公務員試験の適性検査・性格検査対策

適性検査(性格検査)とは

 

仕事の適正を試すための試験になります。「適性試験」が「事務適性能力(仕事に向いている能力があるか?)」を判断するために実施されているのに対して「適性検査」については「性格の適正」的な部分が問われる試験になります。「性格検査」や「職場適応性検査」と呼ばれることもあります。「適性検査と性格検査の違いって何?」と考える人もいると思いますが、一緒の試験であると考えて差し支えないです。

 

公務員試験の中では警察官・消防士・自衛隊などの公安系を筆頭に一般事務職などでも実施されています。高卒程度~大卒程度、さらには社会人経験者採用まで学歴区分に関係なく幅広く試験種目に加えられています。また、公務員以外においても民間企業の就職試験で実施されている例も多数あります。

 

適性検査種類内容・時間など概要まとめ

 

一概に全ての公務員試験で同様の内容・種目が実施されている訳ではなく、「求める人材」や「不適格な人材」というのはそれぞれ異なりますので、そのお仕事に向いている人を探すために考えられています。

 

主な種類一覧

 

  1. YG検査
  2. クレペリン検査
  3. ロールシャッハテスト
  4. MMPI

 

その他にも公務員試験によっては出題される可能性はありますが、概ね上記の4つの中で適正検査が実施されているケースが多いのが特徴的になります。それぞれの特徴や試験内容についてチェックしておきましょう。

 

YG検査とは

 

質問に対して「はい(YES)」、「いいえ(NO)」、「どちらでもない」の3つの中から答えを選ぶテストになります。「YES」と「NO」の2つしか選択が無いケースもあります。問題数は120個が基本になります。時間は約30分程度です。

 

例えば警察官採用試験では具体的に下記のようなYG検査の例題があります。

 

「エロ本を読んだことはありますか?」

 

このような一瞬「えっ!?」というような質問のケースもありますので、戸惑わないでください。

 

基本的に自分の気持ちに素直に応えるだけですので、難しい試験ではありません。

 

但し、屈折した性格の人が全て正直に答えると落とされますので、注意が必要になります。

 

例えば「協調性はある方だ」

 

という質問にNOと答えるのはマイナス要因になる可能性が高いでしょう。確かに「正直者」であるのは良いことではありますが、公務員は1人で仕事をするのではなく、互いに職員同士で協力する場面が多いのが特徴的になります。協調性に欠ける人材は避けたいと考えるのが妥当です。

 

逆に「エロ本を読んだことはありますか?」の質問については18歳以上であれば見たことが無い方が変な話ですので、正直に「YES」と答えて問題ないでしょう。本当に見たことが無いのであれば「NO」でもよいと思います。最終的に回答に一貫性があることが重要になりますので、嘘を付くと矛盾が生じます。

 

クレペリン検査とは

 

正式名称は「内田クレペリン精神検査(うちだクレペリンせいしんけんさ)」です。主に精神的な安定性を試されることになります。1桁の足し算を繰り返すテストです。前半15分、休憩5分、後半15分の合計30分で実施されているケースが多いのが特徴的になります。スピード性と正確性が重要になります。

 

問題自体は小学生低学年レベルでも回答できる内容ですので、全然難しくはないのですが、繰り返し解いているうちに集中力が途切れてくるのでミスに注意しなければいけません。

 

練習をすれば徐々に回答レベルをアップさせることができますので、公務員試験本番までに必ずクレペリン検査を体験しておきたいところではありますね。何度かやっているのと試験本番に初めてやるのでは全然違ってきます。

 

なお、クレペリン検査は事務系を含む公務員試験全般で実施されています。簡単に言えば適性検査の王道です。

 

ロールシャッハテストとは

 

黒色のインクで塗りつぶされている絵を見て「何に見えるか?」、「何を思ったか?」を回答するテストです。

 

心理カウンセリングでも利用されているテストになります。精神的なストレス状態や反社会性について検証することになります。

 

警察官採用試験、教員採用試験で実施される例が多いのが特徴的になります。

 

MMPIとは

 

「あてはまる」、「あてはまらない」、「どちらでもない」の3つの選択肢の中から回答することになります。550個の問題が基本で回答時間は約60分程度になります。YG検査のボリュームが多いバージョンと考えると分かりやすいでしょう。

 

適性検査は足切り?失敗すると不合格になる?

 

一般的に性格検査は公務員試験の配点比率には含まれないケースが多いです。

 

公務員向きの性格を持っている場合でも特に合格に有利になるとは考えない方がいいでしょう。

 

むしろ、高得点を取っていても人間性や適応力などを判断して不適格と見出される可能性があります。明確な基準はないのですが、特に警察官の場合は不適格者を探すための「足切り」としての側面が強いように思われます。

 

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適性検査(性格検査)Q&A

 

参考書・問題集・過去問の独学で対策できる?

独学でもOKですが、できれば公務員予備校を利用したいところです。

 

コツ・テクニックを効率的に身に付けたいのであればノウハウを持っているスクールがおすすめです。

 

適性検査で合否が左右される可能性はありますか?

結果によっては「不合格」の原因になる可能性は十分にあります。
但し、明確に「適性検査の結果により、採用不適格者と判断しました。」というような通知はありませんので、本当に適性検査で落ちたか?については分からないのが一般的です。