適性試験とは?
「適性試験って何?」と聞かれて即答することができる人は意外にも多いと言われています。
確かに小学校、中学校の義務教育はもちろん、高校や大学でもそのような授業はありません。
適性試験とは公務員試験の場合は計算、照合、分類、置換、図形把握の主に5種類で構成されている試験種目の1つです。教養試験、専門試験、作文・論文試験、面接試験などが目立って陰に隠れた存在になっていますが、立派な選考過程になりますので、適性試験対策は欠かせないのです。
なお、公務員試験以外においても就職試験、法科大学院、運転免許など様々な場面で活用されていますが、若干異なる部分もありますので、公務員試験の適正試験対策について今回は取り上げていきたいと思います。
*国家一般職(高卒程度)実施要項参照。なお、最新情報は必ず受験年度の実施要項でご確認くださいませ。
受験区分:事務、税務
配点比率:事務9分の1、税務4分の1
試験形式:多肢選択式
解答時間:30分
出題数:120題
内容:速く正確に事務処理を行う能力についての筆記試験。置換、照合、計算、分類などの比較的簡単な問題を限られた時間内に番号順にできるだけ多く解答するスピード検査
適性試験で「合格」、「不合格」が決定する!?
適性試験は国家一般職、国家専門職(税務職員)、地方上級、地方初級、警察官、消防士、社会人経験者採用など様々な採用試験で取り入れられています。
但し、配点比率に加えられていないケースも多く、本当に合否に影響を与えるのか?疑問視する声もあると思います。
適性試験を公務員試験で実施する目的は主に下記の通りになります。
- 正確性
- 速度(スピード力)
- 仕事への適正分析
効率性や生産性など民間企業で重視されている能力よりも公務員のお仕事は正確性が求められています。簡単に言えばミスをしないでマジメに働くことを重視しています。適性試験は事務処理能力を試すタメのものです。もちろん、ゆっくりと問題を解けば正解率がアップしますので、適性試験では正確かつ速度が求められることになります。その結果が不適格と判断されれば不合格になる可能性は否定できないでしょう。確かに明確に総合得点に加算すると明記されている公務員採用試験はほとんどないのですが、実は結構重要であることは認識しておくべきでしょう。
性質的に言えばプラスになるのではなく、”不適格の人材を探す”という一面が大きいのかもしれないですね。
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適性試験の特徴は1問1問はそれほど難しい内容ではないということです。
小学生高学年レベルでも十分に解くことが可能になります。重要になるのは”間違えないで速く解く”ということになります。単純作業のようなテストですので、実はシッカリと練習を積めば成績を伸ばしやすい科目ではあるのです。
勉強方法を至って簡単で制限時間を決めて、問題をできる限り解くというものです。コツを掴めばすぐに上達しますので、できる限りの対策はしておきたいですね。公務員予備校などでも実施されていますので、参考にしてみてくださいませ。