高岡市役所採用の難易度・年収モデル

高岡市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル

 

県庁所在地の富山市に次ぐ、県内第二の都市として発展している高岡市は、少子高齢化などによる人口減少が進む中で、世帯数は年々増加傾向にあります。豊かな自然と歴史のある街並みが魅力で、また、鉄道、道路、港など交通網が充実。不便のない暮らしができる街として注目されています。

 

ここでは、高岡市役所採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。

 

 

 

高岡市職員採用試験の難易度を徹底検証！

 

 

採用試験の情報

 

第1期試験	事務職（採用時22～30歳）、技術職（土木・建築）、消防職、福祉総合職、保健師、保育士、薬剤師、臨床検査技師、精神保健福祉士、看護師
第2期試験	事務職（採用時22～30歳）、技術職（土木・建築）、看護師
高卒程度・障がいのある方等対象試験	事務（Ⅰ）（採用時19～21歳以下） 事務（Ⅱ）（採用時18歳以下） 事務職（障害のある方） 技術職（土木）（Ⅰ) 消防職
通年募集型採用試験 （職務経験者）	前期 事務（採用時40歳以下） 事務職（デザイン・クリエイティブ業務） 技術職（土木） 後期 事務（職務経験者）（採用時40歳以下）
第3期試験	技術職（建築）、福祉総合職、薬剤師、臨床検査技師、診療情報管理士、看護師、技能労務職

※Ｒ５年度採用試験実施

 

高岡市役所の採用試験は、事務職、技術職、資格免許職、医療職、技能労務職、消防職など募集しており、1期、2期、3期、通年募集に分けて実施されました。

 

高岡市役所の各職種試験難易度ランク

 

ここでは、事務職をはじめ、資格免許職、技術職など、それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA～Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。

 

Aランク（偏差値60以上） ※国家一般職（大卒）、外務省	なし
Bランク（偏差値59～55） ※地方上級（政令都市）、東京消防庁	事務（大卒）
Cランク（偏差値54～50） ※地方中級、国家一般職 （高卒）、消防士（大卒）	事務（高卒）（社会人経験者） 臨床検査技師、診療情報管理士 消防士（大卒） 福祉総合職 薬剤師 技術職
Dランク（偏差値49～45） ※地方初級、警察官（大卒）、消防士（高卒）	消防士（高卒） 技術職（高卒）
Eランク（偏差値44～40以下） ※警察官（高卒）、自衛官	なし

※各ランクの相当するレベル

 

高岡市職員の採用試験難易度は平均水準！事務大卒はやや高め

 

高岡市で最も難易度が高いと思われる大卒の事務は、高倍率ではないもの試験科目が教養、専門、小論文が1次に課せられ、2次では集団、個別の面接が実施されます。受験生にとってはかなり負担になる試験科目と感じられＢランクに位置づけています。

 

事務（一般行政）の過去3年間の倍率

 

	R４	R３	R２
1期事務（大卒）	8.5	4.8	2.9
2期事務（大卒）	ー	ー	ー
3期事務（高卒）	6.0	37.0	35.0
4期事務（大卒）	3.3	ー	5.3
消防職（大卒）	5.5	3.5	3.3
消防職（高卒）	34.0	4.5	9.0

 

高岡市役所の事務大卒はやや高めの倍率！高卒は過去2年超高倍率

 

高岡市は大卒よりも高卒程度の事務試験のほうが競争率が高い傾向にあります。また、消防士については、Ｒ4年度の高卒は超高倍率結果ですが、それ以外は大卒も高卒も平均水準と思われます。

 

事務（一般行政）の試験内容！対策まとめ

 

	第1期・2期事務	社会人経験者	事務Ⅰ・Ⅱ
第1次試験	・教養試験 ・専門試験 ・小論文試験 ・性格特性検査	・教養試験 ・アピールシート ・性格特性検査	・教養試験 ・作文試験 ・性格特性検査
第2次試験	・個別面接及び集団討論	・個別面接	・個別面接

