八王子市役所採用の難易度・年収モデル

八王子市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル

 

高尾山や浅川など豊かな自然が残されている八王子市は、東京都西部の多摩地域に位置し、大学や高等学校など市内に多数の教育機関が点在していることから学園都市の特徴があります。そして、2015年に、東京都で初めて中核市に指定されたまちで、23区を除き都内全自治体のなかで最も人口が多い市です。

 

ここでは、八王子市役所採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。

 

 

 

八王子市職員採用試験の難易度を徹底検証！

 

八王子市が求める職員像

1. 市民の信頼に応える職員
2. 自らを高める職員
3. 組織の力を向上させる職員

 

採用試験の情報

 

5月募集分	・行政（大卒・経験者）、社会福祉（令和6年4月1日採用・令和5年10月1日採用） ・土木、建築、機械、電気（令和6年4月1日採用・令和5年10月1日採用） ・保育士、栄養士、保健師（令和6年4月1日採用・令和5年10月1日採用）
9月募集分	・行政（高卒程度）（令和6年4月1日採用） ・行政（大卒程度・障害のある方を対象とした試験）（令和6年4月1日採用） ・生活環境（高卒程度）（令和6年4月1日採用） ・土木・機械・電気（大卒程度）（令和6年4月1日採用）
12月募集分	・行政・社会福祉（令和6年4月1日採用） ・土木・機械（令和6年4月1日採用） ・栄養士・保健師・看護教員（令和6年4月1日採用）

※Ｒ５年度採用試験実施

 

八王子市役所の採用試験は、5月、9月、12月募集分に分けて実施され、1次試験の教養試験はＷｅｂ方式になっています。そして、一般行政職は幅広い区分を設けて実施されています。

 

 

市の各職種試験難易度ランク

 

ここでは、事務職をはじめ、資格免許職、技術職など、それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA～Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。

 

Aランク（偏差値60以上） ※国家一般職（大卒）、外務省	なし
Bランク（偏差値59～55） ※地方上級（政令都市）、東京消防庁	一般行政（大卒・経験者）
Cランク（偏差値54～50） ※地方中級、国家一般職 （高卒）、消防士（大卒）	一般行政（高卒） 資格免許職 技術職
Dランク（偏差値49～45） ※地方初級、警察官（大卒）、消防士（高卒）	なし
Eランク（偏差値44～40以下） ※警察官（高卒）、自衛官	なし

※各ランクの相当するレベル

 

八王子採用試験の難易度は全体的にレベルが高い！市役所のなかでも難関試験

 

倍率、試験内容、受験生レベルから見ると八王子市行政職員採用試験は難易度が高く、特に大卒、経験者枠は偏差値58～59で、政令都市と変わらないと思われます。そして、高卒程度の行政においてもＣランク、偏差値54あたりで、難易度の高い試験になります。また、人気の自治体ということで、技術職や資格免許職についても、比較的、高い倍率を推移していることから、都内市役所のなかでも難関と思われます。

 

事務（一般行政）の過去3年間の倍率

 

	R５	R４	R３
A 行政（大卒程度）	9.7	15.8	11.6
B 行政（大卒程度・経験者）	21.3	57.3	61.0
C 行政（大卒程度・10月採用））	39.0	ー	ー
D 行政（大卒程度・経験者・10月採用）	48.0	ー	ー
V　行政（高卒程度）	7.3	10.0	11.7

 

八王子市行政の倍率は大卒＆経験者枠が超高い！高卒程度も高倍率

 

八王子市は特に経験者枠は非常に高い倍率を推移し、大卒に関しても10～15倍で都内市役所の中ではトップクラスになります。そして、高卒程度についても例年、高い倍率を推移し、行政採用試験はどの区分も厳しい試験になります。

 

事務（一般行政）の試験内容！対策まとめ

 

	A 行政（大卒） ｅ 行政（大卒） C行政（大卒・10月採用）	B 行政（経験者） f 行政（経験者） D 行政（経験者・10月採用）	Ｖ 行政（高卒）
第1次試験	・教養試験（Web方式） ・書類審査※eのみ	・書類審査	・教養試験（Web方式）
第2次試験	・個別面接（Web方式） ・適性検査 ・グループワーク※eなし	・個別面接（Web方式）※fなし ・適性検査 ・グループワーク	・適性検査 ・論文試験 ・個別面接
第3次試験	・論文試験 ・個別面接	・論文試験 ・個別面接	・個別面接

