越谷市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル

 

日光街道の旧越ヶ谷宿など歴史ある町並みが残る越谷市は、日本最大のショッピングセンターで有名な「イオンレイクタウン」があり、市外から多くの人が訪れています。また、四季折々のレジャーや景観が楽しめるスポットがあり、都心へのアクセス至便の良さから、ベットタウンとしてファミリーが多く住んでいるまちになります。

 

ここでは、越谷市役所採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。

 

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越谷市職員採用試験の難易度を徹底検証!

 

越谷市が求める職員像

  1. 市民と共に考え、行動する職員
  2. 広い視野と先見性を持った職員
  3. 自ら考え責任を持ち、挑戦する職員
  4. 市民に対し公正・公平・誠実に対応し信頼される職員

 

採用試験の情報

 

試験区分1 事務職員(大卒)、技術職員(大卒)
試験区分2

事務職員(短大卒・高卒・民間・障害者対象)
技術職員(短大卒・高卒・民間)、技術職員(電気主任技術者)
保育士、保育士(実務経験者)、保健師、獣医師、薬剤師
消防士(大卒、短大卒・高卒)
現業職員

試験区分3

技術職員建築、土木、電気、機械(大卒・短大卒・高卒・民間)
獣医師、看護師

 

越谷市役所の採用試験は、大きく試験区分1、2、3に分けて実施しています。そして、試験区分1については、全国に約340カ所あるテストセンターから1か所を自ら選択し、指定期間内に1次試験受験ができるので、幅広い人がチャレンジできます。また、事務の募集人数は、大卒40名に対し、それ以外は短大・高卒・民間合わせて若干名になっていますので厳しい試験になると思われます。

 

越谷市の各職種試験難易度ランク

 

ここでは、事務職をはじめ、消防士、技術職など、それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA~Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。

 

Aランク(偏差値60以上)
※国家一般職(大卒)、外務省

なし

Bランク(偏差値59~55)
※地方上級(政令都市)、東京消防庁

なし

Cランク(偏差値54~50)
※地方中級、国家一般職 (高卒)、消防士(大卒)

・事務(大卒)
・事務(短大卒・民間・高卒)
・保育士、保育士(実務経験者)、保健師、獣医師、薬剤師
・消防士(大卒・短大卒・高卒)

Dランク(偏差値49~45)
※地方初級、警察官(大卒)、消防士(高卒)

・技術職(短大卒・高卒・民間)
・現業職員

Eランク(偏差値44~40以下)
※警察官(高卒)、自衛官

なし

※各ランクの相当するレベル

 

越谷市職員試験の難易度は平均並み!大卒事務は地方中級並み

 

越谷市採用試験のなかで最も難易度が高いのは大卒事務になりますが、試験内容や倍率からみるとCランク、偏差値54ぐらいと思われます。その次に、比較的、倍率の高い短大、民間、そして合格者なしが続いている高卒試験になります。

 

その他、技術職や資格免許職に関しては全国並みの難易度と思われます。そして、意外にも現業職員(技能労務職)については、5倍程度の倍率で、教養試験が課せられるため、他の市役所に比べて難易度が高いと思われます。

 

事務(一般行政)の過去3年間の倍率

 

R5 R4 R3
事務職員(大卒) 3.6 3.7 3.4
事務職員(短大卒) 6.0 17.0 13.0
事務職員(高卒) 合格者なし 合格者なし 合格者なし
事務職員(民間) 7.3 5.5 7.6
事務職員(SE) 合格者なし 1.0
消防士(大学卒) 5.7 1.8 2.4
消防士(短大卒) 3.3 2.5 6.0
消防士(高校卒) 20.0 4.4 5.7

 

大卒事務、民間は全国平均水準!高卒は過去3年、合格者なし

 

越谷市事務の採用試験は、大卒に限り、例年3倍を推移し、一般的な市役所の倍率になります。また、民間に関しては7倍ですが、どの自治体も民間枠は高めなので、倍率で見る限り他の市役所に比べると比較的、低い水準かと思われます。そして、短大卒はR5年度こそ6倍ですが、それ以前は10倍以上なので高倍率の試験になります。

 

さらに、高卒試験は毎年、受験者がいるもの、最終合格に至っていないのが現状としています。また、消防士については高卒以外は平均並みの倍率になっています。

 

事務(一般行政)の試験内容!対策まとめ

 

1次試験 基礎能力(SCOA-A)、事務能力(SCOA-C)
2次試験 適性検査マークシート方式、面接試験
最終試験 個別面接

 

事務職採用試験は3次試験まで実施!どの区分も試験科目が同じ

 

越谷市事務職は、大卒、短大卒、高卒、民間どの区分も同じ試験科目で、1次試験に筆記、2次、3次に面接試験が課せられので、人物重視の採用試験になります。

 

1次試験突破するためにも基礎能力対策で試験傾向を掴む!

