佐倉市役所採用の難易度・年収モデル

佐倉市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル

 

城下町の町並みが残されている佐倉市は、佐倉城跡や武家屋敷群が現存し、国際観光モデル地区、日本遺産に認定されているまちです。そして、近年は大規模なニュータウン開発が進み、住宅都市の特徴があります。

 

ここでは、佐倉市役所採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。

 

 

 

佐倉市職員採用試験の難易度を徹底検証！

 

佐倉市が求める職員像

1. 全体の奉仕者としての使命感と責任感を持ち、市民の立場で考え、業務に対し意欲をもって行動できる職員
2. 常に自己啓発をこころがけ、高度の職務遂行能力を持ち、創造性と効率性に富んだ行財政運営ができる職員
3. 広い視野と豊かな見識をもち、市民のニーズを的確に捉え、積極的に対応できる職員

 

採用試験の情報

 

先行実施枠	一般行政上級 10 人程
通常試験	一般行政上級15名程度 一般行政上級（社会人経験者）5名程度 土木上級 5名程度 土木上級（社会人経験者） 若干名 建築上級 若干名 建築上級（社会人経験者） 若干名 電気上級 若干名 電気上級（社会人経験者） 若干名 保健師 若干名 情報処理技師 若干名
追加試験	土木上級A 土木上級B（有資格） 土木上級C（有資格＋社会人経験） ※5名程度 建築上級A 建築上級B（有資格） 建築上級C（有資格＋社会人経験） ※若干名

※Ｒ５年度採用試験実施

 

令和5年度の一般行政職（上級職）の採用試験において「先行実施枠」を新設し、最終合格は通常試験より早い7月！また、通常試験と併願できるので公務員になれるチャンス拡大！そして、何よりも試験は、ＳＰＩ3 と面接試験のため、特別な公務員試験対策をしていない方でも受験しやすいというメリットがあります。ただ、佐倉市役所は、過去５年間、一般行政の初級採用試験は行われていません。（障害者対象は令和3年度実施）

 

そして、現在実施している採用試験では、印旛郡市共同で実施している筆記試験に加え、集団面接、個人面接等の試験を実施し、知識面だけでなく「人物」の見極めにも力を入れているのが特徴です。

 

佐倉市の各職種試験難易度ランク

 

ここでは、事務職をはじめ、資格職、技術職など、それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA～Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。

 

Aランク（偏差値60以上） ※国家一般職（大卒）、外務省	なし
Bランク（偏差値59～55） ※地方上級（政令都市）、東京消防庁	一般行政（上級・社会人） 一般行政（先行枠）
Cランク（偏差値54～50） ※地方中級、国家一般職 （高卒）、消防士（大卒）	一般行政上級(社会福祉主事) 一般行政上級(学芸員) 保健師・保育士・栄養士 技術職上級
Dランク（偏差値49～45） ※地方初級、警察官（大卒）、消防士（高卒）	なし
Eランク（偏差値44～40以下） ※警察官（高卒）、自衛官	なし

※各ランクの相当するレベル

 

佐倉市役所職員採用試験の難易度は全体的にやや高め！一般行政上級はＢランク、偏差値57～58あたり！

 

事務（一般行政）の過去3年間の倍率

 

	R５	R４	R３
一般行政上級（先行枠）	5.8	ー	ー
一般行政上級（通常枠）	6.1	8.5	7.3
一般行政上級（社会人）	14.7	64.0	13.0

 

佐倉市役所上級行政の倍率は高め！社会人は高倍率

 

Ｒ５年度から先行枠を導入した結果、通常枠は過去２年間に比べると倍率が下がっています。それでも、先行、通常どちらも約6割ほどあるので、簡単に合格できる試験ではありません。そして、社会人枠はＲ４年度に関して超高倍率で、その前後も10倍以上推移しているので、千葉県市役所のなかでも高倍率の自治体になります。

 

事務（一般行政）の試験内容！対策まとめ

 

	上級（先行枠）	上級（通常枠・社会人）
第1次試験	書類選考	択一式一般教養
第2次試験	ＳＰＩ検査（基礎能力＋性格）	口述試験（個別面接・集団面接） 作文試験
第3次試験	個人面接 等	なし

