久喜市役所採用の難易度・年収モデル

久喜市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル

 

埼玉県東部に位置し、東京都心までは約50 kmの位置にある久喜市は、平成22年に菖蒲町、栗橋町、鷲宮町が合併して現在に至り、人口約15万人が暮らすまちです。

 

ここでは、久喜市役所採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。

 

 

 

久喜市職員採用試験の難易度を徹底検証！

 

久喜市は埼玉県東北部の中心都市として更なる発展に貢献できる職員を求めています！

 

 

採用試験の情報

 

※Ｒ５年度採用試験実施

 

久喜市役所は、一般事務、技術職（土木、建築）、資格免許職（社会福祉士、管理栄養士）の採用試験を実施しています。一般事務は学歴区分で募集しているわけではなく、大卒、短大卒、高卒また、いずれも卒業見込み者を含み20人程度の募集になります。また、別枠で民間経験者枠、障害者対象なども行っています。

 

久喜市の各職種試験難易度ランク

 

ここでは、事務職をはじめ、消防士、技術職など、それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA～Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。

 

Aランク（偏差値60以上） ※国家一般職（大卒）、外務省	なし
Bランク（偏差値59～55） ※地方上級（政令都市）、東京消防庁	なし
Cランク（偏差値54～50） ※地方中級、国家一般職 （高卒）、消防士（大卒）	・一般事務（上級・中級・初級） ・社会福祉士 ・栄養管理士 ・一般事務（民間） ・保健師
Dランク（偏差値49～45） ※地方初級、警察官（大卒）、消防士（高卒）	・消防士 ・技術職
Eランク（偏差値44～40以下） ※警察官（高卒）、自衛官	なし

※各ランクの相当するレベル

 

久喜市職員採用試験の難易度は全国平均水準！事務はやや高め

 

久喜市役所で最も難易度、偏差値の高い一般事務は、試験自体は全国並みの難易度ですが、学歴区分で募集していない点や倍率が高めなので、上級、中級、初級に関わらずＣランクの上位に位置づけています。その次に7～9倍を推移している社会福祉士や栄養管理士もやや難易度が高めと思われます。そして、消防士についても学歴区分の試験ではないですが、総合的に倍率が低めなのでＤランクに位置づけています。

 

事務（一般行政）の過去3年間の倍率

 

	R４	R３	R２
一般事務（上級）	5.0	6.0（上級・中級・初級含）	6.6（上級・中級・初級含）
一般事務（中級）	8.5	6.0（上級・中級・初級含）	6.6（上級・中級・初級含）
一般事務（初級）	5.7	6.0（上級・中級・初級含）	6.6（上級・中級・初級含）
一般事務（民間）	8.2	8.0	ー
一般事務 （就職氷河期世代）	ー	71.0	44.0
消防士 （上級・中級・初級）	4.2	3.7	2.6

※消防士は埼玉東部消防組合

 

久喜市事務職の倍率は全国平均よりやや高め！消防士は平均並み

 

事務（一般行政）の試験内容！対策まとめ

 

	一般事務（大卒、短大卒、高卒）	一般事務（民間等経験者）
第1次試験	個別面接	個別面接
第2次試験	性格検査、教養試験、作文試験	社会人基礎試験、作文試験
第3次試験	個別面接	個別面接

 

久喜市役所は、面接試験のウエイトが高い採用試験！

 

職員採用受験案内で『ずばり！人物重視！！全員面接、今年も実施します！』と宣言しています。2次試験に筆記試験があるもの、人物評価に重点を置いた試験になります。筆記対策と同時に万全な面接対策が最終合格のカギになります。

 

教養試験は学歴に応じた問題が出題

 

 

2次試験に課せられる教養試験は、知識より論理的思考等の知能を重視する試験と思われます。これまでと比べて時事を重視し、社会的に幅広い分野の題材（ICT、環境問題、社会保障など）も出題されるので対策しておく必要があります。

 

民間枠の筆記は教養試験よりも易しい

 

社会人基礎試験は、公務員として必要となる基礎的な知的能力について、多肢択一式による筆記試験になります。社会的関心と理解、言語的な能力、論理的な思考力の３分野について問う問題が出題されます。3次試験に進むためにも、問題になれ試験傾向を掴んでおくことが大切です。

 

久喜市職員（行政職）の年収・給与・賞与について徹底調査！

 

※2022年実績

 

市職員の年収は高い？安い？

 

 

久喜市事務職の年収は一般サラリーマン平均よりかなり高め！

 

埼玉県自治体、全国市役所のなかでは中間あたりの年収になりますが、全国地方公務員では平均より高めになります。

 

新卒職員の初任給（地域手当含む）

 

※Ｒ４年４月１日時点
※上記金額のほかに諸手当、期末手当、勤勉手当が支給

 

経験年数＆学歴別平均給料モデル

 

	経験年数１０年以上 １５年未満	経験年数２０年以上 ２５年未満	経験年数２５年以上 ３０年未満	経験年数３０年以上 ３５年未満
大学卒	32～36歳　267,747円	42～46歳　356,706円	47～51歳　383,283円	52～56歳　405,690円
高校卒	28～32歳　239,880円	38～42歳　320,325円	43～47歳　351,824円	48～52歳　369,530円

※令和4年4月1日時点

 

久喜市役所は学歴による給料差が大きい？！

 

久喜市職員（事務）は、初任給から50代まで大卒、高卒の給料の差が、他の自治体に比べて大きいと感じられます。年収にすると大卒20代なら300万以上、高卒では260万円、30代なら440万円以上に対し、高卒は400万円ほど、40代は大卒600万に対し、高卒は560万円の見込みとなり、学歴による年収差が見られます。

 

ただ、生涯年収で考えると、大学でかかった学費（私立大の場合1200～1500万円）を差っ引くと高卒とそれほど変わらないと思われます。

 

級別職員の年代及び給料

 

等級	職務内容	１号給～最高号給の給料月額	職員割合
1級	20代　主事	146,100円～297,100円	27.7%
2級	30代～　主任	231,500円～380,000円	27.5%
3級	40代　係長	264,200円～394,500円	17.0%
4級	40～50代　課長補佐	289,700円～400,000円	11.7%
5級	40～50代　課長	319,200円～422,200円	9.2%
6級	50代　副部長	362,900円～455,300円	5.2%
7級	50代半ば　部長	408,100円～477,600円	1.8%

※令和4年4月1日時点
※久喜市一般行政職員数618人

 

久喜市事務職は、新卒採用時に主事に任命され、その後、30歳ぐらいで主任、40歳ぐらいで係長に昇進している職員が大半を占めています。1級から3級までは職員全体の7割を占め、係長で定年を迎える職員もいます。また、経験値、能力、実績によっては、係長からさらに課長補佐へ昇級することも可能で、高卒職員でも能力次第では昇進できる役職になります。

 

しかし、課長以降は大卒職員が占め、また、副部長、部長においてはほんの一部の職員のみ昇進できる役職になります。ちなみに、最高等級７級になると800万～900万円以上の年収が見込めるようになります。

 

久喜市職員（行政職以外）の給与、平均年収を調査！

 

職種	平均年齢	平均給料月額	平均給与月額
技能労務職	56.7歳	287,700円	318,769円

 

久喜市役所の職員のなかで年収が最も低い水準になる技能労務職は、他の市役所に比べてもやや低めの給料、給与になります。しかし、一般サラリーマンや久喜市民の平均年収と比較すると高い水準になります。また、公務員職は、老後も安心して暮らせる点も強みと感じられます。

 

 

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