太田市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル
北関東有数の工業都市として発展してきた太田市は、「住みよさランキング」でも全国上位にランクインするなど、子どもから高齢者まで暮らしやすいと定評があります。近年は人口増加傾向にありましたが、令和3年度からはやや減少しているもの世帯数は増えています。
ここでは、太田市役所採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。
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太田市職員採用試験の難易度を徹底検証!
太田市は「人と自然にやさしく、品格のあるまち太田」の実現に向け、以下のような人材を求めています。
太田市の魅力を更に高め、市民の皆さんが笑顔で暮らせるまちになるよう、強い使命感とチャレンジ精神をもった人
採用試験の情報
大卒程度 | 一般事務、建築事務、電気設備事務、土木事務、保険事務 |
---|---|
高卒程度 | 一般事務 |
文化スポーツ |
一般事務 |
実務経験者 | 建築、電気設備、電気設備、土木 |
障がい者対象 | 一般事務 |
その他 | 消防士、技能労務職 |
※R5年度採用試験実施
太田市役所の採用試験は、大卒、高卒程度、文化スポーツ、実務経験者、障害者対象、消防職、技能労務職など試験区分を設けて実施しています。
そして、文化スポーツ枠は、高校在学時以降に文化芸術またはスポーツの分野において、全国規模以上の大会に県代表等として出場した実績がある人(団体競技の場合、所属団体の主力メンバーであること)で、その過程において培われた能力を市政に発揮できる人を求めています。
太田市の各職種試験難易度ランク
ここでは、事務職、消防職など大卒、高卒、社会人それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA~Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。
Aランク(偏差値60以上) |
なし |
---|---|
Bランク(偏差値59~55) |
一般事務(大卒) |
Cランク(偏差値54~50) |
・一般事務(短大・高校) |
Dランク(偏差値49~45) |
・建築(実務経験者 |
Eランク(偏差値44~40以下) |
なし |
※各ランクの相当するレベル
太田市役所の平均倍率は例年7倍!やや難易度の高い採用試験
太田市職員の採用試験は、採用人数に対し、受験者が多いことから、全体的に倍率が高めで、一般事務職はどの職種も難易度は高めと思われます。大卒の一般事務は15名程度、文化スポーツは3名、高卒程度については1名の募集になっているので、どの試験区分も厳しい試験になると思われます。
そして、大卒一般事務は4次試験まであるので、受験生の偏差値はもちろんですが集中力も必要になり、難易度高めの自治体と感じられます。その次に採用人数が少ない高卒程度試験は、R4年度においては受験者16名がいたもの最終合格に至っておらず、R3年度は10倍以上の競争率になり、県内市役所のなかではやや高めと思われます。
一般事務の過去3年間の倍率
R4 | R3 | R2 | |
---|---|---|---|
一般事務(大学) | 6.42 | 7.54 | 6.38 |
一般事務(短大・高校) | 合格者なし | 13.0 | 5.0 |
一般事務(文化スポーツ) | 4.33 | 6.75 | 5.80 |
消防 | 6.50 | 4.88 | 3.84 |
一般事務試験は全国平均より高い倍率を推移
大卒事務は約7倍、高卒程度についても高倍率を推移するなど太田市一般事務の倍率は毎年、高めになります。その一方で、文化・スポーツは4~6倍で、大卒や高卒に比べると合格しやすい試験になりますので、文化芸術またはスポーツの分野で実績のある人は積極的にチャレンジしてみると良いでしょう。そして、消防士は、全国的にも高い倍率を推移している自治体が多く、太田市は平均並みの倍率と思われます。
事務(一般行政)の試験内容!対策まとめ
大卒 | 文化・スポーツ | 高校卒 | |
---|---|---|---|
第1次試験 | 小論文試験・教養試験 | 書類選考 | 小論文試験・SPI3 |
第2次試験 | 人物試験 |
基礎能力試験・性格検査 |
人物試験 |
第3次試験 | 人物試験 | 人物試験 | 人物試験 |
第3次試験 | 人物試験 | なし | なし |
大卒は4次試験まで実施!その他は3次試験まで!どの試験も人物重視の採用試験
文化・スポーツ枠以外は、1次に筆記試験、2次、3次ともに面接試験、大卒に限り4次試験でも人物試験が課せられます。試験内容からみても人物評価の試験であることは明らかです。特に面接対策に重点を置いた試験対策が最終合格のカギになります。
1次試験で振るい落とされないためにも、筆記試験対策も必須
- 大卒教養試験:時事、社会・人文に関する一般知識並びに文章理解、判断推理、数的推理及び資料解釈に関する一般知能[大学卒業程度]
- 基礎能力試験:言葉の意味を理解し、文章や話の要旨をとらえる能力や数的情報をもとに解を導く能力や論理的思考力を検査します。(高校卒業程度)
大卒では教養試験、高卒程度、文化スポーツ枠は、教養試験よりも易しい問題になる基礎能力試験になります。2次試験に進むためにも(文化スポーツは3次試験)、過去問やSPI問題集など活用して対策しておく必要があります。
太田市職員(一般事務職)の年収・給与・賞与について徹底調査!