 

先行枠は公務員試験対策不要！通常枠・社会人は教養試験必須！

 

 

佐倉市上級行政試験は、先行枠と通常枠、社会人枠が実施され、先行枠は特に人物重視の採用試験になります。筆記のＳＰＩ試験は一般企業で導入している採用試験になるので、公務員試験対策していない人も受験しやすくなっています。

 

そして、それ以外の上級試験は教養試験が課せられ、佐倉市役所は知識より論理的思考等の知能を重視する試験になります。1次試験突破するためにも。過去問題集を活用して得点力ＵＰしておく必要があります。

 

最終合格は十分な面接対策がカギを握る

 

先行枠は3次試験、それ以外は2次試験で人物試験が行われ、いずれも面接試験で最終合格者が決定されます。多くの受験生がいるなかで、合格を勝ち取るためには、効率的かる効果的な面接練習が必須です。ライバルと差をつけるためにも人物試験に強みを持つ公務員予備校の活用が得策です。

 

佐倉市職員（行政職）の年収・給与・賞与について徹底調査！

 

※2022年実績

 

市職員の年収は高い？安い？

 

 

佐倉市役所事務の年収は高水準！給料＆給与は中核市より上

 

千葉県自治体のなかでは年収ランキング5位、全国地方公務員、市役所のなかでも年収を得ている自治体になります。比較的、平均年齢が高く、諸手当が11万円以上とうことが年収引き上げにつながっていると思われます。

 

新卒職員の初任給（地域手当含む）

 

※Ｒ５年４月１日時点
※上記金額のほかに諸手当、期末手当、勤勉手当が支給

 

経験年数＆学歴別平均給料モデル

 

	経験年数10年	経験年数20年	経験年数25年	経験年数30年
大学卒	32歳　253,316円	42歳　363,250円	47歳　387,291円	52歳　406,793円
高校卒	28歳　ー	38歳　ー	43歳　355,350円	48歳　387,200円

※令和4年4月1日時点

 

大卒＆高卒の給料はそれほど大差はない！？

 

経過年数で見るとかなり差があるように感じられますが、同年齢にして換算するとそれほど大きな給料差は見られないようです。ただ、年収にすると、管理職手当が加算される50代以降になると、大卒と高卒の差が大きくなります。大卒のほうが管理職につく割合が多いことが理由としています。ただ、大学でかかった学費を考えると、大卒、高卒の生涯年収は同じぐらいであると思われます。

 

級別職員の年代及び給料

 

等級	職務内容	１号給～最高号給の給料月額	職員割合
1級	20代　主事	146,100円～288,200円	13.3%
2級	20代後半　主任主事	195,500円～337,300円	19.4%
3級	30代　主査補	264,200円～382,600円	29.2%
4級	40～50代　主査	289,700円～393,000円	15.8%
5級	40～50代　副主幹	319,200円～410,200円	11.8%
6級	50代　課長	362,900円～444,900円	7.7%
7級	50代前半　部長・理事	408,100円～468,600円	2.9%

※令和4年4月1日時点
※佐倉市一般行政職員数692人

 

佐倉市役所事務職は1級から7級の等級があり、1級～2級までは主に、新卒職員、20代職員が属しています。3級には主に採用から10年後の30歳あたりで昇級し、4級の主査は、経験値だけでなく、能力＆実力に応じて40歳以降に昇進している職員が多くいます。ただ、5級の副主幹からは大卒職員が多く占め、課長、部長になれるのはほんの一部の職員のみになります。そして、最高等級の7級になると年収900万円以上が見込まれます。

 

佐倉市職員（行政職以外）の給与、平均年収を調査！

 

職種	平均年齢	平均給料月額	平均給与月額
技能労務職	52.7歳	327,200 円	368,167円
小・中学校（幼稚園）教育職	44.8歳	326,300円	420,000円

 

佐倉市職員の年収は、小中（幼稚園）の教育職よりも行政職のほうが給料、給与ともに高めになります。そして、職員全体で低い水準になる技能労務職ですが、佐倉市は全国自治体平均並みで、また、一般サラリーマンや桜市民の平均年収よりも高水準の給料、給与を得ています。

 

 

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