福井市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル

 

県人口の約34%が暮らしている福井市は、県庁所在地及び中核市に指定されているまちで、福井県の政治経済の中心として発展しています。自然が身近にありながら、商業・行政機能など福井駅を中心に中核機能が集積し、道路や公園なども配置され、住みよい街として注目されています。

 

ここでは、福井市役所採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。

 

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福井市職員採用試験の難易度を徹底検証!

 

福井市は『福井市を想い、自ら考え挑戦し、市民に“幸せ”を届ける職員』を目指すべき職員像として掲げています。

 

採用試験の情報

 

前期採用試験

大卒程度
事務A、土木A、建築A、機械、電気、農業、林業、消防士A
資格専門職
社会福祉士、心理士、保健師、管理栄養士、薬剤師、獣医師、保育士・保育教諭

後期採用試験

短大・高校卒業程度
事務B、土木B、消防士B
資格専門職
学芸員(植物)、学芸員(美術)
経験者枠
事務C、土木C、建築C、保健師C
障害者
事務D

随時募集

資格専門職
医師、薬剤師、獣医師

※R5年度採用試験実施

 

福井市の職員採用試験は、大きく前期、後期に分けて実施され、前期では主に大卒程度、資格専門職、後期に短大・高卒程度、経験者、障害者対象に行われています。

 

福井市役所の各職種試験難易度ランク

 

ここでは、事務職をはじめ、消防士、資格免許職、技術職など、それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA~Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。

 

Aランク(偏差値60以上)
※国家一般職(大卒)、外務省

なし

Bランク(偏差値59~55)
※地方上級(政令都市)、東京消防庁

事務A(大卒)

Cランク(偏差値54~50)
※地方中級、国家一般職 (高卒)、消防士(大卒)

事務B(短大・高卒程度)
事務C(経験者)
管理栄養士
保育士・保育教諭
資格専門職
消防士A(大卒)
技術職A

Dランク(偏差値49~45)
※地方初級、警察官(大卒)、消防士(高卒)

消防士B(短大・高卒)
技術職B・C

Eランク(偏差値44~40以下)
※警察官(高卒)、自衛官

なし

※各ランクの相当するレベル

 

福井市役所事務は全国やや高めの難易度!中核市では平均並み

 

福井市は、公務員事務を目指す受験生から人気の自治体になるので、受験生のレベルが高く、また、倍率もそこそこあるので、Bランクの難易度と思われます。その次に、高倍率を推移している事務BとCになります。また、管理栄養士や保育士・保育教諭もやや高めの倍率になりますので、難易度は高いと思って試験に臨まれると良いでしょう。それ以外の職種は平均並みの難易度と思われます。

 

事務(一般行政)の過去3年間の倍率

 

R4 R3 R2
事務A(大卒) 4.0 4.7 6.1
事務B(短大・高卒) 11.0 16.0 17.0
事務C(経験者) 6.5 13.0 21.0
消防士A 4.3 3.1
消防士B 4.0 2.5

 

福井市事務Aの倍率は中核市のなかで平均並み!Bは高い倍率

 

大卒程度の事務Aは、過去3年間4~6倍で推移し、県庁所在地、中核市であることから全国的にはやや高めと感じられます。そして、短大・高卒程度のBについては、例年10倍以上推移していることから、厳しい試験になると思われます。また、経験者枠は、どの自治体も高倍率結果になるので、想定内でもあり平均並みとしています。そして、消防士は比較的にAもBも3~4倍なので高くもなく平均水準の倍率になります。

 

事務(一般行政)の試験内容!対策まとめ

 

大卒 社会人 短大卒・高校卒
第1次試験

教養試験100点
専門試験100点
作文試験60点

基礎能力試験(SPI3)100点
作文試験50点

教養試験100点
作文試験60点

第2次試験

面接・討論600点
適性検査

面接・プレゼン・討論600点
適性検査

面接・討論600点
適性検査

 

福井市事務はどの区分も人物試験の配点が高い!