 

高岡市事務は2次試験まで実施！教養＆面接対策が必須

 

高岡市役所は、第１次試験及び第２次試験の結果を総合的に判定し、合格者が決定されます。よって、筆記試験の得点は合格基準はもちろんですが、それを上回るよう過去問題集を活用して得点力ＵＰできるようしておくことが大事です。そして、最終合格のカギはやはり面接試験の攻略になります。一人での練習は非効率的なので、専門講師の指導が受けられる公務員予備校の活用が得策です。

 

ちなみに、教養試験は、公務員として必要な一般的知識及び知能について択一式による試験で、1期、2期は大卒レベル、それ以外は高卒レベルの問題が出題されます。

 

高岡市職員（行政職）の年収・給与・賞与について徹底調査！

 

※2022年実績

 

市職員の年収は高い？安い？

 

 

高岡市事務の年収は全国平均より低い水準！

 

富山県自治体、全国地方公務員、市役所に比べ高岡市役所の年収は低く、平均年齢が若いことと、諸手当が低めであることが年収引き下げの要因と思われます。

 

新卒職員の初任給（地域手当含む）

 

　

※Ｒ５年４月１日時点
※上記金額のほかに諸手当、期末手当、勤勉手当が支給

 

経験年数＆学歴別平均給料モデル

 

	経験年数10年	経験年数20年	経験年数25年	経験年数30年
大学卒	32歳　275,335円	42歳　362,240円	47歳　398,082円	52歳　423,129円
高校卒	28歳　239,867円	38歳　256,900円	43歳　294,433円	48歳　377,133円

※令和4年4月1日時点

 

高岡市事務の給料は学歴による差が大きい！

 

大卒42歳、高卒43歳を同年齢で換算して比べるとかなりの差が大きく、また、40代以降になると管理職手当の加算により、大卒、高卒の年収差がさらに大きくなる傾向にあります。ただ、大学でかかった学費を考えると、大卒、高卒の生涯年収はそれほど変わらないと思われます。

 

級別職員の年代及び給料

 

等級	職務内容	１号給～最高号給の給料月額	職員割合
1級	20代　主事・技師	146,100円～247,600円	10.7%
2級	20代　主事・技師	195,500円～304,200円	19.8%
3級	20～40代　主任	231,500円～350,000円	33.3%
4級	30～50代　係長	264,200円～381,000円	16.7%
5級	40～50代　副課長	289,700円～393,000円	6.2%
6級	40～50代　課長	319,200円～410,200円	8.9%
7級	50代　次長	362,900円～444,900円	3.1%
8級	50代　部長	480,100円～468,600円	1.3%

※令和4年4月1日時点
※高岡市一般行政職員数550人

 

高岡市役所（事務）は、1級から3級までに約6割強の職員が占め、新卒職員から20代、30代の職員が多いですが、40代の職員も属しています。そして、採用から20年の経過年数のある職員の多くが係長へ昇進しています。また、係長で定年を迎える人もいれば、40代で副課長、課長に昇任されている職員もいます。

 

そして、次長、部長は職員全体の4％ほどで、大卒でもほんの一握りの職員のみ昇進できる役職になります。ちなみに、最高等級の8級になると900万円以上の年収が見込めます。

 

高岡市職員（行政職以外）の給与、平均年収を調査！

 

職種	平均年齢	平均給料月額	平均給与月額
技能労務職	44.2歳	310,240円	338,135円
教育職（小・中学校・幼稚園）	48.2歳	412,700円	480,075円

 

高岡市職員の年収は、給料こそそれほど変わりませんが、諸手当が行政職より高いので、教育職のほうが高い年収を得ています。また、技能労務職の年収は、職員全体では低い水準になりますが、平均500万円近い年収が見込め、高岡市民の平均年収341万円と比較すれば高年収になります。

 

 

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