高槻市役所採用の難易度・年収モデル

高槻市役所採用の難易度・年齢別の年収モデル

 

住宅都市、工業都市の特徴をもつ高槻市は、1943年（昭和18年）市制誕生し、現在、人口約35万人が暮らす中核市になります。交通の便が良く、再開発に伴いファミリー層の移住が目立ち、利便性の良い生活環境と豊かな自然が調和しているまちになります。

 

ここでは、高槻市採用試験を検討している方のために、大卒、高卒等の試験難易度をはじめ、職員の平均年収や学歴別の給与、給料などもまとめていますので参考にして下さい。

 

 

 

高槻市職員採用試験の難易度を徹底検証！

 

高槻市は、『使命感を持ち、常に前向きな気持ちで取り組むことができる自律した職員』を求めています。

 

採用試験の情報

 

大卒	事務系、技術系（土木、電気、機械、化学）
短大・高卒	事務系、技術系（土木、電気、機械、化学）
職務経験者	事務系（大卒）
障がい者対象	事務（大卒）、事務（短大・高卒）
資格・その他	獣医師、任期付看護師、保育教諭（A・B）・任期付保育教諭、心理職、診療放射線技師、技能職（塵芥収集等）

※Ｒ５年度採用試験実施

 

高槻市役所は、大卒、短大卒・高卒、職務経験者、障害者向けに事務採用試験を実施しており、第１次試験では教養試験のかわりに基礎能力検査と事務能力検査を実施しています。テストセンター方式なので、幅広い人がチャレンジしやすくなっています。そして、事務のほかに、技術職や資格免許職、消防史員、技能職なども試験が実施されています。

 

高槻市役所の各職種試験難易度ランク

 

ここでは、行政＆事務職をはじめ、消防士、資格免許職、技術職などそれぞれの採用試験の難易度を倍率と試験内容から総合的な観点からA～Dまでランク付けしてみましたので参考にして下さい。

 

Aランク（偏差値60以上） ※国家一般職（大卒）、外務省	なし
Bランク（偏差値59～55） ※地方上級（政令都市）、東京消防庁	事務Ａ（大卒） 事務Ｂ（職務経験者）
Cランク（偏差値54～50） ※地方中級、国家一般職 （高卒）、消防士（大卒）	事務（短大・高卒） 学芸員 消防史員（大卒） 消防史員（短大・高卒） 資格免許職 大卒技術系（土木、電気、機械、化学） 技能職
Dランク（偏差値49～45） ※地方初級、警察官（大卒）、消防士（高卒）	短大・高卒技術系（土木、電気、機械、化学）
Eランク（偏差値44～40以下） ※警察官（高卒）、自衛官	なし

※各ランクの相当するレベル

 

高槻市役所の採用試験は平均より難易度が高い！特に事務系はどの区分も厳しい試験

 

事務（一般行政）の過去3年間の倍率

 

	R４	R３	R２
事務Ａ（大卒）6月	24.06	23.41	8.40 26.40（9月試験）
事務（短大・高卒）	24.0（高卒）	48.0（短大卒） 29.0（高卒）	11.0（短大卒） 21.0（高卒）
事務Ａ（11月試験） 事務Ｂ（職務経験者）	35.67	48.67（事務Ｂ）	ー
消防史員（6月試験）	大卒Ａ：ー 大卒B：11.67 短大卒：8.0 高卒：17.50	大卒Ａ：3.0 大卒Ｂ：3.33 短大卒：ー 高卒：11.50	5.75（大卒・短大・高卒） 2.50（大卒Ｂ）
消防史員（9月試験）	大卒：3.0 短大卒：8.0 高卒：5.0	大卒：7.0 短大卒：8.0 高卒：ー	14.0（大卒・短大・高卒）

 

大卒、短大・高卒、社会人どの区分も高槻市事務は非常に高い倍率を推移

 

大卒Ａ（6月試験）はＲ４年、３年度の受験者数が700～800人のなかで採用人数は30名前後ということで、20倍以上の倍率結果になります。また、短大、高卒程度については、若干名の採用人数であることから、例年、高倍率を推移しています。そして、消防史員も全体的に他自治体に比べると競争率の高い試験になります。

 

事務（一般行政）の試験内容！対策まとめ

 

