長野県庁職員採用の難易度・年齢別の年収モデル
信州そばや信州みそなどでも馴染みがあり、信州とも呼ばれている長野県は、本州のほぼ中央に位置し、山々に囲まれ海に面していない内陸県になります。国宝の善光寺や松本城、地獄谷野猿公苑など観光資源が豊富で、白馬や志賀高原など人気の高いスキー場も有名です。人口200万人が暮らし、移住したい都道府県ランキングでは常に上位にランクインしている魅力ある都市です。
ここでは、長野県採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。
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長野県職員採用試験の難易度を徹底検証!
長野県をより元気に、さらに発展させていくという熱い思いを持つ人を職員として求めています。
- 県民生活の向上や地域の発展に喜びを感じられる熱意のある人材
- 向上心を持って高いレベルを追及できる人材
- 周りの人と協力し合える人材
- 責任感を持って主体的に行動できる人材
- 粘り強く取り組む実行力のある人材
- 困難にも果敢に挑戦できる人材
- 前例に固執せず柔軟な発想ができる人材
採用試験の情報
大卒 |
行政A[一般方式] |
---|---|
短大・高校卒業程度 |
短大卒 |
社会人経験者 |
1回:行政、社会福祉、心理、林業、総合土木、建築、電機総合 |
障害者対象 | 県職員(行政)、小中事務 |
ウェルカムバック採用 | 行政、社会福祉、心理、農業、林業、総合土木、建築、薬剤師、保健師、化学、産業技術、産業、電機総合、獣医師 |
警察関係 |
警察官A(第1回)・警察官B(2023年10月採用) |
※R5年度採用試験実施
長野県庁は、大卒、短大、高卒、社会人、障害者の区分を設け、行政職や技術職、資格免許職など採用試験が実施され、その他、ウェルカムバック採用や警察官なども試験が行われました。行政については、大卒がA1回とB2回(秋チャレンジ含む)、高卒1回、社会人2回、障害者1回実施され、受験資格や試験方式などにより、ニーズに応じてチャレンジしやすくなっています。
長野県庁の各職種試験難易度ランク
ここでは、行政&事務職をはじめ、警察官、技術職など、大卒、短大卒、高卒、社会人それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA~Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。
Aランク(偏差値60以上) |
なし |
---|---|
Bランク(偏差値59~55) |
行政A |
Cランク(偏差値54~50) |
行政(社会人) |
Dランク(偏差値49~45) |
警察官A |
Eランク(偏差値44~40以下) |
警察官B |
※各ランクの相当するレベル
長野県庁の採用試験難易度は47都道府県の平均水準!行政職は高め
総合的に大卒試験は高め、高卒、社会人は平均並みで、短大卒の司書については例年、高い倍率を推移しているので難易度が高いと思われます。最も難しいとされるのは試験内容や受験生レベル、倍率などから行政Aと行政Bになります。また、行政職は人気があるので、警察行政についてもやや高めの難易度になります。
事務(一般行政)の過去3年間の倍率
R5 | R4 | R3 | |
---|---|---|---|
行政A(大卒) | 3.0 | 4.0 | 4.7 |
行政B(大卒) | 5.8 | 8.1 | 10.5 |
行政B秋季チャレンジ(大卒) | 29.5 | 11.3 | 23.9 |
行政(高卒) | 3.3 | 9.2 | 7.9 |
行政(社会人) |
1回:23.9 |
1回:36.3 |
1回:19.8 |
行政(氷河期世代) | ー | 72.5 | 138.0 |
警察行政(大卒) | 8.0 | 12.7 | 11.7 |
警察行政(高卒) | 10.0 | 11.0 | 13.3 |
小中事務 | 6.5 | 6.8 | 8.4 |
警察官A | 3.0 | 4.0 | 3.7 |
警察官B | 3.0 | 6.1 | 4.9 |
長野県職員行政職の倍率は大卒、高卒、社会人どの区分も高い!
大卒は一般方式のAとSPI方式のBのどちらか選択でき、チャレンジしやすいSPI方式の受験者が多く、そのためAは平均並み、Bは高倍率を推移しています。特に秋チャレンジは採用人数も少なくなるので、さらに高い倍率結果になっています。そして、社会人は2回実施され、1回目は超高倍率、2回目にしても高倍率を推移しています。また、高卒程度についてはやや高めの倍率で、他の県職員採用試験ではやや高めと思われます。
さらに警察行政は、大卒、高卒ともに10倍程度の競争率になるので、厳しい試験になると思われ、小中事務は6倍程度なので、行政職に比べるとやや低めになります。
事務(一般行政)の試験内容!対策まとめ
行政A一般方式 | 行政BSPI 方式 | 高校卒 | |
---|---|---|---|
第1次試験 |
・教養試験400点 |
・自己アピール試験600 点 |
・教養試験400点 |
第2次試験 |
・適性検査(オンライン版)受検 |
・適性検査(オンライン版) |
・作文試験300点 |
社会人試験
1次試験 |
自己セールス考査400点 |
---|---|
2次試験 |
適性検査(オンライン版) |
長野県庁行政&事務試験はどの区分も人物試験の配点が高い
区分によっては試験科目が異なりますが、どの区分も人物評価に重点を置いた試験内容になります。特に大卒程度のAとBは面接2回にグループワークが課せられ、Aは教養、専門試験もあるので、特に大卒Aは受験生にとって負担の大きい試験内容になっています。
大卒A教養試験
大学卒業程度の一般的な知識(30 題出題し、20 題選択解答)及び知能(20 題必須解答)についての択一式試験
- (知識分野=選択解答)社会科学⑭ 人文科学⑨ 自然科学⑦
- (知能分野=必須解答)文章理解(英語を含む。)⑧ 判断推理⑦ 数的処理・資料解釈⑤
高卒教養試験
高校卒業程度の一般的な知識(25 題必須解答)及び知能(25題必須解答)についての択一式試験
- 知識分野―社会科学⑧ 人文科学⑩ 自然科学⑦
- 知能分野―文章理解(英語を含む。)⑧ 判断推理⑨ 数的推理・資料解釈⑧
一次試験突破するためにも大卒Aと高卒Bは教養試験対策が必須になります。また、その他の区分においてもSPI3基礎能力検査の対策により得点力を身につけておく必要があります。
そして、最終合格者は、資格調査の合格者のうち第2次試験の基準を満たす者の点数の上位者から決定します。なお、最終合格ラインに同点者がいる場合は、第1次試験の合計点の上位者から決定します。
長野県職員(一般行政職)の年収・給与・賞与について徹底調査!
