上尾市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル

 

明治22年に誕生した上尾町は、昭和33年に近隣の平方町、原市町、大石村、上平村、大谷村との合併により現在の上尾市になります。埼玉県の南東部に位置し、県内でも都心に近い場所にあるのでベットタウンの特性が強く、活気ある街並みに豊かな自然の両方が備わっているまちです。

 

ここでは、上尾市役所採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。

 

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上尾市職員採用試験の難易度を徹底検証!

 

上尾市が求める職員像

  1. 人間性豊かな職員
  2. 未来を築く職員
  3. 経営感覚を持った職員
  4. 学び、育てる職員
  5. 上尾を愛し、伝統をつくる職員

 

採用試験の情報

 

春期試験

公式サイトから削除されているため不明
※例年だと事務は障害者対象のみ実施

8月~10月試験 一般事務(大卒・短大卒・高卒)、一般事務(障害者)、土木、建築、保健師
冬期12月から2月試験 一般事務(大卒・短大卒・高卒)、一般事務(障害者)、土木、建築、保健師

 

上尾市役所の採用試験は、春、夏~秋、冬の3回実施しています。事務職は、大卒、短大卒、高卒、障害者対象、そして、土木や建築は社会人の方も受験できます。

 

上尾市の各職種試験難易度ランク

 

ここでは、事務職をはじめ、消防士、技術職など、それぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA~Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。

 

Aランク(偏差値60以上)
※国家一般職(大卒)、外務省

なし

Bランク(偏差値59~55)
※地方上級(政令都市)、東京消防庁

一般事務(大卒・短大卒・高卒)

Cランク(偏差値54~50)
※地方中級、国家一般職 (高卒)、消防士(大卒)

消防士
保健師

Dランク(偏差値49~45)
※地方初級、警察官(大卒)、消防士(高卒)

土木、建築

Eランク(偏差値44~40以下)
※警察官(高卒)、自衛官

なし

※各ランクの相当するレベル

 

上尾市の事務職難易度はとても高い!それ以外は易しい

 

上尾市役所の事務試験は、大卒、短大卒、高卒含めての募集になり、例年、大卒の受験者が最終合格に至っています。そのため、短大卒、高卒受験生にとっては非常に難易度の高い試験になります。また、大卒においても試験自体は全国水準になりますが、採用人数に対し受験者数が多く、毎年、高い倍率を推移しています。そのため、一般事務は学歴に関係なくBランクに位置づけています。

 

そして、消防士は毎年、募集しているわけではないので、採用募集の際は競争率の高い試験になることが予想されCランクに位置づけています。

 

事務(一般行政)の過去3年間の倍率

 

R4 R3
一般事務(大卒)

8月~10月試験:9.9
冬試験:9.2

8月~10月試験:28.0
冬試験:23.5

一般事務(短大卒)

8月~10月試験:なし
冬試験:14.0

合格者なし
一般事務(高卒) 合格者なし 合格者なし

 

上尾市の一般事務採用試験の倍率は非常に高い!

 

上尾市役所の大卒、短大卒、高卒対象一般事務試験は、例年2回行われていますが、どちらも高倍率を推移しています。また、合格者のほとんどが大卒ということから、短大卒、高卒試験は非常に厳しい試験になります。

 

事務(一般行政)の試験内容!対策まとめ

 

大卒・短大卒・高卒 高校生現役
第1次試験 人物試験(面接)、適性検査 人物試験(面接)、適性検査
第2次試験 教養試験 教養試験
第3次試験 グループワーク、人物試験(面接) なし

 

上尾市採用試験は1次、3次に人物試験、2次に教養試験実施!