 

八王子市行政は3次試験まで実施！人物評価に重点を置いた採用試験

 

八王子市行政職の試験は、区分によって試験の内容は異なるもの、どの区分も最終合格者決定は3次試験の論文、個別試験の得点の高い順に決定されます。また、2次試験でも個別面接、グルーワークが課せられる区分もあり、人物試験に向けて万全な対策が必須になります。

 

1次試験突破するためにもＡ・Ｃ・e・Ｖは教養試験対策が必要！

 

 

八王子市役所の教養試験は、問題数が少なく、試験時間も短いので、一般的な試験よりも易しいと思われます。特に高卒試験（Ｖ）は、基礎的な知的能力を検証するコンパクトで易しい試験になています。ただ、1次試験で振るい落とされないためにも、試験傾向などしっかり確認して、得点ＵＰできるよう学習しておくことが大切です。

 

八王子市職員（行政職）の年収・給与・賞与について徹底調査！

 

※2022年実績

 

市職員の年収は高い？安い？

 

 

全国のなかで高年収の自治体！八王子市役所行政は都内でも高い水準

 

全国地方公務員、市役所のなかで年収ランキング上位に位置している八王子市役所は、高年収が集まる都内自治体のなかでも高水準の年収を得ています。そして、中核市平均より、給料はやや低めですが、諸手当が八王子市は充実しているので給与が高い水準になります。

 

新卒職員の初任給

 

　

※Ｒ５年４月１日時点
※上記金額のほかに諸手当、期末手当、勤勉手当が支給

 

経験年数＆学歴別平均給料モデル

 

	経験年数10年	経験年数20年	経験年数25年	経験年数30年
大学卒	32歳　272,132円	42歳　358,292円	47歳　393,008円	52歳　391,792円
高校卒	28歳　244,550円	38歳　ー	43歳　363,250円	48歳　368,627円

※令和4年4月1日時点

 

学歴に関係なく30歳から40半ばまで昇給ＵＰピーク！

 

八王子市行政職は、毎年の給料ＵＰと高めの諸手当により、30歳で年収500万円、40歳で600万円以上、40後半までには700万円近い年収が見込めます。そして、管理職手当が加算される50代は、昇給こそ緩やかになるもの、さらに高年収が期待できます。ただ、管理職につく割合が多い大卒職員とそうでない高卒職員との年収差は、この時期を境に広がる傾向にあります。

 

級別職員の年代及び給料

 

等級	職務内容	１号給～最高号給の給料月額	職員割合
1級	20～30代　主事	141,300円～324,300円	23.9%
2級	30～40代　主任	199,100円～362,500円	44.8%
3級	40～50代　課長補佐・主任	224,800円～415,100円	24.0%
4級	50代～　課長	284,000円～455,000円	5.9%
5級	50代～　部長	508,900円～517,800円	1.4%

※令和4年4月1日時点
※八王子市一般行政職員数2416人

 

八王子市職員（行政）は1級から5級までの等級があり、1級～2級には68.7％、約7割近い職員が属しています。1級は主に新卒、20代職員が占め、2級主任から3級課長補佐までは昇任試験により昇級することができます。ただ、課長や部長はほんの一部の職員だけが昇進することができ、最高等級の5級は1000万円以上の年収が見込めます。

 

八王子市職員（行政職以外）の給与、平均年収を調査！

 

職種	平均年齢	平均給料月額	平均給与月額
技能労務職	51.0歳	302,421円	379,507円
教育職	50.5歳	342,244円	462,877円

 

八王子市職員の年収は、行政職と教育職を同年齢に換算して比べると給料、給与ともに行政職の方が高い傾向にあります。そして、職員全体のなかで低い水準になる技能労務職は、同年代のサラリーマンと同じぐらい、八王子市民の平均年収より高水準の年収を得ています。

 

 

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