越前市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル

 

平成17年に旧武生市と旧今立町が合併して誕生した越前市は、現在、県内3番目の人口を有し、日本総合研究所による「全47都道府県幸福度ランキング2020」で、幸福度ランキング第1位にランクインしたまちです。そして、越前和紙をはじめ越前打刃物、越前箪笥などの伝統工芸品が今も受け継がれつつ、最先端技術を駆使した電子機器などの製造業が盛んです。

 

ここでは、越前市役所採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。

 

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越前市職員採用試験の難易度を徹底検証!

 

越前市が求める職員像

  1. 市民の目線に立ち、調査し、判断、行動する職員
  2. 広い視野に立ち、時代の変化を感じ取り、施策を立案、遂行できる職員

 

採用試験の情報

 

A日程 事務(一般)、事務(司書)、福祉、管理栄養士、都市環境デザイン(土木)、電気・機械、保健師、保育教諭
B日程 事務(一般)、事務(司書)
職務経験者・通年募集 事務、事務(国際)、福祉、都市環境デザイン(土木)、建築

※R5年度採用試験実施

 

越前市は、A日程、B日程、職務経験者・通年募集に分けて採用試験が実施されました。

 

越前市役所の各職種試験難易度ランク

 

ここでは、事務職をはじめ、資格免許職、技術職など、それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA~Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。

 

Aランク(偏差値60以上)
※国家一般職(大卒)、外務省

なし

Bランク(偏差値59~55)
※地方上級(政令都市)、東京消防庁

事務(一般)

Cランク(偏差値54~50)
※地方中級、国家一般職 (高卒)、消防士(大卒)

事務(学芸員)
事務(社会福祉)
事務(職務経験者)
保育教諭
保健師

Dランク(偏差値49~45)
※地方初級、警察官(大卒)、消防士(高卒)

技術職

Eランク(偏差値44~40以下)
※警察官(高卒)、自衛官

なし

※各ランクの相当するレベル

 

越前市役所の採用試験難易度は事務高め、それ以外は易しい

 

一般事務は例年、高めの倍率で、そのほか、社会福祉や学芸員など募集年度においては一般事務と同様に高い倍率結果になっています。一般事務はBランク、それ以外の事務はCランク上位に位置づけています。

 

事務(一般行政)の過去3年間の倍率

 

R4 R3 R2
事務(一般)A日程 6.2 7.5 8.0
事務(一般)B日程 2.4 8.6

18.0(大卒)
8.5(高卒)

事務(一般)職務経験者 3.5

 

越前市職員(事務)の倍率は総合的に高め!県内自治体では高倍率

 

R4年度のB日程以外は、6~8倍を推移しているので、全国市役所のなかでも高めの倍率になると思われます。R4年度に実施された職務経験者については、非常に低い倍率で、社会人で県内の事務公務員を目指す人には穴場と思われます。

 

事務(一般行政)の試験内容!対策まとめ

 

A日程 職務経験者
第1次試験

SPI3(性格検査、基礎能力検査)
書類選考

書類選考(エントリーシート及び職務経歴書)
第2次試験

職場適性考査
個人面接

SPI3(性格検査、基礎能力検査)及び個人面接
第3次試験 個人面接 個人面接

 

越前市事務試験は面接2回実施!人物重視の採用試験

 

越前市役所の事務試験は、A日程、B日程、職務経験者向けに試験が行われています。B日程についての試験内容が削除されていたため詳しい内容はわかりませんが、どの試験区分も筆記試験より人物評価に重点を置いている試験内容と思われます。

 

筆記試験は公務員試験対策が不要と言われているSPI3なので一般教養試験よりか易しい問題になりますが、最終の3次試験に進むためにも試験傾向を把握し、得点できるよう問題集で学習しておく必要があります。

 

越前市職員(行政職)の年収・給与・賞与について徹底調査!

 

平均年収 537.5万円
平均年齢 37.8歳
平均給料月額 300,500円
平均給与月額 351,225円
平均ボーナス 153.7万円
平均諸手当総額 50,726円
平均退職金 2317.5万円(2021年実績)

※2022年実績

 

越前市職員の年収は高い?安い?

 

10位/福井県全18自治体
1176位/全国地方公務員(全1788自治体)
671位/全国市役所(全772自治体)

 

越前市役所事務の年収は全国平均より低い水準!

 

職員の平均年齢が若く、諸手当が5万円ということから、越前市職員は県内でもやや低めの年収になります。そして、全国地方公務員、市役所でも下位の水準になっています。

 

新卒職員の初任給(地域手当含む)

 

大卒 188,500円
短大卒 167,100円
高卒 156,800円

 

※R5年4月1日時点
※上記金額のほかに諸手当、期末手当、勤勉手当が支給

 

経験年数&学歴別平均給料モデル

 

経験年数10年 経験年数20年 経験年数25年 経験年数30年
大学卒 32歳 258,735円 42歳 349,820円 47歳 388,383円 52歳 404,587円

※令和4年4月1日時点

 

30代から40代にかけて昇給UP率が高い!

 

採用10年~20年にかけて越前市役所は給料の上昇率が高く、その後、緩やかな昇給になっています。そして、管理職手当の加算により、40代、50代になるとさらに年収が上昇傾向にあります。ただ、管理職につく人、そうでない人の年収差が広がるのもこの時期になります。

 

級別職員の年代及び給料

 

等級 職務内容 1号給~最高号給の給料月額 職員割合
1級 新卒・20代 主事・技師 146,100円~247,600円 16.4%
2級 20~30代 主事・技師 195,500円~304,200円 22.4%
3級 20~40代 主査 231,500円~350,000円 19.8%
4級 30~50代 主幹 264,200円~381,000円 8.3%
5級 30~50代 主幹 289,700円~393,000円 16.4%
6級 40~50代 課長・副課長 319,200円~410,200円 12.9%
7級 50代 課長 362,900円~444,900円 1.7%
8級 50代 部長 408,100円~468,600円 2.0%

※令和4年4月1日時点
※越前市一般行政職員数348人

 

越前市職員(事務)は、1級から3級までに約6割の職員が占め、主に20~40代の職員が属しています。主査から主幹へはおよそ採用から10~20年の職員が昇任され、その後、経験値、能力次第では副課長、課長へ昇進することができます。ただ、7級、8級は職員全体の3.7%で、ほんの一握りの職員のみ昇進できる役職になります。ちなみに、最高等級の8級になると年収900~1000万円近くが見込まれます。

 

越前市職員(行政職以外)の給与、平均年収を調査!

 

職種 平均年齢 平均給料月額 平均給与月額
技能労務職 51.1歳 285,100円 292,608円
教育職 45.8歳 369,700円 435,162円

※令和4年4月1日時点

 

越前市職員の年収は、教育職と行政職を比べると平均年齢がかなり異なるので給料、給与はだいぶ差がありますが、同年齢にして比べると、給与が高めの教育職のほうが高年収になります。そして、技能労務職は、他の自治体に比べると平均年齢が若いこともあり、平均年収は低い水準になりますが、それでも50歳で400万円以上の年収が見込めます。越前市民の平均年収約366万円に比べると高水準になります。

 

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