学校事務の予備校比較ランキング

市町村立学校事務又は短大卒程度の中級区分、高校卒業程度の初級区分の行政職に合格することで学校事務職員として働くことができます。一般的に大学卒業程度の上級区分は対象外になっているケースが多いのが特徴的になります。(勿論、例外はあると思いますが。)

 

公立学校で採用から定年まで働きたいのであれば「市町村立学校事務採用試験」を受験するのが理想的になります。確かに行政区分で合格された方の場合でも学校事務として働く機会はありますが、

 

正確に言うと知事部局・市長部局から教育庁への出向という形になりますので、次の人事異動で全く違った部署に配属される可能性は高いのです。それに比べて学校事務として採用されれば小学校・中学校勤務の方が高等学校に移るケースはありますが、教育庁から出る可能性は低いので方を据えてキャリアを積むことができます。

 

県職員や政令都市職員(行政区分合格)で学校事務に配属される場合の辞令の具体的については下記の通りになります。

 

総務部総務課→教育庁企画管理部→○○高等学校

 

2回出向した形式が取れています。実は教育庁と本体の知事部局は関連性はあるものの離れた組織になりますので、このような形が取られるのが一般的になります。男性よりも女性比率が高い自治体も多いと言われているちょっと公務員の中では異色の存在ではありますが、産休・育休制度も充実しているので結婚後も定年退職まで働く女性は多いと言われている職場になります。

 

さて、このページでメインで紹介するのは学校事務採用試験対策の予備校・専門学校に関するテーマになります。通学スクール塾で通えない方向けに学校事務の通信講座・通信教育比較ランキングも公開していますので、興味がある方はページ最後のおすすめ特集をご覧くださいませ。なお、前半においては基礎的な知識について解説していますので、まだあまり詳しく知らないという方はチェックしてみてくださいませ。2ch(2ちゃんねる)噂・感想を調べている方も本質的な部分を実際の体験談をもって触れていますので、必見ですよ!

 

学校事務の予備校おすすめランキング

 

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学校事務の年収・給料

 

平均年収580万円~640万円

 

冒頭で簡単に触れましたが、行政区分で合格された方で配属されるケースもありますので、基本的に本庁で働く一般的な事務職と給与・期末勤勉手当(民間で言う賞与・ボーナス)には変わりありません。

 

但し、危険度が高かったり、特殊な仕事をする訳ではなくあくまでも庶務的な事務作業になりますので、諸手当がほとんど付かないのが特徴的になります。ザックリ思い浮かぶ項目としては通勤手当、扶養手当、残業手当くらいですね。

 

よく、公務員は俸給以外の手当で稼いでいると言われていますが、学校事務の給料においてそれを期待するのはハッキリ言って間違えですね。それを考えると基本給は一緒ですが、年収ベースで考えると10万円~50万円程度は差が出る可能性はありますね。

 

実際に体験談・口コミを聞くと「本庁から学校事務への人事異動で階級は上がったのに給料は下がった」と涙の声を綴っている方もいますからね。数ある地方公務員の職種の中でその辺りにおいては若干劣ると考えておいた方がいいでしょう。

 

学校事務の難易度・倍率について

 

初級区分→10段階中・・・1.8

 

中級区分→10段階中・・・3.5

 

合格までの勉強期間目安・・・半年(6ヶ月)

 

単刀直入に言えば競争率・受験者のレベルを考えても難易度は低いです。但し、それは「市町村立学校事務採用試験」のケースです。
一般行政からのルートになるとプラス1段階~1.5段階難易度がアップしますので、注意が必要になります。逆に言えば高等学校においても義務教育で働きたい場合においても「学校事務採用試験」を受験するのが一番手っ取り早いということになります。

 

実は肉体労働はキツイからデスクワークで働くことができる公務員になりたい!と特に目的や成し遂げたい野心がある訳ではない方にとっては非常に狙い目で合格しやすい職種の1つなのです。競争率・難易度が分かる例はいくつか紹介したいと思います。(なお、後ほど学校事務予備校・対策講座おすすめランキングの発表をしています。評判&口コミ評価に優れているスクールに厳選していますので、ぜひ活用してみてくださいませ。)

 

例その①~中級区分

 

受験者数:689名

 

最終合格者数:19名

 

最終倍率:36.3倍

 