平均年収 590.7万円
平均年齢 45.1歳
平均給料月額 330,600円
平均給与月額 391,555円
平均ボーナス 153.4万円
平均諸手当総額 60,955円
平均退職金 2211.3万円
※2022年実績
長野県職員の年収は高い?安い?
4位/長野県全78自治体
304位/全国地方公務員(全1788自治体)
16位/47都道府県庁
長野県庁行政職の年収は、全国的に高い水準!県内上位
長野県自治体年収ランキングでは4位、全国地方公務員、市役所のなかでも上位にランクインしています。県職員(行政)の平均年齢が比較的高いことが平均年収引き上げの要因になっています。
新卒職員の初任給(地域手当含む)
大卒 約 199,100 円
高卒 約 165,000 円
※R5年4月1日時点
※上記金額のほかに諸手当、期末手当、勤勉手当が支給
経験年数&学歴別平均給料モデル
経験年数10年 | 経験年数20年 | 経験年数25年 | 経験年数30年 | |
---|---|---|---|---|
大学卒 | 32歳 273,331円 | 42歳 359,443円 | 47歳 381,725円 | 52歳 404,249円 |
高校卒 | 28歳 243,147円 | 38歳 269,140円 | 43歳 329,950円 | 48歳 382,362円 |
※令和4年4月1日時点
40歳前半の大卒、高卒の給料差が大きい!
大卒42歳、高卒43歳を同年齢で換算して比べると3~4万円の差が見られ、他の自治体に比べるとその差は大きいと感じられます。その後は給料差は小さくなりますが、管理職につく人、そうでない人の年収差が見られるようになります。管理職につく割合が多い大卒職員のほうが高卒職員に比べて高い年収を得ています。ただ、大学でかかった学費を考えると、大卒、高卒の生涯年収はそれほど変わらないと思われます。
級別職員の年代及び給料
等級 | 職務内容 | 1号給~最高号給の給料月額 | 職員割合 |
---|---|---|---|
1級 | 20代 主事・技師 | 149,100円~252,900円 | 11.3% |
2級 | 20~30代 主事・技師 | 199,600円~310,700円 | 18.5% |
3級 | 20~40代 主任 | 236,300円~357,500円 | 11.7% |
4級 | 30~50代 係長・主査 | 269,700円~392,400円 | 28.8% |
5級 | 30~50代 課長補佐・現地機関課長 | 295,700円~401,400円 | 16.1% |
6級 | 50代 本庁課長 | 326,000円~419,000円 | 7.5% |
7級 | 50代前半 本庁課長 | 370,700円~454,400円 | 4.6% |
8級 | 50代半ば 本庁部長 | 416,800円~478,700円 | 1.0% |
9級 | 50代半ば 本庁部長 | 468,200円~538,800円 | 0.4% |
※令和4年4月1日時点
※長野県一般行政職員数5161人
長野県庁職員の行政職は、1級から9級までの階層があり、4級までに7割の職員が占めています。係長、主査で定年を迎える職員がいる一方で、経験値、能力&実績など人事評価により、30代で係長、課長補佐に昇任されている職員もいます。そして、高卒でも現地機関課長に昇進することができ、本庁の課長級は大卒職員がほぼ占めています。
さらに、8級の部長級になると大卒でもほんの一握りの職員のみ昇進できる役職になり、最高等級の9級は1000万円以上の年収が見込めます。
長野県職員(行政職以外)の給与、平均年収を調査!
職種 | 平均年齢 | 平均給料月額 | 平均給与月額 |
---|---|---|---|
技能労務職 | 59.5歳 | 280,800円 | 295,500円 |
高等(特別支援・専修・各種)学校教育職 | 46.7歳 | 369,000円 | 408,775円 |
小・中学校(幼稚園)教育職 | 45.0歳 | 367,800円 | 407,741円 |
警察職 | 37.8歳 | 326,800円 | 369,580円 |
※令和4年4月1日時点
長野県職員の年収は、職種別で比べると技能労務職以外、45歳で平均約600万円の年収が見込まれます。そして、職員全体で低い水準になる技能労務職は、47都道府県職員、全国自治体に比べると低い年収になります。ただ、平均年収は約430万円で、長野県民の平均年収約371万円に比べると高水準になります。
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