前橋市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル
市政施行130周年を迎えた前橋市は、県庁所在地で群馬県の政治の中心都市として発展しています。山や緑が溢れるなかに、市街地や住宅街、オフィスビルが建ち並び、都市と自然が調和している暮らしやすさ抜群のまちになります。
ここでは、前橋市職員採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。
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前橋市職員採用試験の難易度を徹底検証!
前橋市が目指す職員像
- 信頼に応える職員
- チャレンジする職員
- 活力あふれる職員
自然と調和し、安心して暮らせるまちづくりのため、前橋市は「信頼」、「チャレンジ」、「活力」この3つをキーワードを職員に求めています。
採用試験の情報
6月試験 | 事務I、土木I、建築I、獣医師、保健師、消防職I、障害者対象(事務I)、社会人経験者対象(事務I) |
---|---|
9月試験 | 事務II、土木II、保育士、消防職II、障害者対象(事務II)、就職氷河期対象(事務I・II)、技能労務職 |
9月試験(社会人) | 事務I、考古学、土木I、建築I、機械I、薬剤師、精神保健福祉士、保健師、保育士、電気Ⅰ |
前橋市職員採用試験は、大きく、Ⅰ類の大卒程度、Ⅱ類の高卒程度、社会人、氷河期世代、障害者対象、消防職、資格免許職、技術職、技能労務職など募集しています。主にⅠ類の試験は6月に、Ⅱ類、社会人対象、資格免許職等は9月に試験が実施されています。
前橋市役所の各職種試験難易度ランク
ここでは、事務職をはじめ、消防職、技術職など、大卒、短大卒、高卒、社会人それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA~Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。
Aランク(偏差値60以上) |
なし |
---|---|
Bランク(偏差値59~55) |
・事務Ⅰ |
Cランク(偏差値54~50) |
・消防士Ⅰ・保健師・保健師(社会人)・保育士 |
Dランク(偏差値49~45) |
・Ⅱ類(技術職) |
Eランク(偏差値44~40以下) |
なし |
※各ランクの相当するレベル
前橋市は県内NO.1の人気自治体!事務職は政令都市並みの難易度
前橋市役所の採用試験で最も難易度の高いのは大卒程度の事務職になります。試験自体は全国水準になりますが、競争率が高く、受験者のレベルが高いため、Bランクに位置づけています。また、大卒レベルの氷河期世代、社会人についても同様に難易度が高くBランクにしています。
そして、高倍率で人気職種になる消防士(大卒)はCランクのなかでもトップの難易度で、保健師や保育士も例年、高い倍率を推移しているので同じくCランクの上位に位置しています。また、高卒程度の事務についても倍率、受験生レベルから同じくCランク上位の難易度と考えても良いと思われます。
事務(一般行政)の過去3年間の倍率
R4 | R3 | R2 | |
---|---|---|---|
事務Ⅰ(大卒程度) | 13.2 | 14.2 | 17.9 |
事務Ⅱ(高卒程度) | 9.3 | 4.9 | 6.0 |
事務Ⅰ(社会人対象) | 24.8 | 9.0 | 42.0 |
事務Ⅰ・Ⅱ(氷河期世代) | 31.0 | 8.8 | 14.6 |
消防職Ⅰ | 18.7 | 12.1 | 7.1 |
消防職Ⅱ | 15.5 | 8.0 | 4.1 |
大卒&社会人は県内トップクラスの倍率
前橋市役所の事務職採用試験は非常に高倍率で、県内はもとより全国的に高い水準になります。特に大卒程度は、例年10.0倍以上、社会人においてはそれ以上の競争率で非常に厳しい試験になります。また、高卒程度についてもR4年度は10.0倍近い倍率になるので簡単に合格できる試験ではありません。そして、消防職については、大卒程度のほうが高卒程度試験よりも例年、高い倍率を推移しています。
事務職の試験内容!対策まとめ
事務Ⅰ(大卒程度) |
事務Ⅱ(高卒程度) |
社会人対象事務 | |
---|---|---|---|
第1次試験 | 教養試験・適性検査 | 教養試験・適性検査 |
筆記試験(SPI3) |
第2次試験 | 面接試験 | 面接試験 | 面接試験 |
第3次試験 | 面接試験 | 面接試験 | 面接試験 |
全区分において3次試験実施!人物評価に重点を置いた採用試験
前橋市事務職は、1次試験に筆記試験、2次、3次に面接が行われることから、人物重視の採用試験になります。社会人対象の1次試験は、教養試験よりも易しい問題で、公務員試験の対策が不要とも言われていますが、1次試験で振るい落とされないためにも、SPI試験問題集等で問題の傾向を掴んでおくとスムーズに解答できると思われます。
そして、社会人以外の大卒、高卒、氷河期世代(大卒、高卒)では、1次試験に教養試験が課せられます。2次試験に進むためにも過去問でしっかりと対策しておく必要があります。
最終合格するためにも繰り返しの面接練習が必須
面接試験は、前橋市がどのような人材を求めているのかを着目し、しっかり自己アピールできるよう練習しておく必要があります。面接官からの質問に柔軟にスムーズに応えられるようにしておくことがポイントです。そのためには一人での面接練習は非効率的です。効率的かつ効果的に人物試験対策するためにも、各自治体に精通している公務員予備校の活用がおすすめですね。
前橋市職員(行政職)の年収・給与・賞与について徹底調査!
