【2019年】国家一般職(大卒程度)の難易度・偏差値を判定

【2019年】国家一般職(大卒程度)の難易度・就職偏差値を判定

国家一般職試験は、「大卒程度試験」「高卒者試験」「社会人試験(係員級)」の3つあり、合格者は採用候補者名簿(大卒程度試験は3年間有効)に記載され、各府省等が実施する面接試験を通過すると国家公務員一般職として採用されます。

 

ここでは国家一般職(大卒程度試験)の難易度や偏差値、合格倍率など検証!合格に必要な勉強時間や対策などまとめていますので、公務員を目指す方は参考にしてみて下さいね。また、民間企業就職に迷われている方もご覧くださいね。

 

大卒試験の行政職は、北海道、東北、関東甲信越、東海北陸、近畿、中国、四国、九州、沖縄の各地域別採用。技術系は、電機・電子・情報、機械、土木、建築、物理、化学、農学、農業農村工学、林学など9つの技術区分があり全国採用となります。

 

職務は各省庁の本省庁や出先機関で、行政事務、技術研究業務に従事し、行政および研究担当者の補佐をする中堅幹部職員です。

 

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国家一般職(大卒)の難易度・偏差値

 

行政職:Aランク / 偏差値65
技術職:Bランク / 偏差値62

 

国家総合職、外務専門職に比べると、かなりの難易度、偏差値に差がありますが、国家公務員の一般職ということから、簡単に合格できる採用試験でないということは言うまでもありません。

 

そして、国家一般職(行政)は地域によって多少難易度が変わりますが、地方上級(都道府県庁、政令都市、中核市)あたりと同等レベルではないかと思われます。しかし、都庁や特別区は一般職よりも倍率が高いので、難易度にすると都庁・特別区のほうが最終合格するのは難しいと思われます。

 

ただし、一般職は国家公務員に必須の官庁訪問がありますので気が抜けません。とは言っても官庁訪問の倍率は、明確にされてはいませんが、99%を示す情報サイトもあり、最終合格の資格を得ることができれば内定できると考えられます。

 

そこで、国家一般職(大卒)と併願受験が多いのが、国税専門官や財務専門官、労働基準監督官、裁判所一般職、県庁職員、特別区などがあげられ、複数合格している人もいます。また、少ないですが国家総合職と併願して受験する人もいます。

 

合格者の平均勉強時間

 

1000時間 / 1年

 

大学生や社会人受験生は、学業や仕事と両立して勉強する必要がありますので、1日に確保できる勉強時間が限られてしまいます。ですが、大学生の場合は長期休みを利用して集中的に勉強できるので、どちらかと言えば、社会人の方が学習期間が長くなってしまうかと思われます。

 

公務員試験の勉強時間は目安として1000時間としていますので、計画的に学習を進めるには大学生なら遅くても1年前から、社会人の方はその前から準備しておくと良いかと思われます。特に行政職試験は、大学の専攻に関わらず、専門科目全ての対策が必要になりますので、十分な勉強時間を確保する必要があります。

 

そして、技術職は、民間企業のような高度な専門知識が求められているわけではありません。大学で研究・学習してきた基本的な知識を活かすことができるので、行政職よりも試験勉強の負担が少なくてすみます。教養試験や論述試験の出題傾向を把握して対策すれば、比較的短期間で合格力を身につけることが可能です。

 

国家資格と難易度を比較

 

社会人から人気の高い司法書士や、不動産鑑定士など難易度は同じくらいと思われますが、公務員は、筆記試験だけでなく論文、人物試験などもありますので、先の国家資格よりかは合格するのは難しいと見解できます。

 

 

 

国家一般職(大卒)合格者の出身大学/出身校

 

現職員の出身大学は、全体的に国公立大学やMARCH、関関同立が目立ち、最も採用者が多い大学は中央大学法学部になります。次いで同志社大学、大阪市立大学、立命館大、岡山大学、法政大学、明治大学がランクインされ、主に学部は法学部、経済学部となっています。

 

国家一般職受験生の大学は、上位国立、早稲田、慶應、上智、地方国立大など受験者が多く、難関大学出身者が合格されています。ただ、少なからず日東駒専あたりの学生も受験して合格している人もいます。

 

国家一般職(大卒)の区分別、申込者数・合格者・合格倍率・偏差値

 

行政区分

 

地域 2019年

申込者・合格者/倍率

2018年

申込者・合格者/倍率

2017年

申込者・合格者/倍率

難易度
北海道 1074人・393人/2.7倍 1201人・363人/3.3倍 1138人・375人/3.0倍 63
東北 1634人・473人/3.5倍 1786人・453人/3.9倍 1826人・406人/4.5倍 64
関東甲信越 10146人・1792人

5.7倍

11616人・1696人

6.8倍

12200人・1724人

7.0倍

66
東海北陸 2655人・770人/3.4倍 2945人・814人/3.6倍 3056人・691人/4.4倍 64
近畿 3442人・641人/5.4倍 3953人・749人/5.3倍 3987人・664人/6.0倍 66
中国 1535人・486人/3.2倍 1585人・466人/3.4倍 1669人・432人/3.9倍 64
四国 1049人・231人/4.5倍 1107人・269人/4.1倍 1114人・199人/5.6倍 64
九州 2784人・689人/4.0倍 3028人・655人/4.6倍 3141人・502人/6.3倍 65
沖縄 769人・200人/3.8倍 859人・186人/4.6倍 921人・128人/7.2倍 65