学校事務は中級試験の難易度が高いことで知られています。理由は2年制の公務員専門学校に通っている学生がこぞって申込・受験をするタメです。採用予定者数は少ないので当然倍率は高くなります。上記はこれぐらいになる可能性はあるよ?という意味を込めて特に倍率の高い自治体を見つけてきましたが、中級区分の場合ですと10倍~20倍程度であれば範囲内になります。その中で勝ち抜くにはできるだけ勉強方法を工夫したり、面接対策・作文試験対策を強化する必要があるのは間違えないでしょう。当然、独学に比べると学校事務の予備校を利用することで効率性アップを狙うことができます。

 

例その②~初級区分

 

受験者数:76名

 

最終合格者数:25名

 

最終倍率:3.0倍

 

学校事務職の初級区分は倍率が低いことで有名になります。2.0倍~3.0倍程度の競争率が一般的になりますので、上記はまさに平均的な難易度であると言えるでしょう。特徴は優秀な高校生・専門学生は行政区分を受験するので、倍率だけではなく受験生のレベルも低いと推測することができます。中級と比べてもそれほど待遇条件に差はないので初級区分で合格を狙うのが賢い選択である。

 

学校事務の過去問・参考書・問題集の選び方について

 

ピンポイントで解説しているテキストは少ないので、初級か中級のオーソドックスな対応参考書を選ぶのが基本になります。

 

勉強での土台になるのが過去問になります。どれだけの数を繰り返すか?によって実践を積むことができますし、教養試験を攻略することができます。特に知能問題である判断推理、数的推理、文章理解、資料解釈などは馴染みが無いので初期段階の学習カリキュラムに加えておきたいところになります。

 

独学の場合ですと過去問・参考書関連は”資本”になりますので、分かりやすい・理解しやすいテキストを選ぶことを推奨します。

 

学校事務Q&Aコーナー(よくある質問)

 

学校の先生との関係性はどうなの?

建前は対等の関係ですが、実際には教員の方が実験を握っている印象があります。理由はまずは人数ですが、9割以上が教員で構成されていますので、勢力が違います。また、学校のトップが校長であるという点についても大きいと思われます。ちなみに教頭と事務長は同等クラスの階級になります。教員の方から実際に話を聞いたのですが、普段生徒に指導をする立場ですので、ツイツイ「自分は偉い」と勘違いをして横柄な態度を事務さんにとってしまうことが多いのだとか・・・。職場によっては人間関係がズブズブということも・・・。

 

毎日定時で帰れますか?

大体、7時~8時半くらいの早朝出勤になりますので、帰りは17時台が定時になります。しかし、実際に毎日勤務時間通りに仕事を終えて帰ることができるのは一握りになります。仮に早く業務を完了させても、終わっていないほかの職員からのプレッシャーが凄く、嫌味を言われて上司と対立をされた体験談もあります。

 

残業代は全て支給されますか?

筆者の知る自治体はほとんど支給されません。実際の残業時間の1割程度が口コミでは相場のようです。
また、学校によっては既に予算割り振りが決まっていますので、その金額を超えると何十時間残業をしても一切支給されない仕組みになっているみたいですね。残業代をお小遣いにしようと思っている方はあまり期待しない方がいいでしょう。

 

1人勤務の噂を聞いたのですが・・・

高等学校の場合ですと2名体制~5体制くらいが基本になりますが、小学校・中学校などの義務教育の場合ですと1名体制~2名体制のケースが多いです。ですので新人の頃から1人で業務する方もいるみたいです。その場合は教頭先生の2人三脚で仕事を覚えていくのが一般的になります。

 

出世・昇進ルートを教えてください

階級ついては本庁と同様の形式であるのが一般的になります。事務長が最高ポストになりますが、それ以外は基本的に新人と同様の権限になります。事務長へは行政区分出身の方で45歳くらいで昇進します。学校事務職出身の方だと48歳~52歳くらいになります。若干行政区分出身者の方が出世において優遇されているイメージですね。階級で言えば副主幹、主幹級と言われています。なお、さらなる出世と言われているのが教育庁本部で働くことです。結構、レアですが本庁で課長・次長クラスとして働いている例や図書館や博物館のトップになるケースもあります。努力次第で道を切り開くことができるので、頑張ってみてくださいませ。

 

肉体労働があると聞いたのですが・・・

学校事務は「なんでも屋」と言われている様々な業務をします。蜂が出れば駆除をしたり、無理なら業者を手配したりします。他にも体育祭・文化祭などの準備のために重い荷物を運んだりしますので、女性の方で弱音を吐いてしまう方も結構いるみたいです。但し、基本はデスクワークです。パソコンを使って事務作業をする時間が一番長いです。