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金沢市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル

 

歴史や文化、伝統が残されつつも、北陸有数の都市として高い利便性も持ち合わせている金沢市は、県庁所在地で県民の約４割が暮らしているまちです。そして、中核市、保健所政令市、中枢中核都市に指定されています。

 

ここでは、金沢市役所採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。

 

 

 

金沢市職員採用試験の難易度を徹底検証！

 

 

金沢市は、熱い挑戦心、柔軟な対応力、問題解決への自立性のある人を職員として求めています。

 

採用試験の情報

 

大学卒業程度	事務・事務（社会福祉）・事務（心理）・事務（児童福祉）・司書・土木・建築・農業・林業・造園・消防士 特別枠：事務・土木・建築 ２回目：土木、建築、農業
短大・高校卒業程度	事務・土木・建築・消防士
職務経験者	事務（情報）・事務（社会福祉）・事務（心理）・保健師・土木・建築
中途採用者（就職氷河期世代）	事務
障害のある方	事務
資格免許職	獣医師・薬剤師・保健師・臨床検査技師・保育士・看護師

※Ｒ５年度採用試験実施

 

金沢市役所の採用試験は、大卒程度、短大・高校卒業程度、職務経験者、就職氷河期世代、障害者対象、資格免許職など試験区分を設けて実施しています。大卒事務については、一般枠のほかに特別枠を設けていますので、ニーズに応じてどちらかチャレンジすることができます。

 

金沢市役所の各職種試験難易度ランク

 

ここでは、事務職をはじめ、消防士、資格免許職、技術職など、それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA～Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。

 

Aランク（偏差値60以上） ※国家一般職（大卒）、外務省	なし
Bランク（偏差値59～55） ※地方上級（政令都市）、東京消防庁	事務（大卒）（特別枠）
Cランク（偏差値54～50） ※地方中級、国家一般職 （高卒）、消防士（大卒）	事務（氷河期世代） 司書 事務（高卒） 事務（職務経験者） 大卒：事務（社会福祉）（心理）（児童福祉） 消防士（大卒） 資格免許職 技術職（大卒） 消防士（高卒）
Dランク（偏差値49～45） ※地方初級、警察官（大卒）、消防士（高卒）	技術職（職務経験者）（高卒）
Eランク（偏差値44～40以下） ※警察官（高卒）、自衛官	なし

※各ランクの相当するレベル

 

金沢市職員採用試験の難易度は平均並み！

 

金沢市の大卒事務は、倍率こそ町役場並みの難易度ですが、県庁所在地で人気の自治体ということで受験生レベルが高く、試験内容から見ても県庁自治体並みの難易度になります。また、その他区分の事務職試験についても、倍率や試験内容からして平均水準の難易度と思われます。そして、資格免許職や技術職などは低い倍率になるので、高い倍率を推移している司書以外はやや低めの難易度になります。

 

事務（一般行政）の過去3年間の倍率

 

	R５	R４	R３
事務（大卒）	3.3	3.0	5.3
事務（大卒特別枠）	3.5	3.0	5.9
事務（短大高卒）	1.8	5.0	4.1
事務（氷河期世代）	18.0	25.0	13.3
消防士（大卒）	3.1	4.7	3.3
消防士（高卒）	7.6	7.4	7.5

 

金沢市事務の倍率は過去３年、3～5倍推移！氷河期世代は高倍率

 

金沢市役所事務の倍率は、大卒、高卒どちらも県庁所在地の自治体のなかでは低い倍率結果になります。ただ、全国自治体のなかでは平均水準の倍率で、氷河期世代についてはもちろん高い倍率になりますが、どの自治体でも同じような倍率結果になるので平均並みと思って良いでしょう。そして、消防士の倍率は、大卒より高卒のほうが例年、高倍率になっています。

 

事務（一般行政）の試験内容！対策まとめ

 

	大卒	大卒特別枠 職務経験者 氷河期世代	短大・高卒
第1次試験	・教養100点 ・適性検査 ・論文50点 ・専門100点	・教養100点 ・適性検査 ・論文50点	・教養100点 ・適性検査 ・作文50点
第2次試験	・プレゼンテーション200点 ・個別面接（1回目） ・面接（2回目）700点	・プレゼンテーション200点 ・個別面接（1回目） ・面接（2回目）700点	・個別面接（1回目） ・面接（2回目）700点

