |
一般行政B(社会人SPI) | 27.3 | 11.8 | 7.0 |
一般行政C(一般) | 5.6 | 6.9 | 5.1 |
一般行政(UIJ) | 5.8 | ー | ー |
一般行政(経験者採用) | 1.5 | ー | ー |
一般事務 | 合格者なし | 4.3 | 10.5 |
大卒程度・社会人対象の行政職は高倍率!高卒事務も高め
一般行政の採用試験は、特に公務員試験対策が不要なSPIについては例年、高倍率を推移しています。その一方で一般コースはSPIよりも低めであるもの、5~7倍あるので、郡山市行政職は競争の激しい採用試験になります。そして、高卒程度の一般事務にしても、毎年、採用人数が少ないこともあり、倍率は高い傾向にあります。
一般行政&事務の試験内容!対策まとめ
一般行政(SPI) |
一般行政(従来型) |
一般事務 |
|
---|---|---|---|
第1次試験 |
SPI試験(能力検査) |
専門試験 |
教養試験 |
第2次試験 |
SPI試験(適性検査) |
SPI試験(適性検査) |
SPI試験(適性検査) |
第3次試験 | 個別面接 | 個別面接 | 個別面接 |
1次試験から3次試験まで人物重視の採用試験
郡山市職員採用試験は、公務員試験対策不要、人物重視のSPI試験のほかに、大卒程度の一般コース、高卒程度の一般事務があります。これらに関しては、1次試験に教養試験、大卒程度は専門試験も課せられるなど、従来の筆記試験が実施されています。そして、2次、3次試験は人物評価の試験になっているので、SPIと同様に人物重視の試験になります。
また、UIJターン枠も1次試験にSPI試験(適性検査・能力検査)が行われ、行政実務経験者枠については、1次書類選考、2次にSPI試験(適性検査)・個別面接が課せられます。
行政職&事務職は、どの試験区分においても2次試験、3次試験に行なわれる面接・集団討論に対して繰り返し練習しておくことが最終合格のカギとなります。
1次試験内容!2次試験通過のためにも対策が必須
SPI試験・UIJターン枠
SPI3:「思考力/判断力」「新しい知識の吸収力」「コミュニケーション能力」「応用力」などの基礎となる能力及び職務適性について計る大学卒程度の試験
従来型(大卒程度)
- 教養試験:時事、社会、人文、自然に関する一般知識を問う問題、文章理解、判断・数的処理、資料解釈に関する能力を問う問題
- 専門試験:憲法、行政法、民法、経済学、財政学、社会政策、政治学、行政学、国際関係
一般事務(高卒程度)
教養試験:時事、社会・人文に関する一般知識を問う問題 文章理解、判断・数的推理、資料解釈に関する能力を問う問題
UIJターン枠
SPI試験(適性検査・能力検査)
郡山市職員(一般行政職)の年収・給与・賞与について徹底調査!
平均年収 596.9万円
平均年齢 43.8歳
平均給料月額 338,442円
平均給与月額 419,894円
平均ボーナス 153.9万円
平均諸手当総額 81,436円
退職金 2282.9万円
※2022年実績
職員の年収は高い?安い?
2位/福島県全60自治体
247位/全国地方公務員(全1788自治体)
176位/全国市役所(全772自治体)
郡山市役所(行政職)の年収は高水準!
郡山市職員の平均年齢は、他の自治体に比べるとやや平均年齢が高めということもありますが、福島県庁よりも給料、給与が高く、福島県内自治体のなかで2番目に高い年収になります。そして、全国地方公務員のなかでも高めで、郡山市職員は同じ市役所公務員のなかでも高年収が期待できる自治体になります。
職員の初任給
大卒 196,100円
高卒 162,400円
民間経験者 236,200円(職務経験5年)、278,400円(職務経験10年)、372,300円(職務経験20年)
※R5年4月1日時点
※扶養手当、通勤手当、住居手当、期末・勤勉手当等がそれぞれの支給条件に応じて支給
経験年数&学歴別平均給料モデル
経験年数10年 | 経験年数20年 | 経験年数25年 | 経験年数30年 | |
---|---|---|---|---|
大学卒 | 32歳 273,761円 | 42歳 358,939円 | 47歳 385,725円 | 52歳 402,644円 |
高校卒 | 28歳 227,400円 | 38歳 318,800円 | 43歳 347,725円 | 48歳 375,314円 |
※令和4年4月1日時点
大卒、高卒の生涯年収は同じぐらい!30~40代が最も給料上昇UP
学歴の経過年数で比較するとかなりの給料差が感じられますが、同年齢で比較すると2万円ほど!例えば大卒42歳と高卒43歳、大卒47歳、高卒48歳で比べると、高卒は大卒より歳が1つ大きいので、その分大卒に加算しても約2万円弱の差になります。そして、大学でかかった学費等を考えると、生涯もらえる年収は大卒、高卒ともに同じぐらいと思われます。
級別職員の年代及び給料
等級 | 職務内容 | 1号給~最高号給の給料月額 | 職員割合 |
---|---|---|---|
1級 | 20代 主事・技師 | 149,300円~253,300円 | 5.2% |
2級 | 20代後半 主事・技師 | 199,900円~311,100円 | 11.0% |
3級 | 20代後半~30代 主査・技査 | 235,800円~358,200円 | 30.8% |
4級 | 30~50代 係長 | 269,200円~393,300円 | 26.9% |
5級 | 30~50代 課長補佐 | 295,500円~409,900円 | 17.5% |
6級 | 40~50代 課長 | 326,400円~424,100円 | 5.4% |
7級 | 50代前半 部次長 | 371,500円~455,900円 | 1.9% |
8級 | 50代半ば 部長 | 418,300円~480,800円 | 1.3% |
※令和4年4月1日時点
※郡山市行政職員数1254人
郡山市の一般事務職は、新卒採用時に主事・技師に任命され、その後、号棒が上がることで給料UPしていきます。1級、2級には主に20代の職員が属し、300万円前後の年収が見込めます。そして、3級の主査、4級の係長へは、およそ採用から20年後に多くの職員が昇進しており、30~50代の職員が属しています。年収500万円~600万円が見込めます。
また、5級の課長補佐は、能力次第で高卒職員も昇級できる役職になりますが、6級の課長は多くが大卒職員が占めています。さらに、7級、8級になると大卒職員でもほんの一握りの職員が昇級できる役職になります。ちなみに、最高等級の部長クラスは1000万近い年収が見込めます。
職種 | 平均年齢 | 平均給料月額 | 平均給与月額 |
---|---|---|---|
技能労務職 | 55.6歳 | 337,762円 | 370,619円 |
技能労務職は、平均年齢が高いもの、給料は職員全体のなかで低い水準になります。それでも50代年収は600万円以上になるので、一般サラリーマン50代年収と同じぐらいの給料、給与、賞与が見込めます。
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