栃木市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル

 

小江戸、小京都、関東の倉敷など称される栃木市は、蔵造りの建物を中心とする歴史的な街並みが残され、数々の映画・ドラマ・CM等のロケ地になっているまちです。また、豊かな自然が溢れるなかで、東京、北関東エリアへのアクセスが良好!2023年の住みたい田舎ランキング(北関東エリア)では2位になるなど注目されています。

 

ここでは、栃木市役所採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。

 

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栃木市職員採用試験の難易度を徹底検証!

 

採用試験の情報

 

栃木市公式HPを見ると、R5年度実施された試験情報は既に削除されているので詳しい内容はわかりませんでした。

 

R4年度においては、一般事務、保健師、保育士(幼稚園教諭)、社会福祉士、技師、学芸員、消防の採用試験が行われ、合計40人の合格者が決定されています。一般事務は20人、技師8人、それ以外は数名の合格者になっています。

 

栃木市役所の各職種試験難易度ランク

 

ここでは、事務職をはじめ、消防士、技術職など、それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA~Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。

 

Aランク(偏差値60以上)
※国家一般職(大卒)、外務省

なし

Bランク(偏差値59~55)
※地方上級(政令都市)、東京消防庁

なし

Cランク(偏差値54~50)
※地方中級、国家一般職 (高卒)、消防士(大卒)

・一般事務
・消防士
・保健師、保育士(幼稚園教諭)、社会福祉士、技師、学芸員

Dランク(偏差値49~45)
※地方初級、警察官(大卒)、消防士(高卒)

なし

Eランク(偏差値44~40以下)
※警察官(高卒)、自衛官

なし

※各ランクの相当するレベル

 

栃木市職員採用試験は平均並みの難易度

 

栃木市職員採用試験のなかで、最も難易度が高いのは、一般事務、消防士になります。人気の職種になるので、受験者数の割に採用人数は多くないため、比較的高めの倍率になっています。試験の偏差値は平均並みと思われますが、学歴別ではないので大卒の受験生は有利かと思います。逆に高校生や専門学校生、社会人にとってはやや不利な試験かと感じられます。それは消防職でも同様なことが言えます。

 

事務(一般行政)の過去3年間の倍率

 

R4 R3 R2
一般事務 5.1 5.0 11.7
消防 8.5 3.6 3.0

 

一般事務は過去2年間は5倍を推移し、R2年度においては10倍以上になります。栃木県第三の都市ということもあり、県内では人気の自治体になります。また、消防についてもR4年度は高い倍率になっているので、R5年度の結果に注目しておきたいものです。

 

一般事務の試験内容!対策まとめ

 

1次試験 教養試験
2次試験 適性検査、作文または小論文、集団面接
3次試験 個別面接

 

教養試験は高卒レベル!?人物重視の採用試験

 

一般事務は受験資格の要件を満たせば学歴は問わないので、幅広い人が受験しています。そのため、教養試験は高卒程度の一般知識、一般知能的な問題が出題されることが予想されます。

 

また、1次突破すると2次に作文、面接、そして、3次でもう一度面接が課せられるなど、全体的に栃木市役所は、人物評価が多く占める採用試験になります。特に面接試験に重点を置いた対策が最終合格のカギになると思われます。

 

栃木市職員(一般行政職)の年収・給与・賞与について徹底調査!

 

平均年収 597.5万円
平均年齢 43.8歳
平均給料月額 332,121円
平均給与月額 411,907円
平均ボーナス 157.0万円
平均諸手当総額 79,572円
平均退職金 2272.2万円

※2022年実績

 

職員の年収は高い?安い?

 

1位/栃木県全26自治体
242位/全国地方公務員(全1788自治体)
171位/全国市役所(全772自治体)

 

栃木市職員は県内でNO1の高年収

 

栃木市事務職の平均年齢は比較的高めということもあり、栃木県の自治体のなかでは1位の年収の高さになります。そして、全国地方公務員や全国市役所のなかでも高水準の給料、給与が得られる自治体になります。

 

職員の初任給

 

大卒 182,200円
高卒 150,600円

※R4年4月1日時点
※上記金額のほかに諸手当等、期末・勤勉手当(ボーナス)が支給

 

経験年数&学歴別平均給料モデル

 

経験年数10年 経験年数20年 経験年数25年 経験年数30年
大学卒 32歳 252,365円 42歳 348,588円 47歳 372,873円 52歳 403,688円
高校卒 28歳 該当者なし 38歳 該当者なし 43歳 該当者なし 48歳 378,418円

※令和4年4月1日時点

 

給料上昇率の高い時期は30~40代!

 

栃木市事務職の給料は、初任給から採用10年、20年が最も上昇しており、その後は緩やかにUPしています。そして、若手、中堅の高卒職員は現在いませんが、大卒47歳と高卒48歳を同年齢にして換算するとそれほど給料の差が感じられません。また、大学でかかった学費を考えると、大卒、高卒の生涯年収は同じぐらいであると思います。

 

級別職員の年代及び給料

 

等級 職務内容 1号給~最高号給の給料月額 職員割合
1級 20代 主事・技師 146,100円~247,600円 4.9%
2級 20代後半 主事・技師 195,500円~304,200円 19.6%
3級 30代前半~ 主任 231,500円~350,000円 14.8%
4級 30~50代 係長・主査 264,200円~381,000円 28.4%
5級 30~50代 副主幹 289,700円~393,000円 13.3%
6級 40~50代 課長補佐 319,200円~410,200円 8.2%
7級 50代前半 課長・主幹 362,900円~444,900円 8.9%
8級 50代半ば 部長 408,100円~468,600円 1.9%

※令和4年4月1日時点
※栃木市事務職員数1032人

 

栃木市事務職員は1級から8級までの等級があり、新卒採用の際は主事・技師に任命されるのが一般的です。そして、2級までは主に20代の職員が属し、10年後には3級の主任、20年後の40歳ぐらいに係長に昇進する職員が多くいます。5級の主幹は、能力次第では高卒職員も昇級可能ですが、6級の課長補佐になるとほとんどが大卒職員が占めています。

 

また、7級の課長、8級の部長は、職員全体の10,8%で、全ての職員が昇級できる役職ではなく、大卒でもほんの一握りになっています。そして、最高等級の部長クラスになると900~1000万円近い年収が期待できます。

 

栃木市職員(行政職以外)の給与、平均年収を調査!

 

職種 平均年齢 平均給料月額 平均給与月額
技能労務職 55.8歳 285,658円 312,688円
教育職 43.5歳 363,900円 485,548円

 

栃木市役所の行政職と教育職の給料、給与を比べると教育職のほうがかなり高めとなっています。平均年収にすると約40~50万円の差になっています。ちなみに、技能労務職は栃木市職員全体のなかで年収は最も低い水準ですが、平均年収550万円で、一般サラリーマンの平均より高めとなっています。

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