平均年収 613.6万円
平均年齢 43.1歳
平均給料月額 330,623円
平均給与月額 398,245円
平均ボーナス 163.3万円
平均諸手当総額 67,601円
平均退職金 2214.5万円
※2022年実績
市職員の年収は高い?安い?
3位/群馬県全36自治体
134位/全国地方公務員(全1788自治体)
100位/全国市役所(全772自治体)
太田市職員年収は群馬県自治体で高い水準!
全国地方公務員や全国市役所のなかでも高年収を得ることができる自治体になります。また、太田市民の平均年収に比べるとかなり高水準であると感じられます。
新卒職員の初任給
大卒 187,200円
高卒 153,900円
※令和4年4月1日時点
※この他、通勤手当、扶養手当、期末・勤勉手当、時間外勤務手当、住居手当等が基準により支給
経験年数&学歴別平均給料モデル
経験年数10年 | 経験年数20年 | 経験年数25年 | 経験年数30年 | |
---|---|---|---|---|
大学卒 | 32歳 271,589円 | 42歳 356,574円 | 47歳 373,942円 | 52歳 390,470円 |
高校卒 | 28歳 240,400円 | 38歳 323,500円 | 43歳 368,575円 | 48歳 376,736円 |
※令和4年4月1日時点
太田市事務職の給料は30~40代が最も上昇率が高い
新卒採用時は年収250~350万円ですが、採用10年後になると400万円、そして20年後の40歳頃には600万円に近い年収が見込めます。その後は緩やかに給料が上がり、50代では役職・管理職手当等により、年収の差が広がっています。
そして、大卒、高卒の給料差は、経過年数で比較するとかなり差があるようにみえますが、同年齢で比べると若干あるものそれほど変わりはないように思えます。しかし、管理職が多い大卒の職員のほうがやはり平均的に高い年収を得ることができると思われます。ただ、大学でかかった学費を考えると、大卒、高卒の生涯年収はそれほど変わらないと思われます。
級別職員の年代及び給料
等級 | 職務内容 | 1号給~最高号給の給料月額 | 職員割合 |
---|---|---|---|
1級 | 20代 主事・主事補 | 146,100円~247,600円 | 8.6% |
2級 | 20代後半 主事 | 195,500円~304,200円 | 14.9% |
3級 | 30代 主任 | 231,500円~350,000円 | 17.6% |
4級 | 30~50代 係長・係長代理 | 264,200円~381,000円 | 34.6% |
5級 | 30~50代 課長補佐 | 289,700円~393,000円 | 11.0% |
6級 | 40~50代 参事・課長 | 319,200円~410,200円 | 9.5% |
7級 | 50代 副部長 | 362,900円~444,900円 | 2.2% |
8級 | 50代半ば~ 部長 | 408,100円~468,600円 | 1.5% |
※令和4年4月1日時点
※太田市一般事務職員数852人
太田市職員(一般事務)は1級から8級までの等級があり、新卒採用時は主事・主事補に任命され、その後は経験年数と勤務実績等を参考に、能力主義で昇任が行われます。1級、2級は主に20代の職員が属し、3級の主任は採用10年後あたり、30歳頃に昇格している職員が多いようです。そして、順調にいけば係長代理を経て、40歳あたりで大卒、高卒に限らず係長に昇格することができます。
そして、5級の課長補佐は高卒職員でも能力次第で昇級することができますが、6級の参事・課長以降になると大卒職員がほぼ占め、7級、8級はほんの一握りの職員が昇級できる役職になります。また、最高等級の部長クラスになると900万~1000万近い年収が見込めます。
太田市職員(事務職以外)の給与、平均年収を調査!
職種 | 平均年齢 | 平均給料月額 | 平均給与月額 |
---|---|---|---|
技能労務職 | 55.3歳 | 369,574円 | 402,515円 |
教育職 | 40.8歳 | 378,671円 | 429,232円 |
小・中学校(幼稚園)教育職 | 44.7歳 | 357,400円 | 413,58円 |
消防職 | 41.6歳 | 329,000円 | 417,994円 |
※令和4年4月1日時点
太田市職員のなかで最も給料が高いのは、教育職でその次に、消防職、行政職になります。ただ、年収にすると諸手当等が充実している消防職がNO.1と思われ、次に教育職、行政職になります。そして、技能労務職については、太田市役所のなかでは低い水準になるもの、同年代のサラリーマンや同業者と比べるとそれ以上の年収が見込めます。
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