 

基礎能力(SCOA-A)(60分)
実社会で必要とされる基礎的な知的能力および学力を総合的に測定する試験
出題分野:「文章読解能力」「数的能力」「論理的思考能力」「人文・社会、自然に関する一般知識」「基礎英語」事務能力
事務能力(SCOA-C)(50分)
職務を遂行する上での具体的な処理能力を測定する試験
出題分野:「事務能力診断検査」

 

基礎能力(SCOA-A)は一般教養よりも試験内容が易しいですが、2次試験に進むためには、その試験傾向に慣れることが大事です。頻出問題の対策ができる問題集が販売されているので活用して得点力UPできるよう対策しておくと良いでしょう。

 

最終合格のポイントは面接試験攻略に限る!

 

越谷市は、2次、3次に面接試験が行われ、段階的にふるい落とされていくので、どちらの面接も重要になります。自治体によって質問内容が異なりますので、人物試験に強みのある公務員予備校を活用しての面接対策がおすすめです。多少、お金はかかるもの専門講師による指導は、効率的かつ効果的に対策できると思われます。

 

越谷市職員(一般行政職)の年収・給与・賞与について徹底調査!

 

平均年収 586.9万円
平均年齢 39.5歳
平均給料月額 311,791円
平均給与月額 400,207円
平均ボーナス 157.4万円
平均諸手当総額 88,342円
平均退職金 2394.8万円

※2022年実績

 

市職員の年収は高い?安い?

 

25位/埼玉県全64自治体
342位/全国地方公務員(全1788自治体)
249位/全国市役所(全772自治体)

 

越谷市事務職の年収は全国高めの水準!平均年齢が若い!

 

越谷市職員(事務)は平均年齢が若いわりに県内自治体のなかでも高めの年収を得ています。また、全国地方公務員、市役所のなかでも高水準の自治体になります。

 

職員の初任給

 

大卒 203,202円
短大卒 185,818円
高卒 173,946円

※R5年4月1日時点
※上記金額のほかに諸手当、期末手当、勤勉手当が支給。地域手当は含む

 

経験年数&学歴別平均給料モデル

 

経験年数10年 経験年数20年 経験年数25年 経験年数30年
大学卒 32歳 257,478円 42歳 379,386円 47歳 409,756円 52歳 432,844円
高校卒 28歳 228,800円 38歳 317,050円 43歳 363,675円 48歳 397,800円

※令和4年4月1日時点

 

越谷市役所は学歴による給料差が大きい!?

 

大卒、高卒関係なく越谷市事務職の給料は30~40代にかけて上昇率が高く、50歳以降になると緩やかな傾向にあります。そして、学歴による給料差が気になる方もいるかと思いますが、例えば大卒42歳、高卒43歳、また、大卒47歳、高卒48歳の給料比較すると、経験年数の長い高卒よりも大卒のほうが高めとなっています。

 

また、中堅職員になると管理職になる職員とそうでない職員の年収の差は開き、どうしても大卒職員のほうが高卒職員より高い年収を得ることになります。しかし、大学でかかった学費を考えると大卒、高卒の生涯年収はそれほど変わらないと思われます。

 

級別職員の年代及び給料

 

等級 職務内容 1号給~最高号給の給料月額 職員割合
1級 新卒者・20代 主事・技師 146,100円~278,100円 31.0%
2級 20代後半~30代 主任 231,500円~350,000円 18.1%
3級 30代 主査 264,200円~381,000円 9.1%
4級 30~50代 主幹 289,700円~393,000円 22.3%
5級 40~50代 副課長 319,200円~410,200円 6.3%
6級 40~50代 課長 362,900円~444,900円 8.9%
7級 50代 副部長 408,100円~468,600円 2.6%
8級 50代後半 部長 458,400円~527,500円 1.7%

※令和4年4月1日時点
※越谷市一般行政職員数1041人

 

越谷市役所(事務職)は、各経験年数、能力、貢献度などにより1級から8級の等級に属しています。最初の新卒採用時は主事・技師に任命され、その後、10年後には主任・主査に昇進している職員が多いようです。そして、採用20年後の40歳あたりになると主幹に昇級し、年収600万円ほど見込まれるようになります。

 

また、副課長は高卒職員でも能力次第で昇進できる役職になりますが、6級の課長クラス以降になるとほぼ大卒職員が占め、次長、部長は一部の職員のみ昇進できる役職になります。ちなみに、最高等級8級になると900~1000万円ほどの年収が期待できます。

 

越谷市職員(行政職以外)の給与、平均年収を調査!

 

職種 平均年齢 平均給料月額 平均給与月額
技能労務職 45.0歳 321,332円 375,830円

 

市役所職員の給料、給与で最も低い水準とされる技能労務職ですが、越谷市は比較的高い水準で、経過年数10年、20年の給料は、高卒事務職よりも高くなっています。その後、25年、30年になると高卒事務のほうが高くなりますが、給料だけでみると差はそれほど大きくないようです。ただ、諸手当が含む給与にするとやはり事務職のほうが高くなっています。それでも越谷市技能労務職の年収は、他の自治体に比べると高めになっています。

 

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