平均年収 605.3万円
平均年齢 42.7歳
平均給料月額 327,125円
平均給与月額 394,296円
平均ボーナス 164.6万円
平均諸手当総額 67,201円
平均退職金 2307.4万円
※2022年実績
市職員の年収は高い?安い?
4位/群馬県全36自治体
185位/全国地方公務員(全1788自治体)
132位/全国市役所(全772自治体)
前橋市事務職の年収は全国平均より高水準
群馬県自治体のなかでは4番目の年収の高さで、前橋市職員は全国地方公務員、市役所のなかでも平均よりかなり高めの年収を得ることができます。
職員の初任給
大卒 190,200円
短大卒 171,200円
高卒 157,900円
※R5年4月1日時点
※給料のほか、地域手当、扶養手当、住居手当、通勤手当、期末手当、勤勉手当等がそれぞれの手当の支給条件に応じて支給
経験年数&学歴別平均給料モデル
経験年数10年 | 経験年数20年 | 経験年数25年 | 経験年数30年 | |
---|---|---|---|---|
大学卒 | 32歳 272,111円 | 42歳 352,359円 | 47歳 376,594円 | 52歳 394,038円 |
高校卒 | 28歳 228,233円 | 38歳 323,033円 | 43歳 339,620円 | 48歳 363,500円 |
※令和4年4月1日時点
前橋市役所は学歴による給料差が比較的大きい
初任給では既に3万円強の差があり、採用10年後は約4.4万円、20年後は約3万円、25年後は3.7万円、30年後は3万円と採用時から30年後の50歳になっても大卒、高卒の給料差は縮まることはないようです。ただ、大学でかかった学費を考えると、大卒、高卒の生涯年収はそれほど変わりはないように思えます。
級別職員の年代及び給料
等級 | 職務内容 | 1号給~最高号給の給料月額 | 職員割合 |
---|---|---|---|
1級 | 20代 主事・技師 | 146,100円~247,600円 | 6.2% |
2級 | 20代後半 主事・技師 | 195,500円~304,200円 | 16.4% |
3級 | 20代後半~30代 主任 | 231,500円~350,000円 | 25.5% |
4級 | 30~50代 係長・副主幹 | 264,200円~381,000円 | 30.3% |
5級 | 30~50代 課長補佐 | 289,700円~393,000円 | 10.3% |
6級 | 40~50代 副参事 | 319,200円~410,200円 | 4.8% |
7級 | 50代前半 課長 | 362,900円~444,900円 | 4.4% |
8級 | 50代半ば 参事 | 408,100円~468,600円 | 0.7% |
9級 | 50代半ば~後半 部長 | 458,400円~527,500円 | 1.4% |
※令和4年4月1日時点
※前橋市事務職員数1338人
前橋市役所の事務職は1級から9級まで等級があり、主に新卒、20代職員は1級、2級に属し、採用10年後の30歳頃に3級主任に昇進している職員が多いようです。そして、順調であれば20年後のおよそ40歳ごろに係長に昇級することができます。そして、5級の課長補佐は、能力次第で高卒職員でも昇級できる役職になりますが、前橋市は大卒職員が多く占めています。
さらに6級以降になると、大卒でも一部の職員のみが昇進することができ、8級の参事は9人、9級の部長は19人とわずかになります。ちなみに、最高等級9級では、900万~1000万円ほどの年収が見込めるようになります。
前橋市職員(行政職以外)の給与、平均年収を調査!
職種 | 平均年齢 | 平均給料月額 | 平均給与月額 |
---|---|---|---|
技能労務職 | 51.6歳 | 319,852円 | 350,514円 |
教育職 | 40.3歳 | 376,807円 | 425,880円 |
消防職 | 39.0歳 | 317,007円 | 407,210円 |
※令和4年4月1日時点
前橋市職員のなかで最も年収が高いのは消防職になります。行政職と比べると、初任給から採用10年、20年、30年後においても変わらず消防職のほうが高い給料、給与を得ています。そして、消防職の次に教育職になり、行政職よりやや高めの年収が見込まれます。技能労務職については、どの自治体でもそうですが、職員全体では低い水準になっています。ただ、同業者や同年代のサラリーマンの平均年収と比べると高めになります。
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