 

金沢市役所（事務）は人物評価に重点を置いた採用試験！

 

1次試験は教養試験、論作文、大卒に限り専門試験が課せられます。そして、2次試験は配点の高い面接試験があり、短大・高卒以外はプレゼンテーションの試験が残されています。十分に練習して万全な体制で試験に臨めるようにしておく必要があります。

 

2次試験に進むためにも筆記試験対策が必須

 

金沢市採用試験は、第１次試験と第２次試験の結果を総合して最終合格者が決定されます。2次試験の通過点としてだけでなく、筆記試験の得点により合否が左右されることも考えられます。ボーダーラインギリギリではなく、余裕のある得点を目指し過去問等で対策しておくことが大事です。

 

どの区分も公務員として必要な一般的知識、能力について、学歴に応じた問題が出題されます。

 

金沢市職員（行政職）の年収・給与・賞与について徹底調査！

 

※2022年実績

 

市職員の年収は高い？安い？

 

 

金沢市職員事務の年収は石川県で高水準！全国平均より高め

 

金沢市は給料は平均並みですが、諸手当が平均10万を超えていることが年収引き上げの要因になっています。県内No.2の年収を得ている自治体で、全国地方公務員、市役所のなかでも高水準になります。

 

新卒職員の初任給（地域手当含む）

 

　

※Ｒ５年４月１日時点
※上記金額のほかに諸手当、期末手当、勤勉手当が支給

 

経験年数＆学歴別平均給料モデル

 

	経験年数10年	経験年数20年	経験年数25年	経験年数30年
大学卒	32歳　269,650円	42歳　349,323円	47歳　377,920円	52歳　395,961円
高校卒	28歳　228,550円	38歳　320,983円	43歳　340,400円	48歳　373,350円

※令和4年4月1日時点

 

30代半ば頃から民間企業の平均年収を超える！？

 

金沢市職員（事務）の給料は、原則、毎年昇給しますが、特に30歳から40歳半ばあたりがピークと思われます。新卒の場合250～280万円の年収が、10年後には400万円以上、20年後には600万円近い年収が見込まれるようになり、若い頃は民間企業の平均年収より低めでしたが、毎年の昇給により徐々に超えていくようになります。

 

級別職員の年代及び給料

 

等級	職務内容	１号給～最高号給の給料月額	職員割合
1級	20代　主事・技師	146,500円～248,200円	10.1%
2級	20代　主事・技師	196,000円～304,900円	14.1%
3級	20～40代　主査・主任	232,100円～350,800円	30.2%
4級	30～50代　課長補佐、主査、主任	264,800円～381,900円	20.8%
5級	40～50代　課長補佐	290,400円～393,900円	9.9%
6級	40～50代　課長、課長補佐	320,000円～411,200円	7.9%
7級	50代前半　次長、課長	363,800円～446,000円	5.1%
8級	50代半ば　次長	409,100円～469,700円	0.7%
9級	50代半ば　局長	459,500円～528,800円	1.3%

※令和4年4月1日時点
※金沢市一般行政職員数1401人

 

金沢市職員事務は1級から9級までの階層があり、1級から3級までには5割の職員が属し新卒職員、20代、30代の職員が占めています。そして、早ければ30代で4級に昇級している職員もいますが、主査、主任で定年を迎える職員もいます。その後、能力次第で課長補佐、課長に昇進することも可能ですが、次長、局長はほんの一握りの職員のみ昇進できる役職になります。ちなみに、最高等級の9級は1000万円以上の年収が見込めるようになります。

 

金沢市職員（行政職以外）の給与、平均年収を調査！

 

職種	平均年齢	平均給料月額	平均給与月額
技能労務職	51.0 歳	306,700円	365,100円
高等学校教育職	42.4歳	353,900円	414,200円

※令和4年4月1日時点

 

金沢市役所の職員年収は、医師及び歯科医師などの医療職が最も高く、そして、行政職より高めの給料になる薬剤師、管理栄養士、看護師などの医療職や教育職は、諸手当が高い行政職のほうが高年収になります。また、職員全体で低い水準になる技能労務職は、平均500万円以上の年収になるので、金沢市民の平均年収346万円に比べると高年収になります。

 

 

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