【1年制コース】公務員専門学校について
公務員専門学校の中で一番短期コースと呼ばれているのが1年制になります。
また、公務員予備校は1年と2年どっちがいいのか?というテーマについても最後にまとめています。
4月入学で高卒程度の初級区分を受験する場合のお主なスケジュールは下記の通りになります。
4月:入学
9月:教養試験
10月~11月:面接試験
12月~1月:内定
3月:卒業
4月:採用
4月入学の場合は基本的に秋試験の初級区分か中級区分を目指すクラスになります。
4月に入学をして1次試験の筆記まで5ヶ月間しかありませんので非常にタイトな学習カリキュラムになります。
「ゆとりは要らない。最短期間で合格したい!」と強い意志を持っている方におすすめです。但し、公務員専門学校の中には1年制で入学して不合格になった場合でも2年制にチェンジすることもできます。
また、入学前の1月~3月から冬講座・春講座を実施しているケースもあり、実質対策期間に半年~9ヶ月程度使うことができる場合もあります。無料で事前対策講座を実施しているタイプもありますのでそれだとかなりお得感がありますね。
その辺りについては学校に資料請求などをして各自確認して頂ければと思います。
そして皆さんが一番気になるのは1年制で合格することはできるのか?
という点だと思います。公務員初級程度の標準学習期間は半年程度と言われていますし、警察官・消防士であれば3ヶ月間集中的に学習すれば1次試験の突破はそれほど難しくはありません。個人的に費用面・コストパフォーマンスを考えて初級区分、中級区分の場合は1年制で勝負することをおすすめします。
【2年制コース】公務員専門学校について
学習初心者で焦らずにゆっくりの学習したい方におすすめです。また、2年制コースの場合ですと公務員試験の学習に+αでパソコン実務、接遇・マナー、簿記など即戦力として働くためのカリキュラムも組み込まれているパターンも多く社会人としての総合的な能力を身に着けることが可能になります。
また、公務員専門学校2年制の場合ですと大卒程度の地方上級や国家一般職にチャレンジすることができるコースも存在しますので将来幹部候補を目指す方にもおすすめのタイプになります。
2年制の場合ですと春入学(4月)、秋入学(9月)の2種類が存在するケースが多いです。
春入学は秋試験(高卒程度、短大卒程度)、秋入学は春試験(大卒程度)を目指すのが一般的です。
数ある公務員専門学校の中でも大手と言われている大原専門課程のスケジュールを例にピックアップしてみました。※国家公務員・地方上級コース/公務員中上級レベルコース
【1年次】
4月:数的推理
5月:公務員研究
6月:一般教養能力検定2級、憲法、一般教養科目
7月:官庁見学、経済学
8月:?
9月:OB・OGガイダンス、民法、政治学、空間把握
10月:行政法、行政学、一般教養科目
11月:一般教養能力検定1級
1月:面接基礎トレーニング、財政学、社会学、応用数的推理
2月:面接基礎トレーニング、2年制による合格報告会、面接基礎トレーニング、一般教養科目
3月:面接基礎トレーニング、項目別問題演習①
【2年次】
4月:面接基礎トレーニング、項目別問題演習②、論文
5月:官庁人事担当者ガイダンス、面接基礎トレーニング、応用力・国家・地方上中級模試試験
6月:国家公務員(大卒程度)都道府県上級、模擬面接演習、応用力・国家・地方上中級模試
7月:模擬面接演習
8月:都道府県中級、模擬面接演習
9月:市町村上・中級国家公務員(高卒程度)、模擬面接演習、地方上中級模試
10月:?
11月~翌年2月:Word・Excel実習、ビジネスマナー実習、公会計、採用職種に応じた学習
公務員予備校に1年制・2年制はあるの?
公務員予備校の場合ですと教養試験、専門試験、面接対策など合格に必要な部分に限定した学習カリキュラムになっているケースが多いのが特徴的になります。1年制、2年制、3年制のように期間を設けていない場合が多く状況によっては数カ月~半年で修了することもあります。また、専門学校のように入学時期を設けていませんのでいつでも入会できるのがポイントになります。
単純に公務員試験合格を目指すのであれば予備校の方が学習効率・コストパフォーマンスが高いです。おすすめをいくつかピックアップしてみましたのでご覧ください。