松戸市役所採用の難易度・年収モデル

松戸市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル

 

東京都市圏のベッドタウンとしての特性を持つ松戸市は、「共働き子育てしやすい街2021」で総合1位になるなど、ファミリー世帯が多く暮らしているまちです。そして、大学や専門学校、高等学校など教育施設が整っており、大型商業施設や病院なども充実し、そのなかに住宅地が混在しています。

 

ここでは、松戸市役所採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。

 

 

 

松戸市職員採用試験の難易度を徹底検証！

 

松戸市が求める職員像

1. わかりやすい説明ができ、様々な場面で話し合いを行う上で必要なノウハウをもった職員
2. 新しい公共経営を担えるマネジメント能力をもった職員

 

採用試験の情報

 

6月試験	上級事務職、上級事務職（自己推薦）、障害者（事務職）、技術職（土木・建築・電気・機械）、資格免許職
9月試験	民間企業等職務経験者、保育士、初級事務職、障害者（事務職）、資格免許職、消防職等

※Ｒ５年度採用試験実施

 

松戸市役所の職員採用試験は、大卒程度の上級、高卒程度の初級、民間職務経験者、障害者対象として事務職試験を実施しています。そのほか、技術職や資格免許職、保育士、消防職など行われ、主に上級試験は6月に、民間や初級向けは9月に実施しています。

 

松戸市の各職種試験難易度ランク

 

ここでは、事務職をはじめ、消防士、技術職など、それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA～Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。

 

Aランク（偏差値60以上） ※国家一般職（大卒）、外務省	なし
Bランク（偏差値59～55） ※地方上級（政令都市）、東京消防庁	・事務（上級） ・事務（初級・民間職務経験者） ・事務（上級自己推薦）
Cランク（偏差値54～50） ※地方中級、国家一般職 （高卒）、消防士（大卒）	・消防士（上級） ・資格免許職 ・技術職
Dランク（偏差値49～45） ※地方初級、警察官（大卒）、消防士（高卒）	消防士（初級）
Eランク（偏差値44～40以下） ※警察官（高卒）、自衛官	なし

※各ランクの相当するレベル

 

松戸市職員採用試験の難易度は全国平均より高い！政令都市よりかは低い

 

松戸市役所で最も難易度の高い試験は、上級事務職になります。倍率はそれほど高くないですが、偏差値50～55あたりの日東駒専やワンランク上のMARCH大学生が受験しているのでＢランクに位置づけています。その次は、高倍率の初級、民間職務経験者の事務、そして自己推薦枠の事務になります。資格免許職や技術職については全国平均並みの難易度かと思われます。

 

また、松戸市消防士試験については、県内第三の人口規模になる市でありながら、倍率が低く難易度は高くないと感じられます。

 

事務（一般行政）の過去3年間の倍率

 

	R４	R３	R２
事務職（上級）	2.8	5.3	3.6
事務職（上級・自己推薦）	4.0	4.3	2.8
事務職（初級）	18.0	36.0	25.0
事務職（民間企業等職務経験）	11.6	20.8	12.4
消防士（上級）	2.7	1.9	2.4
消防士（初級）	3.3	3.6	2.9

 

松戸市事務職の倍率は上級平均並み！初級、民間は高倍率

 

上級試験は一般枠、自己推薦枠ともにやや高めの倍率ですが、中核市の自治体に比べると低めになります。そして、高卒程度の初級や民間職務経験者の試験は、採用人数が少ないわりに多くの受験生がチャレンジしているので、非常に厳しい試験になります。

 

事務（一般行政）の試験内容！対策まとめ

 

	上級	上級（自己推薦）	初級
第1次試験	教養・専門試験	教養試験・作文	教養試験・作文
第2次試験	適性検査、集団面接	適性検査、個人面接	適性検査、個人面接
第3次試験	個人面接	個人面接	なし

 

松戸市事務試験は自己推薦以外は教養試験対策必須！

 

松戸市役所は、事務上級試験に面接2回実施されることから人物重視の採用試験になります。また、初級については面接1回であるもの、最終合格は2次試験の得点で決定されるため、やはり人物重視となります。

 