	事務Ａ（大卒）6月試験	事務B（職務経験者）	事務（短大・高卒）	事務Ａ（大卒）11月試験
第1次試験	基礎能力検査 事務能力検査	作文試験 （申込時に提出）	基礎能力検査 事務能力検査	作文試験 （申込時に提出）
第2次試験	適性検査（ＷＥＢ） 個人面接	事務能力検査 適性検査 個人面接	適性検査（ＷＥＢ） 集団討論 個人面接	適性検査（ＷＥＢ） 個人面接
第3次試験	集団討論 個人面接	個人面接	個人面接	個人面接
第4次試験	個人面接	なし	なし	なし

 

高槻市事務は、複数回の面接試験実施！人物評価に重点を置いた採用試験

 

高槻市は、大卒Ａが2回、短大・高卒対象に1回、職務経験者向けの事務Ｂ1回試験が実施され、大卒Ａ（6月）に限り、4次試験まで行われています。それ以外は3次試験までですが、1次の筆記試験以外は人物試験になります。面接試験に向けた対策は必然的になりますが、ＳＯＣＡ（基礎能力検査・事務能力検査）についても、1次試験で振るい落とされないためにも得点力ＵＰしておくことが大切です。

 

高槻市職員（一般行政職）の年収・給与・賞与について徹底調査！

 

※2022年実績

 

高槻市役所の年収は高い？安い？

 

 

高槻市事務の年収は全国上位！大阪でも高めの自治体

 

全国地方公務員、市役所のなかで高水準の年収になる高槻市は、諸手当が平均12万円以上と高いことが年収引き上げの要因の一つになります。

 

新卒職員の初任給（地域手当含む）

 

※Ｒ５年４月１日時点
※上記金額のほかに諸手当、期末手当、勤勉手当が支給　

 

経験年数＆学歴別平均給料モデル

 

	経験年数10年	経験年数20年	経験年数25年	経験年数30年
大学卒	32歳　248,846円	42歳　350,132円	47歳　372,361円	52歳　403,746円
高校卒	28歳　229,500円	38歳　314,250円	43歳　333,450円	48歳　338,650円

※令和4年4月1日時点

 

高槻市役所は、大卒、高卒の給料差が大きい！？

 

毎年の昇給により、学歴に関係なく年収は上昇していきますが、大卒42歳、高卒43歳、また、大卒47歳、高卒48歳を同年齢で換算して比較すると、他の自治体に比べてかなりの給料差が見られます。そして、40代、50代になると管理職手当の加算により、平均年収は大卒のほうがさらに高くなります。

 

級別職員の年代及び給料

 

等級	職務内容	１号給～最高号給の給料月額	職員割合
1級	50代　部長、理事	388,500円～522,300円	1.1%
2級	50代　部長代理、参事	347,900円～468,600円	3.1%
3級	40～500代　課長、主幹	325,000円～443,100円	7.6%
4級	40～50代　課長代理、所長、副主幹	289,700円～393,000円	13.3%
5級	30～50代　係長、主査	264,200円～381,000円	17.8%
6級	30～40代　主任	231,500円～350,000円	9.5%
7級	20～30代　職員（高度）	195,500円～304,200円	41.0%
8級	新卒職員・20代　職員	146,100円～247,600円	6.7%

※令和4年4月1日時点
※高槻市一般行政職員数1164人

 

高槻市事務は、8級から1級までの階層があり、8級から6級までに5割強の職員が占め、新卒職員から40代までの職員が属しています。そして、5級の主査は早ければ30代、係長は40歳ぐらいに昇任されている職員が多いようです。その後、順調であれば課長代理、50代で課長に昇進することも可能です。ただ、2級の部長代理、部長になると大卒でもほんの一握りの職員のみ昇進できる役職になり、最高等級の8級は1000万近い年収が見込まれます。

 

高槻市職員（行政職以外）の給与、平均年収を調査！

 

職種	平均年齢	平均給料月額	平均給与月額
技能労務職	43.8歳	275,907円	357,427円
教育職（幼稚園、小・中学校）	33.7歳	264,085円	331,862円

※令和4年4月1日時点

 

高槻市職員の年収は、行政職と教育初を比べると、諸手当が高めの行政職のほうがやや高い年収を得ていると思われます。そして、給料、給与ともに職員全体のなかでは低い水準になる技能労務職ですが、他の自治体と比較すると平均より高い水準で、40半ばで500万円ほどの年収が見込まれ、一般サラリーマンや高槻市民の平均年収に比べると高いと感じられます。

 

 

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