成田市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル
財政力指数が日本全国813市区中第4位にランクインしている成田市は、千葉県の中核を担う都市として、現在も発展し続けているまちです。国際線旅客数、貿易額日本最大の国際拠点空港になる成田国際空港を有し、1,000年以上の歴史ある成田山新勝寺は、毎年多くの参詣客でにぎわいをみせています。
ここでは、成田市役所採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。
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成田市職員採用試験の難易度を徹底検証!
成田市が求める職員像
- 社会の変化に常に関心を持ち、今何をなすべきかを考えることができる職員
- 人とのつながりを大切にし、他人の意見に耳を傾け、協働しながら仕事ができる職員
- 柔軟な発想力を持ち、困難にも主体的にチャレンジしていくことができる職員
- 心身の自己管理ができる職員
成田市役所は、思考力、コミュニケーション力、チャレンジ力、自己管理能力、この4つの力を持つ人材を求めています。
採用試験の情報
第1回 印旛郡市職員採用共同試験 |
一般行政職(上級) 8名程度 |
---|---|
第2回 印旛郡市職員採用共同試験 |
一般行政初級 若干名(うち障がい者枠若干名) |
成田市任期付職員選考試験 |
一般行政職 10 名程度 |
※R5年度採用試験実施
成田市役所の採用試験は、印旛郡市職員採用共同試験にて実施され、例年、1回、2回にわけて実施されます。それ以外に、任期付職員選考試験なども実施しています。
成田市の各職種試験難易度ランク
ここでは、事務職をはじめ、消防士、技術職など、それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA~Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。
Aランク(偏差値60以上) |
なし |
---|---|
Bランク(偏差値59~55) |
・一般行政(上級)専門試験あり・なし |
Cランク(偏差値54~50) |
・一般行政(初級) |
Dランク(偏差値49~45) |
なし |
Eランク(偏差値44~40以下) |
なし |
※各ランクの相当するレベル
全体的に成田市職員採用試験の難易度は平均より高め!一般行政は偏差値が高い
倍率、試験内容、そして人気の自治体ということもあり受験生のレベルが高い自治体の試験になり、特に一般行政職上級、初級は、難易度、偏差値ともに高いと思われます。また、社会福祉主事、学芸員の一般行政や、資格免許職の司書、保育士、歯科衛生士なども募集年度に関しては毎回、高めの倍率を推移しているので、全国水準より高めと感じられます。
その一方で消防士は、それほど高い倍率ではないため、平均並みの難易度と考えて良いでしょう。
事務(一般行政)の過去3年間の倍率
R5 | R4 | R3 | |
---|---|---|---|
一般行政(上級) | 9.7 | 10.3 | 7.5 |
一般行政(上級) |
11.6 | 9.2 | 12.0 |
一般行政(初級) | 19.0 | 20.0 | 13.0 |
消防士 | 4.2 | 4.8 | 9.5 |
成田市役所の行政試験は千葉県内で高めの倍率!消防士は平均並み
上級試験は専門試験ありとなしのどちらか選択でき、若干、専門試験ありのほうが受験者は多いですが、専門試験なしのほうは採用人数が少ないため、やや倍率は高めになります。そして、初級試験についても例年、10倍程度を推移しているので、簡単に合格できる試験ではありません。
事務(一般行政)の試験内容!対策まとめ
上級 | 上級(専門試験なし)・初級 | |
---|---|---|
第1次試験 |
・択一式一般教養 |
・択一式一般教養 |
第2次試験 |
・口述試験(個別面接・集団面接) |
・口述試験(個別面接・集団面接) |
成田市役所事務試験は筆記&人物どちらも万全な対策が必要
試験区分に関わらず、上級、初級ともに1次試験では教養試験が課せられ、上級に関しては専門試験が課せられる区分もあります。2次試験に進むためにも試験の傾向に沿った対策が必須です。教養試験に関しては、上級は知識より論理的思考等の知能を重視する知能重視型タイプになります。そして、初級は、基礎的な知的能力を検証するコンパクトで易しい試験の基礎力タイプになります。
上級(教養試験)
時事、社会・人文に関する一般知識を問う問題(13題)、文章理解、判断・数的推理、資料解釈に関する能力を問う問題(27題)
上級(専門試験)
憲法、行政法、民法、経済理論、経済政策・経済事情、財政学・金融論、社会政策(社会福祉や社会保険などの社会保障と雇用)、政治学・行政学、国際関係、社会学・教育学(10分野(50題)出題中、任意に6分野(30題)を選択解答)
初級(教養試験)
社会についての関心や基礎的・常識的な知識、職務遂行に必要な基礎的な言語能力・論理的思考力を検証する問題(60題)
人物試験に強みのある公務員予備校で効率的に合格力UP
成田市は2次試験で2回の面接と作文試験が実施されるので、最終合格のカギは人物試験の攻略がポイントです。特に面接練習は一人では非効率的です。筆記試験に時間をかけて面接対策がおろそかにならないためにも、効率的に合格力を身につけられる公務員予備校が得策です。
成田市職員(行政職)の年収・給与・賞与について徹底調査!
