小田原市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル
戦国時代に後北条氏の城下町として栄えた歴史ある小田原市は、6路線が乗り入れているので都内だけでなく、各方面へのアクセスが便利なまちです。そして、豊富な観光スポットに海や山、川など自然が豊かで、主要駅周辺はショッピング施設が充実しているので買い物も便利で生活しやすいまちになります。
ここでは、小田原市役所採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。
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小田原市職員採用試験の難易度を徹底検証!
小田原市が求める人材
- 情熱と熱意をもって職務に取り組む
- 自ら考えて行動する
- 課題や目標に果敢にチャレンジする
採用試験の情報
職員採用試験(前期)1次試験4月 |
令和5年 10 月 1 日採用 |
---|---|
職員採用試験(後期)1次試験9月 |
令和6年1月1日 採用 |
職員採用試験(10月募集) | 保育士・幼稚園教諭、保健師等 |
職員採用試験(12月募集) | 保育士・幼稚園教諭、栄養士等 |
※R5年度採用試験実施
小田原市役所の採用試験は、前期、後期の2回に分けて実施しており、その他、追加募集として10月、12月に試験が行われました。小田原市は「教養試験」に替えて「適性検査(能力適性検査・性格適性検査)」を実施するなど人物重視の採用試験になります。
小田原市の各職種試験難易度ランク
ここでは、事務職をはじめ、消防士、資格免許職、技術職など、それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA~Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。
Aランク(偏差値60以上) |
なし |
---|---|
Bランク(偏差値59~55) |
一般事務 |
Cランク(偏差値54~50) |
消防士 |
Dランク(偏差値49~45) |
なし |
Eランク(偏差値44~40以下) |
なし |
※各ランクの相当するレベル
小田原市採用試験は神奈川で高めの難易度
最も難易度が高いとされる一般事務は、教養試験、専門試験はなく、筆記は適性検査のみなので試験自体は難しくないですが、高い倍率と受験生レベルによりBランクに位置づけています。また、福祉職や栄養士も20倍以上の倍率結果になっているので同じくBランクにしています。そして、倍率高めの消防士はCランクのなかでも上位に位置づけ、資格免許職、技術職は平均並みと思われます。
事務(一般行政)&消防士の過去3年間の倍率
R4 | R3 | R2 | |
---|---|---|---|
一般事務 | 21.9 | 20.6 | 24.8 |
消防職 | 26.2 | 27.6 | 14.0 |
小田原市事務試験は例年、20倍以上の倍率!消防職は神奈川県内で高めの倍率
小田原市役所は公務員受験生から人気の自治体になるので、受験者数が例年500人ほどで、R元年、R4年度に関しては700人以上の人がチャレンジしています。そのため、毎年、高い倍率を推移し、非常に厳しい試験になると思われます。
事務(一般行政)の試験内容!対策まとめ
1次試験 | ・録画面接・ウェブ適性検査 ※オンライン |
---|---|
2次試験 | ・個別面接 |
3次試験 |
・個別面接 |
小田原市事務は公務員試験対策不要!面接3回実施の人物重視の採用試験
小田原市は3次試験まで実施し、1次から3次まで面接試験が課せられます。そのため、最終合格のカギになるのは面接試験の攻略になります。受験先の自治体に沿った対策が最も効率的かつ効果的に合格力を身につけることができますが、それには人物試験に熟知しいている公務員予備校の活用がおすすめです。
2次試験に進むためにも筆記試験対策も必要
1次試験はオンライン完結で試験を行うことができ、面接と唯一、筆記試験になる適性検査が課せられます。
適性検査は、 職務に求められる基礎的な能力を測定する能力検査と職務行動に関する性格的な特徴を測定する性格検査になります。能力検査は事前の公務員試験対策を必要としない内容で、性格検査は人物理解を深めるための資料になります。
1次試験ではかなりふるい落とされているため、面接はもちろんですが、適性検査に対しても十分な対策が必要と感じられます。
小田原市職員(行政職)の年収・給与・賞与について徹底調査!
平均年収 646.1万円
平均年齢 42.4歳
平均給料月額 327,331円
平均給与月額 438,852円
平均ボーナス 166.6万円
平均諸手当総額 112,992円
平均退職金 2403.6万円
※2022年実績
市職員の年収は高い?安い?
4位/神奈川県内全34自治体
18位/全国地方公務員(全1788自治体)
15位/全国市役所(全772自治体)
小田原市事務の年収は県内トップ水準!全国で高年収の自治体
神奈川県自治体年収ランキングや全国地方公務員、市役所で上位にランクインするなど、小田原市役所は高い年収を得ています。平均年齢がやや高めで、諸手当が平均11万円と高いことが年収引き上げの要因になっています。
新卒職員の初任給(地域手当含む)
大学院卒 230,230 円
大卒 212,190 円
短大卒 196,240 円
※R5年4月1日時点
※上記金額のほかに諸手当、期末手当、勤勉手当が支給
経験年数&学歴別平均給料モデル
経験年数10年 | 経験年数20年 | 経験年数25年 | 経験年数30年 | |
---|---|---|---|---|
大学卒 | 32歳 269,782円 | 42歳 366,406円 | 47歳 388,488円 | 52歳 407,585円 |
※令和4年4月1日時点
30歳から40歳半ばが昇給UPピーク!50歳ぐらいからは緩やか
小田原市職員の給料は、採用10年から25年ぐらいまでがぐんぐん給料が高くなっています。そのため、年収も30代からUPし、同年代のサラリーマンと比べても高めの水準になります。また、40、50代になると管理職につく人とそうでない人の年収の差が大きく広がる傾向にあります。
級別職員の年代及び給料
等級 | 職務内容 | 1号給~最高号給の給料月額 | 職員割合 |
---|---|---|---|
1級 | 新卒・20代 主事補 | 150,100円~247,600円 | 3.8% |
2級 | 20~30代 主事 | 198,500円~304,200円 | 18.2% |
3級 | 30~40代代 主任 | 234,400円~350,000円 | 17.1% |
4級 | 30~50代 主査 | 266,000円~381,000円 | 23.8% |
5級 | 40~50代 係長 | 290,700円~393,000円 | 13.7% |
6級 | 50代 副課長、専門監 | 319,200円~410,200円 | 10.9% |
7級 | 50代 課長 | 362,900円~444,900円 | 7.3% |
8級 | 50代 部長、副部長、管理監 | 408,100円~480,300円 | 5.2% |
※令和5年4月1日時点
※小田原市一般行政職員数906人
小田原市職員(事務)は、1級から8級までの階層があり、新卒職員は基本1級の主事補に任命され、その後2級の主事に昇格します。そして、早ければ20代後半から30代にかけて3級の主任へ、採用20年後の40歳前後で主査、係長へ昇格している職員が多いようです。
また、主査や係長で定年を迎える職員もいますが、小田原市は複線型人事制度を導入しているので、キャリアを目指す職員は、経験値はもちろんですが、能力次第では、6級、7級へ昇格することも可能です。そして、最高等級の部長はほんの一部の職員のみ昇格できる役職で、1000万円近い年収が見込めます。
小田原市職員(行政職以外)の給与、平均年収を調査!
職種 | 平均年齢 | 平均給料月額 | 平均給与月額 |
---|---|---|---|
技能労務職 | 45.5歳 | 282,477円 | 347,722円 |
※令和4年4月1日時点
小田原市職員のなかで低い年収になる技能労務職は、他市に比べ平均年齢が若いことから年収は低めとなっています。とは言っても、40半ばで500万円の年収が見込めますので、一般サラリーマンや小田原市民の平均年収に比べると高い水準になります。
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