 

福井市役所の事務は、大卒、短大・高卒、経験者いずれの試験区分において、1次に筆記、2次に面接・適性検査が行われています。2次試験の口述試験の配点が非常に高く、最終合格するためには面接試験に向けた練習が必須です。効率的かつ効果的に合格力を身につけるためにも専門講師の指導が受けられる公務員予備校の活用が得策です。

 

最終合格者は、第1次試験及び第2次試験の成績を総合して決定

 

大卒・短大高卒教養試験
時事、社会・人文に関する一般知識及び文章理解、判断・数的推理、資料解釈に関する一般知能
大卒専門試験
憲法、行政法、民法、経済学、財政学、社会政策、政治学、行政学、国際関係 など
経験者
公務員として職務を遂行する上で必要となる基礎的な能力に関する試験(能力検査のみ)

 

筆記試験の問題は区分ごとに異なり、経験者は公務員試験対策不要と言われている基礎的なな能力検査になります。そして、大卒、短大・高卒程度の試験は、一般教養試験のなかでも、知識より論理的思考等の知能を重視する試験になります。

 

2次試験に進むためには1次試験に突破する必要があり、また、筆記試験の得点は最終合格者決定の際に反映されるので、満点でなくても良いですが、合格ボーダラインよりやや上を目指す気持ちで対策しておく必要があります

 

福井市職員(行政職)の年収・給与・賞与について徹底調査!

 

平均年収 603.8万円
平均年齢 43.1歳
平均給料月額  333,700円
平均給与月額 405,039円
平均ボーナス 160.9万円
平均諸手当総額 71,399円
平均退職金 2381.6万円

※2022年実績

 

市職員の年収は高い?安い?

 

1位/福井県全18自治体
197位/全国地方公務員(全1788自治体)
142位/全国市役所(全772自治体)

 

福井県で唯一、平均600万円越えの年収自治体!全国でも高水準

 

福井市役所事務の年収は、県内トップ、全国地方公務員、市役所のなかでも上位にランクインしている自治体になります。平均年齢がやや高めで、給料、給与ともに高い水準が年収引き上げの要因と思われます。

 

新卒職員の初任給(地域手当含む)

 

大卒 197,400円
短大卒 177,700円
高卒 163,600円

 

※R5年4月1日時点
※上記金額のほかに諸手当、期末手当、勤勉手当が支給

 

経験年数&学歴別平均給料モデル

 

経験年数10年 経験年数20年 経験年数25年 経験年数30年
大学卒 32歳 260,615円 42歳 356,482円 47歳 379,219円 52歳 404,297円
高校卒 28歳 ー円 38歳 333,400円 43歳 332,125円 48歳 374,950円

※令和4年4月1日時点

 

福井市事務職の給料は、採用後10年から20年後にかけて上昇UP

 

福井市職員(事務)は、初任給や20代の給料こそ多くありませんが、年1回の昇給により、40代になると一般サラリーマンよりも高年収を得ることができます。30代で480万円、40代で630万円、50代で700万円近い年収が見込めると思われます。

 

級別職員の年代及び給料

 

等級 職務内容 1号給~最高号給の給料月額 職員割合
1級 新卒・20代 主事・技師 146,100円~247,600円 5.1%
2級 20~30代 主事・技師 195,500円~304,200円 12.8%
3級 20~40代 主査 231,500円~350,000円 18.6%
4級 30~50代 副主幹 264,200円~381,000円 21.3%
5級 30~50代 課長補佐、主幹 289,700円~393,000円 24.2%
6級 40~50代 課長、副課長、課長補佐 319,200円~410,200円 9.8%
7級 50代 次長・課長 362,900円~444,900円 4.6%
8級 50代 次長 408,100円~468,600円 2.2%
9級 50代 部長 434,300円~527,500円 1.3%

※令和4年4月1日時点
※福井市一般行政職員数1206人

 

福井市職員(事務)は1級から9級までの階層があり、1級主事は新卒職員と採用2年目の職員が属し、その後、2級の主事に昇級します。3級の主査、4級の副主幹は採用から10~20年の職員が昇進しており、向上心&チャレンジある職員は能力次第で主幹、課長補佐、そして、40歳過ぎる頃に6級の副課長、課長に昇進することも可能です。その一方で、5級あたりで定年を迎える職員もいます。

 

また、7級以降になるとほぼ大卒の50代職員が占めていますが、誰しもが昇進できるわけではなく、ほんの一部の職員のみが昇任される役職になります。ちなみに、最高等級の9級になると900~1000万円以上の年収が期待できます。

 

福井市職員(行政職以外)の給与、平均年収を調査!

 

職種 平均年齢 平均給料月額 平均給与月額
技能労務職 51.9歳 332,200円 367,890円
教育職 43.3歳 340,100円 397,828円

※令和4年4月1日時点

 

福井市役所の職員年収は、行政職と教育職を比べると、給料は教育職のほうが高めですが、諸手当が含まれる給与は行政職のほうが高めになります。年収にすると若干、行政職のほうが高い年収を得ています。また、職員全体のなかでは低い水準になる技能労務職は、全国自治体の平均並みで、平均500万円以上の年収が見込まれますので、福井市民の平均年収372万円に比べると高年収を得ていることになります。

 

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