平均年収 596.9万円
平均年齢 39.0歳
平均給料月額 301,303円
平均給与月額 421,904 円
平均ボーナス 154.7万円
平均諸手当総額 120,558円
平均退職金 2362.2万円
※2022年実績
市職員の年収は高い?安い?
13位/千葉県55自治体
247位/全国地方公務員(全1788自治体)
176位/全国市役所(全772自治体)
平均年齢が若いわりに成田市行政職の年収は高い!
千葉県自治体年収ランキングでは13位、全国地方公務員、市役所のなかでも高水準の年収を得ている自治体です。給料は平均並みですが諸手当が平均12万円と高いことが年収引き上げの要因の一つと考えられます。
新卒職員の初任給(地域手当含む)
大卒 198,089 円
高卒 174,698 円
※R5年4月1日時点
※上記金額のほかに諸手当、期末手当、勤勉手当が支給
経験年数&学歴別平均給料モデル
経験年数10年 | 経験年数20年 | 経験年数25年 | 経験年数30年 | |
---|---|---|---|---|
大学卒 | 32歳 253,800円 | 42歳 366,080円 | 47歳 394,050円 | 52歳 418,178円 |
高校卒 | 28歳 218,000円 | 38歳 329,300円 | 43歳 364,200円 | 48歳 380,600円 |
※令和4年4月1日時点
30歳から40半ば頃までが給料UPピーク!その後も毎年、昇給!
大卒、高卒に限らず成田市事務職の給料は、1年に1回昇給し、それに伴い年収もUPしていきます。特に採用10年から25年後あたりが最も上昇率が高く、20代こそ同年代のサラリーマンより平均年収は少ないもの、30代、40代になるとサラリーマンより高い年収を得ることができます。そして、50代以降になると昇給はわずかになるもの、管理職手当の加算により、さらに高年収を得ることができます。
級別職員の年代及び給料
等級 | 職務内容 | 1号給~最高号給の給料月額 | 職員割合 |
---|---|---|---|
2級 | 20代 主事 | 146,100円~247,600円 | 10.8% |
3級 | 20代後半 主任主事 | 171,700円~304,20円 | 16.1% |
4級 | 30代 副主査 | 223,200円~350,000円 | 20.7% |
5級 | 40~50代 主査 | 264,200円~381,000円 | 21.1% |
6級 | 40~50代 係長 | 289,700円~393,000円 | 13.9% |
7級 | 50代 課長補佐 | 319,200円~410,200円 | 7.6% |
8級 | 50代 課長 | 362,900円~444,900円 | 7.7% |
9級 | 50代半ば 部長 | 408,100円~527,500円 | 2.1% |
※令和4年4月1日時点
※成田市一般行政職員数725人
成田市役所事務は、1級がなく2級からになりますが、一般的な1級と同等の号給、職務内容と考えて良いと思われます。そして、2級から4級までは新卒、20代、30代の職員が属し、全体の5割ほどになります。その後、40歳ぐらいになると主査へ昇進している職員が多く、係長には、経験だけでなく能力や実績など評価された職員が昇進しています。大卒だけでなく高卒職員も係長として業務を行うことができます。
ただ、7級の課長補佐になると大卒職員がほぼ占め、さらに、課長、部長への昇進はほんの一部、職員になります。ちなみに最高等級の9級は900~1000万円以上の年収が期待できます。
成田市職員(行政職以外)の給与、平均年収を調査!
職種 | 平均年齢 | 平均給料月額 | 平均給与月額 |
---|---|---|---|
技能労務職 | 55.3歳 | 269,171 円 | 339,495円 |
教育職 | 34.5歳 | 266,675円 | 385,027円 |
消防職 | 37.6歳 | 299,864円 | 435,234円 |
成田市役所の職員は技能労務職以外は全体的に平均年齢が若いので、給料は高くないですが、諸手当が高額になるので、若い職員が多いなか平均年収が高めになります。そして、大卒の一般行政職VS消防職の年収を比べると、20年以降の給料は行政職のほうが高めですが、諸手当が含まれている給与が消防職が高いため、年収にすると消防職のほうが高い水準になります。
高卒については初任給から経過30年まで一貫して消防職のほうが給料高く、消防職のほうが高年収を得ています。そして、成田市の技能労務職は、給料少なめですが、給与が高めで年収にすると全国市役所平均並みと思われます。
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