 

上記は申込者数に対する最終合格者の倍率になりますので、実際に受験した人はそれよりも少ないので、倍率についても2割ぐらい少ない数字と考えても良いかと思われます。そして、3年間の平均倍率(全地域)は約5倍で、実質4.0倍と考えられます。

 

地域でいうと日本の中心地東京がある関東甲信越区が一番、倍率が高く、第二の都市大阪がある近畿が二番目に高い倍率となっています。次いで九州地区も最終合格が難しい地区になっています。

 

技術系区分

 

区分 2019年

申込者・合格者/倍率

2018年

申込者・合格者/倍率

2017年

申込者・合格者/倍率

難易度
電機・電子・情報 482人・213人/2.3倍 590人・240人/2.5倍 743人・287人/2.6倍 61
機械 301人・135人/2.2倍 349人・153人/2.3倍 426人・161人/2.6倍 61
土木 1408人・622人/2.3倍 1659人・750人/2.2倍 1693人・758人/2.2倍 61
建築 244人・89人/2.7倍 282人・116人/2.4倍 361人・132人/2.7倍 63
物理 328人・156人/2.1倍 399人・191人/2.0倍 394人・173人/2.3倍 61
化学 584人・176人/3.3倍 629人・130人/4.8倍 756人・127人/6.0倍 63
農学 804人・234人/3.4倍 888人・244人/3.6倍 920人・181人/5.0倍 62
農業農村工学 256人・116人/2.2倍 236人・119人/2.0倍 288人・100人/2.9倍 61
林学 398人・189人/2.1倍 470人・188人/2.5倍 509人・163人/3.1倍 61

 

国家一般職の技術職は、行政職よりも倍率が低いので、合格しやすくなっています。どの区分も平均2~3.0倍で、化学、農学は比較的高くなっています。ただし、上記は行政職倍率と同様に、申込者数による数字になりますので、表記している数字よりも2割ほど低いと考えられます。

 

国家一般職(大卒)試験の概要

 

試験日程 申込受付4月上旬~中旬

第1次試験日6月中旬
第1次試験合格発表日7月上旬
第2次試験日7月下旬~8月はじめ ※第1次試験合格通知書で指定する日時
最終合格者発表8月中旬

受験資格 4月1日において21歳以上、30歳未満

 

21歳未満で、大学、短期大学または高等専門学校を卒業した者、および翌年3月までに卒業する見込みの者、ならびに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者

 

国家一般職行政の試験科目/種目

 

一次試験 ・基礎能力試験(択一式)

・専門試験(択一式)
・一般論文試験

二次試験 人物試験(個別面接)※参考として性格検査を実施

 

基礎能力試験(多肢選択式)内容

 

出題問題数/時間 40題/2時間20分
内容 公務員として必要な基礎的能力(知能及び知識)についての筆記試験

 

【知能分野】27題
文章理解⑪、判断推理⑧、数的推理⑤、資料解釈③
【知識分野】13題
自然・人文・社会⑬(時事含む)

配点比率 9分の2

 

専門試験(多肢選択式)内容

 

出題問題数/時間 40題/3時間
内容 各試験の区分に応じて必要な専門知識などについての筆記試験
配点比率 9分の4

 

一般論文試験内容

 

出題問題数/時間 1題/1時間
内容 文章による表現力、課題に関する理解力などについての短い論文による筆記試験
配点比率 9分の1

 

人物試験内容

 

内容 人柄、対人的能力などについての個別面接
配点比率 9分の2

 

国家一般職技術系(建築区分以外)の試験科目/種目

 

一次試験 ・基礎能力試験:択一式、40問、2時間20分

・専門試験:択一式、40問、3時間
・専門試験:記述式、1題、1時間

二次試験 人物試験(個別面接)※参考として性格検査を実施
各種試験配点率 ・基礎能力試験9分の2

・専門試験(選択)9分の4
・専門試験(記述)9分の1
・人物試験9分の2

※基礎能力試験は行政区分と同じ試験内容
※専門試験(択一・記述)は区分に応じて必要な専門的知識などについての筆記試験

 

国家一般職建築区分の試験科目/種目

 

一次試験 ・基礎能力試験:択一式、40問、2時間20分

・専門試験:択一式、33問、2時間
・専門試験:建築設計製図、1題、2時間

二次試験 人物試験(個別面接)※参考として性格検査を実施
各種試験配点率 ・基礎能力試験9分の2

・専門試験(選択)9分の2.5
・専門試験(記述)9分の2.5
・人物試験9分の2

※基礎能力試験は行政区分と同じ試験内容
※専門試験(択一・記述)は区分に応じて必要な専門的知識などについての筆記試験

 

国家一般職(大卒)試験対策

 

予備校などに通わず、国家一般職合格している人は一定数いますので、独学でも合格することはできます。しかしながら、合格できるのは、学習スケジュールをしっかり組み立て、勉強内容についても、ポイントを抑えて学習ができる人に限ります。

 

そのように計画的、効率的に勉強できる自信がない人は、公務員専門の予備校、塾、通信講座など利用することが、合格への近道と言えます。そして、国家一般職(大卒)に強い学校(通信講座)を選ぶことが大切です。

 

 


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