そこで、自己推薦枠は公務員対策不要の筆記試験になりますが、一次試験突破するためにも試験傾向を知り、得点力ＵＰできるよう対策しておくことが大切です。また、一般枠の上級と初級に関しては、従来の教養試験と共通性の高い試験（知能分野20題、知識分野20題）で過去問題集を繰り返し解くことがポイントです。

 

 

最終合格するためにも万全な面接対策が必要

 

近年は、人物重視の採用試験を導入している自治体が増えていることから、それに伴い人物試験対策に力を入れている公務員予備校が増えています。受験先の自治体ごとに対策できるよう試験情報も充実しているので、活用することで効率的かつ効果的に合格力ＵＰが期待できます。

 

松戸市職員（行政職）の年収・給与・賞与について徹底調査！

 

※2022年実績

 

市職員の年収は高い？安い？

 

 

松戸市事務職の年収は高水準！県内でトップテン内

 

松戸市職員は、千葉県自治体のなかで8位にランクインするなど県内のなかでも高年収の自治体です。また、全国地方公務員、市役所のなかでも平均よりかなり高い水準になります。

 

新卒職員の初任給（地域手当含む）

 

※Ｒ５年４月１日時点
※上記金額のほかに諸手当、期末手当、勤勉手当が支給

 

経験年数＆学歴別平均給料モデル

 

	経験年数10年	経験年数20年	経験年数25年	経験年数30年
大学卒	32歳　263,957円	42歳　358,285円	47歳　394,146円	52歳　411,951円
高校卒	28歳　該当者なし	38歳　280,000円	43歳　370,000円	48歳　361,900円

※令和4年4月1日時点

 

30代以降は同年代のサラリーマンより高年収

 

公務員は、大卒、高卒に限らず、原則、毎年昇給していくシステムです。そして、松戸市役所事務の給料も年々ＵＰしていき、20代こそ平均300万円の年収ですが、30代になると450万円、40代では平均650万円ほどＵＰ！学歴に関係なくサラリーマンと比べると30代以降の給料、給与が高めになるので、40、50代になると高い年収が見込まれるようになります。

 

そして、50歳以降になると管理職につく人、つかない人との年収差は広がり、管理職の割合が多い大卒職員の方が平均年収が高い傾向にあるのも実情です。

 

級別職員の年代及び給料

 

等級	職務内容	１号給～最高号給の給料月額	職員割合
1級	20代　主事補・技師補	146,100円～247,600円	2.2%
2級	20代後半　主事・技師	195,500円～304,200円	19.7%
3級	30代　主任	231,500円～350,000円	28.3%
4級	40～50代　係長	264,200円～381,000円	10.5%
5級	40～50代　主幹・係長	289,700円～403,200円	21.5%
6級	50代　補佐	319,200円～425,400円	9.6%
7級	50代　課長	362,900円～452,700円	6.1%
8級	50代半ば～後半　部長	408,100円～475,100円	2.1%

※令和4年4月1日時点
※松戸市一般行政職員数1515人

 

松戸市職員（事務）は、1級から8級までの等級があり、3級までは新卒職員から20代、30代の職員になり、全体の5割が属しています。そして、4級の係長は、大卒、高卒ともに採用20年後の40歳ぐらいに昇進している職員が多く、5級の主幹は経験値だけでなく能力＆実力など評価された職員が昇進しています。

 

さらに、6級の補佐からは大卒職員が占め、7級、8級はほんの一握りの職員のみとしています。そして、最高等級の部長クラスになると900万～1000万円近い年収が期待できます。

 

松戸市職員（行政職以外）の給与、平均年収を調査！

 

職種	平均年齢	平均給料月額	平均給与月額
技能労務職	55.3歳	292,958円	342,466円
教育職	38.9歳	348,482円	463,975円

 

松戸市職員の年収は、行政職と教育職とで比べると、給料、給与ともに教育職のほうが高い傾向にあります。そして、技能労務職は、どの自治体でも言えることですが、職員全体のなかでは低い水準になります。また、松戸市の技能労務職は、県内自治体に比べると、平均並みとしており、松戸市民の平均年収よりかは高い水準になります。

 

 

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