安曇野市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル

 

2005年に5町村(豊科町・穂高町・三郷村・堀金村・明科町)が合併して誕生した安曇野市は、人口約9万人が暮らし、長野県版「街の住み心地自治体ランキング2020」(大東建託調査)では県内1位に輝いています。また、常念岳や燕岳、高瀬川、中房川など豊かな自然が溢れ、将来住んでみたい市町村ランキングでは全国32位にランクインするなど地方移住先として注目されているまちです。

 

ここでは、安雲野市役所採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。

 

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安雲野市職員採用試験の難易度を徹底検証!

 

安曇野市が求める職員像

  1. 高い倫理観をもった職員
  2. 市民の立場で考え、行動する職員
  3. 広い視野と先見性を持った職員
  4. 自ら考え責任を持ち挑戦する職員
  5. コスト感覚を持った職員

 

採用試験の情報

 

6月試験 上級(行政、土木、建築、電気、保健師)、中級(保育士)
9月試験 中級(経験保育士)、初級(行政、土木、建築、障害者)

※R5年度採用試験実施

 

安曇野市職員採用試験は、上級、中級、初級の区分があり、行政のほかに土木、建築、電気などの技術職、保健師、保育士などの資格免許職、障害者など実施されました。

 

安雲野市役所の各職種試験難易度ランク

 

ここでは、事務職をはじめ、資格免許職、技術職など、それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA~Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。

 

Aランク(偏差値60以上)
※国家一般職(大卒)、外務省

なし

Bランク(偏差値59~55)
※地方上級(政令都市)、東京消防庁

なし

Cランク(偏差値54~50)
※地方中級、国家一般職 (高卒)、消防士(大卒)

上級(行政)
初級(行政)
上級(保健師)
初級(障害者)
上級(土木、建築、電気)

Dランク(偏差値49~45)
※地方初級、警察官(大卒)、消防士(高卒)

中級(経験保育士)
初級(土木、建築)

Eランク(偏差値44~40以下)
※警察官(高卒)、自衛官

なし

※各ランクの相当するレベル

 

安曇野市職員採用試験の難易度は全体的に平均水準

 

事務(一般行政)の過去3年間の倍率

 

R4 R3 R2
行政(上級) 5.3 4.1 6.4
行政(上級)10月採用 3.4 3.6 6.4
行政(初級) 4.6 3.1 3.5

 

安曇野市行政試験の倍率は全国平均より高め!

 

上級は4~5倍、初級は3~4倍の倍率を推移し、中核市よりか低いもの全国市役所と比べるとやや高めになります。安曇野市は採用人数が上級4,5名、初級2名程度と少ないため、人気の行政職はどうしても高めの倍率になってしまいます。

 

事務(一般行政)の試験内容!対策まとめ

 

上級 初級
第1次試験 教養試験・専門試験 教養、職場適応性検査、作文試験
第2次試験

1回:論文試験・適性検査
2回:口述試験

口述試験
第3次試験 口述試験 なし

 

上級は3次試験、初級は2次試験まで実施!安曇野市役所は一般的な採用試験

 

安曇野市役所行政は、1次試験に筆記、2次、3次に面接が課せられるなど(初級は2次まで)、人物重視の採用試験ながら、試験科目は標準的な内容になります。1次試験では約半分の受験生がふるい落とされるので、まずは、1次試験突破するためにも上級は教養・専門試験、初級は教養試験対策が必須です。

 

上級
教養試験(大学卒業程度):40題択一式/試験時間 2時間
時事、社会・人文、自然に関する一般知識を問う問題文章理解、判断・数的推理、資料解釈に関する能力を問う問題
専門試験:択一式40 題
憲法、行政法、民放、経済学、財政学、社会政策、政治学、行政学、国際関係
初級
教養試験(高校卒業程度):択一式40題/試験時間 2 時間
時事、社会・人文及び自然に関する一般知識を問う問題(20 題) 文章理解、判断・数的推理及び資料解釈に関する能力を問う問題(20 題)

 

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安雲野市職員(行政職)の年収・給与・賞与について徹底調査!

 

平均年収 534.8万円
平均年齢 41.9歳
平均給料月額 303,432円
平均給与月額 344,075円
平均ボーナス 143.6万円
平均諸手当総額 41,009円
平均退職金 2184.5万円

※2022年実績

 

安雲野市職員の年収は高い?安い?

 

46位/長野県全78自治体
1227位/全国地方公務員(全1788自治体)
688位/全国市役所(全772自治体)

 

安雲野市役所事務の年収は全国平均より低い水準

 

長野県自治体年収ランキング、市役所のなかでは下位に、全国地方公務員のなかでは平均より低い水準になります。諸手当が約4万円と低いことが年収引き下げの要因になります。

 

新卒職員の初任給(地域手当含む)

 

大卒 196,200円
短大卒 179,100円
高卒 166,600円

 

※R5年4月1日時点
※上記金額のほかに諸手当、期末手当、勤勉手当が支給

 

経験年数&学歴別平均給料モデル

 

経験7年以上10年未満 経験15年以上20年未満 経験20年以上25年未満 経験25年以上30年未満
大学卒 29~31歳 244,794円 37~41歳 320,028円 42~46歳 353,147円 47~51歳 378,502円
高校卒 25~27歳 217,700円 33~37歳 274,150円 38~42歳 327,550円 43~47歳 360,508円

※令和4年4月1日時点

 

年収は右肩上がりに上昇!40~50代になると大卒、高卒の年収差は大きい

 

大卒、高卒の給料差は初任給から当然ながら差はありますが、毎年の昇給により年収は大卒、高卒ともにUPしていきます。特に30~40代にかけてが最も給料上昇率が高い時期になり、40歳になるとおよそ540万円の年収が見込めます。また、管理職につく人、そうでない人の年収は、ちょうど40代あたりから大きく差が開きはじめ、管理職につく割合の多い大卒職員のほうが高年収を得ています。

 

級別職員の年代及び給料

 

等級 職務内容 1号給~最高号給の給料月額 職員割合
1級 新卒・20代 主事・技師 146,100円~247,600円 9.5%
2級 20代 主任 195,500円~304,200円 10.5%
3級 20~40代 主査 231,500円~350,000円 33.8%
4級 30~50代 室長、係長、企画員、副主幹 264,200円~381,000円 26.6%
5級 40~50代 課長補佐、主任企画員、主幹 289,700円~393,000円 6.8%
6級 40~50代 課長、副参事 319,200円~410,200円 8.5%
7級 50代 部長、参事 362,900円~444,900円 1.6%
8級 50代 部長 408,100円~468,600円 0.4%

※令和4年4月1日時点
※安雲野市一般行政職員数485人

 

安雲野市役所の事務職は1級から8級までの階層に属し、3級までに5割の職員が占めています。新卒職員は1級からスタートになり、その後、数年の経験を経て2級、3級へ昇進していきます。そして、早ければ30代で4級に昇進し、40代で係長、課長補佐、課長に昇任されている職員もいます。その一方で、室長や係長で定年を迎える人も少なくありません。

 

また、7級、8級は50代の職員が占め、大卒でもほんの一握りの職員のみ昇進できる役職になります。ちなみに、最高等級の8級はおよそ900万円の年収が見込めます。

 

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