外務省の年収モデル~年齢・役職別一覧

外務省の年収(給料)モデル~年齢・役職別一覧

公務員受験生のなかには、外務省や外交官を目指している学生、既卒者の方もいることでしょう。外務省職員になるには総合職、専門職員、一般職という採用試験に合格する必要があり、いずれの職種も国家公務員として働き給料が支給されます。

 

そして、一般職は外務省本省での勤務になりますが、総合職と専門職員は海外に派遣されることが前提となり、外交官として海外勤務と外務省本省勤務を繰り返します。特に語学に関することの知識とスキルを求められる外務専門職は、まさに言語と地域のスペシャリストとして外交の一端を担うことになります。

 

ここでは、国家公務員外務省の年収について検証!学齢、役職別や外交官の給与も紹介しているので参考にして下さい。

 

外務省の組織、仕事

 

外務省は、東京霞が関にある外務本省と、世界各地に置かれている在外公館で構成され、約6,300人の職員が働いています。そのうち外務本省は、大臣官房のほか10局3部より成り立っており、約2,800人の職員が働いています。そして在外公館には、大使館、総領事館、政府代表部があり、これらの在外公館には全部で約3,500名の職員が働いています。

 

幹部

 

  • 大臣1名
  • 副大臣2名
  • 大臣政務官3名

 

本省

 

  • 大臣官房
  • 総合外交政策局
  • アジア大洋州局
  • 北米局
  • 中南米局
  • 欧州局
  • 中東アフリカ局
  • 経済局
  • 国際協力局
  • 国際法局
  • 領事局
  • 国際情報統括官
  • 外務省研修所
  • 在外公館

 

外務省は、各国地域だけでなく安全保障や軍縮、広報文化、国連外交など幅広い分野の専門家として活躍することが期待される職種です。また、在外公館に勤務するいわゆる外交官は、外務専門職や総合職から採用された国家公務員で、国を代表して外国との交渉・交流を行う仕事です。

 

国内の外務本省に勤務することもあれば、世界各地の大使館や総領事館に勤務することもあり、世界各地のさまざまな拠点で活躍をしています。

 

外務省職員の平均給与、賞与、年収~生涯賃金まで徹底検証!

 

国家公務員の給与は、法律に基づいて定められており、職員の職務の複雑、困難及び責任の度合いに基づいて決められる俸給と、これを補完する諸手当から構成されています。職員の昇給・降給やボーナス(勤勉手当)には、人事評価の結果が反映されます。

 

令和2年国家公務員給与等実態調査によると本府省に勤務する一般職行政職は、平均年齢40.6歳、平均給与月額45万、ボーナス200万円、平均年収740万円、退職金2,140万円(定年)になります。本府省に勤務する外務省職員や在外公館に勤務する外交官についてもこの金額を参考に推定できます。
※ノンキャリアとキャリアどちらも含まれた金額

 

国家公務員の諸手当

 

本省勤務

 

扶養手当、住居手当、通勤手当、 単身赴任手当、地域手当、広域異動手当、特地勤務手当、寒冷地手当、特殊勤務手当、超過勤務手当、休日給、夜勤手当、宿日直手当、期末手当及び勤勉手当、本府省業務調整手当、初任給調整手当、専門スタッフ職調整手当、研究員調整手当など

 

海外勤務の場合

 

海外でも日本と同等の生活環境を維持するための手当として、赴任先の治安や経済状況を考慮した在勤基本手当や住居手当、特殊語学手当、研修員手当、子女教育手当などが支給されます。

 

大卒VS高卒初任給

 

試験 学歴 級・号棒 月額
総合職 院卒者 2級11号棒 264,400円
総合職 大卒程度 2級11号棒 232,840円
外務省専門職 大卒程度 1級25号棒 225,840円
一般職 大卒程度 1級25号棒 225,840円
一般職 高卒程度 1級5号棒 187,920円

※2020年4月1日の実績

 

キャリアVsノンキャリ生涯賃金(~定年まで)

 

外務省の生涯賃金(年収)は、国家公務員平均2億8000万円と同等に考えてよいかと思われます。また、外交官として海外勤務している職員はそれ以上、さらにキャリア官僚は外交官よりも多くなります。そして、高卒は大卒よりも少ないですが、大学でかかる費用を考えると、最終的に一般職大卒の職員と変わらないとも言われています。

 

外務省職員(キャリアVSノンキャリア)の年齢、役職別年収モデル

 

本府省

 

年齢 役職 年間給与
25歳 一般職員 320万円
25歳(キャリア) 外事職員 350万円
35歳 外事職員 450万円
35歳(キャリア) 係長・本府省課長補佐 730万円
40歳 外事職員・係長 550万円
50歳~ 係長・課長補佐・室長 670万円
40~50歳(キャリア) 本府省課長 1,000~1,200万円
50歳~(キャリア) 本府省課長・参事官 1,800万円
官房長・局長 2,200万円
事務次官 2,500万円

 

本省標準的キャリアアップ:一般職員⇒外事職員⇒係長⇒課長補佐⇒室長⇒課長

 

キャリア外交官(総合職)VSノンキャリア外交官(外務省専門職)年収比較

 

外交官には、「総合職」として採用された職員をキャリア外交官と呼ばれ、将来の大使や幹部候補生になります。いずれは大使や公使、さらには事務次官という重要なポストに就きます。その一方で、専門職として採用された外交官はノンキャリアに属します。

 

入省時点では大きな年収の違いはありませんが、キャリア外交官は昇進スピードが早く、手当を含めると若手でも1000万以上の年収が期待できます。その一方で外務省専門職員は、キャリア外交官との年収差はあるもの、平均給与は約35万円で、さらに在外公館に勤務している期間に関しては在外勤務手当も支給されます。

 

外国の領事館や大使館で勤務する場合、基本的な給与にプラスして様々な手当が付与されるのもキャリアに関わらず外交官の魅力です。そこで、30代のキャリア外交官の年収が1000万円に対し、ノンキャリア外交官は800万円程度見込めると推定できます。ちなみに、外務専門職員の年収はキャリア外交官よりも少ないですが、一般職で入省した外務省職員よりも多い年収が見込まれるということになります。

 

指定職俸給表適用を受ける外務省職員

 

組織 官職
外務本省 事務次官1名

外務審議官2名
官房長、局長11名
国際情報統括官1名
外務報道官1名
儀典長1名
部長3名
研修所長1名
監察査察官1名
審議官15名

在外公館 総領事12名

参事官15名

 

指定職棒給表が適用される国家公務員職員は、総勢1400人余。平均年齢56.7歳、1500万~2500万円の年収が見込めます。そのうち外務省は総勢64名になります。