 

上尾市事務職の採用試験は、2次試験に学歴に応じた教養試験が実施されるのが特徴です。そのため、1次試験で振るい落とされないためにも、面接、適性検査対策が必須です。そして、現役高校生は2次試験で最終合格が決定されるので、万全な筆記対策をしておく必要があります。また、高校卒見込み者以外は3次試験に進むためにも、やはり教養試験に向けて学習しておくことが大切です。

 

教養試験は知能重視型

 

教養試験内容
公務員として必要な一般的知識および知能について、多肢択一式による試験
【出題分野】文章理解、判断・数的推理、資料解釈に関する能力を問う問題、時事、社会・人文に関する一般知識

 

上尾市の教養試験は、知識より論理的思考等の知能を重視する試験(知能分野27題、知識分野13題)が予想されます。特に、文章理解や数的処理などウエイトの高い出題内容になっているので、苦手としている人は重点的に対策しておくと良いでしょう。

 

最終合格の攻略は面接対策に注力している予備校の活用

 

面接練習は一人では非効率的ですので、人物試験に熟知している講師に指導してもらうことが最終合格の近道です。近年、人物重視の採用試験が主流になっているため、公務員予備校においても十分に対応できるよう、万全な体制が整っているところが増えています。多少、お金はかかるもの効率的かつ合格に必要なポイントを伝授してくれ合格へ導いてくれると思われます。

 

上尾市職員(行政職)の年収・給与・賞与について徹底調査!

 

平均年収 584.5万円
平均年齢 41.3歳
平均給料月額 315,810円
平均給与月額 406,142円
平均ボーナス 152.8万円
平均諸手当総額 90,642円
平均退職金 2270.1万円

※2022年実績

 

市職員の年収は高い?安い?

 

26位/埼玉県全64自治体
374位/全国地方公務員(全1788自治体)
268位/全国市役所(全772自治体)

 

上尾市事務職の年収は全国平均より高い水準!

 

埼玉県自治体のなかでは中間よりやや高めの水準ですが、全国地方公務員、市役所のなかでは高めの年収になります。上尾市役所(事務)の給料は平均水準ですが、諸手当等の金額が9万円と他の自治体より高いのが年収引き上げの要因かと思われます。

 

職員の初任給

 

大卒 203,202 円
短大卒 185,818 円
高卒 173,946 円

※R5年4月1日時点
※上記の他、通勤手当、住居手当、扶養手当、時間外勤務手当などの各種手当が支給

 

経験年数&学歴別平均給料モデル

 

経験年数10年 経験年数20年 経験年数25年 経験年数30年
大学卒 32歳 268,086円 42歳 354,900円 47歳 387,136円 52歳 412,013円
高校卒 28歳 233,550円 38歳 297,433円 43歳 356,200円 48歳 379,550円

※令和4年4月1日時点

 

大卒VS高卒の給料格差は大きい?小さい?

 

採用後の経過年数でみると、10年後は3.5万円、20年後においては5.7万円とかなり差があり、その後は3万円の差になります。また、同年齢で比べると約1万円強となりますが、管理職手当がつくようになるとかなり大卒、高卒の年収差が見られると思われます。ただ、生涯年収でみてみると、大学でかかった学費のことを考えると大卒、高卒それほど変わらないと思われます。

 

級別職員の年代及び給料

 

等級 職務内容 1号給~最高号給の給料月額 職員割合
1級 20代 主事・技師 150,100円~278,100円 15.0%
2級 20代後半~ 主任 234,400円~350,000円 38.3%
3級 30代~50代 主査 263,700円~393,000円 15.8%
4級 30~50代 副主幹 291,600円~410,200円 12.9%
5級 30~50代 課長・主幹 300,500円~444,900円 14.3%
6級 40~50代 次長・副参事 329,700円~467,100円 2.3%
7級 50代前半 部長・参事 359,200円~508,700円 1.4%

※令和4年4月1日時点
※上尾市一般行政職員数658人

 

上尾市役所(行政職)は、1級から7級までの等級があり、1級の主事は新卒、20代職員が属しており、20代後半から30歳にかけて2級主任に、その後、40歳ぐらいで主査に昇級している職員が多いようです。また、経験値、能力により副主幹・主幹に昇級でき、高卒職員でも可能としています。

 

しかし、課長、次長、部長に昇格できるのは大卒でもほんの一部の職員のみになります。ちなみに、最高等級の7級になると800万~1000万円近い年収が見込めます。

 

上尾市職員(行政職以外)の給与、平均年収を調査!

 

職種 平均年齢 平均給料月額 平均給与月額
技能労務職 50.6歳 322,884円 362,959円

 

上尾市職員のなかで最も給料、給与の低い技能労務職は、行政職と比べるとかなり年収差はありますが、一般サラリーマンや上尾市民の平均年収と比べると技能労務職のほうが高い水準になります。

 

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